車のカスタマイズの話というよりは物事の捉え方の違いではないでしょうか?(いつもり長文です)

私の愛読しているブログ記事が話題に

カスタムを始めるということは、そのクルマから心が離れかけている証明なのかもしれない(CL) | 自動車情報サイト【新車・中古車】 – carview!

ボクはふと考えた。クルマのカスタムを始めるということは、そのクルマへの愛情を失いつつあるからではないか。そして、その失われてゆく愛情をクルマに悟られまいとして、もしくは無理やり自分に「まだこのクルマに愛情を失っていない」と納得させるためにカスタムをするのではな


私が愛読している車関係のブログがいくつかありますが、一番読ませて頂いているに「
Life in the FAST LANE. というブログがあります。

ブロガーさんはスーパーカーオーナーでいつも非常に豊富な知識と幅広い見識が垣間見れるブログとして愛読しています。

その中のいくつは自動車関係のメディアに転載または別途執筆されていますが、その中の記事の1つが少し前の記事ですが冒頭にリンクしている「カスタムを始めるということは、そのクルマから心が離れかけている証明なのかもしれない」。

私も拝読していてそのような考え方もあるなあ、とある意味共感して読ませていただいた記憶があります。

クルマをカスタムすることは、そのクルマから心が離れかけていることの証明??カスタムしたいからする、ただそれだけ | Creative Trend

先日、とあるライターさんの記事を見て純粋に感じたことを以下に記したいと思います。 その記事のタイトルは「 カスタムを始めるということは、そのクルマから心が離れかけている証明なのかもしれない 」というもの。 …


また、別途私が定期購読させていただいているCreative Trendというブログも豊富な知識とニュース性高い記事をコンスタントにアップされているので、楽しく読ませていただいています。

偶然にもCreative TrendにてがLife in the FAST LANE. の上記の記事について私見を述べられていたことに最近気づきましたので、私も少し気になっていた内容ですから、今度は私の私見を少し書かせてもらえればと思います。

Life in the FAST LANE.の記事の私なりの解釈

Life in the FAST LANE.の筆者の主張は車のカスタマイズはその車を自分好みに仕上げることと定義。

よって基本的には車を購入する時に決めているカスタマイズは問題ないが、車購入後に決めたカスタマイズは車を購入した後に分かった車への不満点を解消するための施策。

車への不満点=その車への愛情が薄れているから、その不満点を解消するためのカスタマイズは車にとって失礼ではないか?

これが私なりのLife in the FAST LANE.の筆者の主張と思います。

Life in the FAST LANE.のブログをずっと拝読していると気づきますが、筆者は車を購入する際にカスタマイズ内容をかなり綿密に決定し、購入と同時にカスタマイズされていることが多いと感じています。

これは今回のブログの記事の考え方に沿った行動と思われるので、主張に一貫性が感じられます。

しかし、多くの方はそこまで綿密にカスタマイズの計画を車の購入前に決めて即実行される方は少なく、車と付き合いながら徐々にカスタマイズの方向性を考える方の方が多いと思いますので、その部分において違和感を感じる場合もあると思います。

キャッチーなタイトルもこの違和感を助長しているかもしれません。

Creative Trendの記事の私なりの解釈

Life in the FAST LANE.の筆者の主張に対してCreative Trendの筆者の主張は、カスタマイズと車への興味関心は別物だと定義し、車の購入前でも車の購入後でもカスタマイズすることは楽しいことなので、Life in the FAST LANE.の筆者の考え方は少し寂しい考え方ではないか、という主張。

またさらに、興味がなくなった車にわざわざ費用をかけてカスタマイズするという考え方は基本的には難しいのではないか?と述べています。

多くの読者さんもどちらかといえばCreative Trendの筆者に近い考えの方が多いのではないでしょうか?

車を実用的な道具を考える方には全く理解されないと思いますが、車を嗜好品の1つと考えている人からすれば、カスタマイズも楽しい、新しく見つけた車を欲しいと思うことも楽しい。

さらに、新しく見つけた車に買い換える際には現在の愛車にも心残りがある場合が多いと思います。

さらっと2つの記事を読み比べた場合は、Creative Trendの筆者に共感を覚える方が多いと思いますし、私も共感できる部分が多かったのも事実です。

潜在的な事象と顕在的な事象

私の個人的な見解ですが、この2つのブログの記事に共通することは2人の筆者は共に車に対して非常に興味関心が高く、愛着を持って接しておられることだと思います。

それなのに2人の筆者の主張がことなっている理由は、潜在的な事象と顕在的な事象を比較されているからだと感じます。

この場合の潜在的事象と顕在的事象とは「新しい車の購入を検討する」または「今の車を別のものに置き換える」という部分が顕在化しているか、潜在化したままなのか?の違いではないでしょうか?

Life in the FAST LANE.の筆者は「新しい車の購入を検討する」または「今の車を別のものに置き換える」という部分が潜在的なニーズなので、潜在的に迷っている状態でカスタマイズすることが気になっています。

それを筆者なりの言葉で表現したのが「カスタムを始めるということは、そのクルマから心が離れかけている証明かもしれない」という表現されている。

それに対してCreative Trendの筆者さんは、新しい車の購入を考えたり、今の車を別のものに置き換えることは既に顕在化して決まっているのだから、「カスタムを始めるということは、そのクルマから心が離れかけている証明かもしれない」とは考えられない、という意味ではないでしょうか?

これは車のカスタマイズへの考え方というよりは、物事の捉え方の違いであって、カスタマイズすることを否定することでもなく、またネガティブな意見とも言えないと思います。

私もどちらかと言うとLife in the FAST LANE.の筆者のようの新しい車を購入する際には、基本的なカスタマイズの方向性は決めています。

カスタマイズの方向性が決まるということは、方向性を実現するためにどんなパーツが必要なのかを事前に見積もって可能な範囲でできるだけ早く完成形に近づけようと思っています。

しかし、実際には費用の問題などもあり全てを一気にカスタマイズできない場合も多く、車に乗り続けながらカスタマイズを行うことがほとんどです。

また、カスタマイズの方向性もあまりカチっと決めるのではなくある程度柔軟にできる余地を残すようしていますので、後から追加のカスタマイズを行うことも度々あります。

なので、私は2人の筆者が言わんとしていることの両方に共感を覚えていますので、どちらが正解でどちらが間違いということも言うつもりはありません。

2人の筆者と同じ様に車が大好き、カスタマイズも大好きなクルマバカ(失礼)ですので、どちらの主張にも共感を覚えます。

強いて言えば、「カスタムを始めるということは、そのクルマから心が離れかけている証明かもしれない」というタイトルが少しキャッチー過ぎて独り歩きしてしまったために、誤解が生じてしまったのかもしれません。

 

*この記事は私の個人的な見解、解釈であり2つのブログの記事の優劣を決める意図はございませんので悪しからずご了承ください。