最近はスープラ A90で話題のトヨタですが、現在販売中の新世代クラウンで採用されている「残価据置ローン」というのを初めて聞きましたので調べてみました。

一般的には残価設定ローンがポピュラー

残価設定ローンは本当に得なのか?メリットとデメリット

新車が昔に比べると売れなくなっている日本の自動車市場において、自動車メーカーもあらゆる手段で新車の購入を促しています。

最近ではかなり普及しているのが残価設定ローンと言われるタイプの自動車ローン。

詳細はリンク先のページで説明していますので詳細は省きますがざっくり言えば、月々の支払いが少なくて済む自動車ローンです。

その代り、3年または5年後に車をディーラーに返却する、未払い分の金額を支払って所有する、そのまま別の車に乗り換えるなどの選択が必要になります。

なので、車検ごとに車を乗り換える方には車を所有した期間分の車の価値部分を支払うことになるので、毎月の返済額が少なくなります。

近年の自動車ローンのかなりの割合はこの残価設定ローンになってると言われているほど、ポピュラーになっています。

残価据置ローンとは?

ここで今回の新世代クラウンに採用されている残価据置ローンについて説明したいと思います。

新世代クラウンの残価据置ローン

新世代クラウンの残価据置ローン


こちらの画像は新世代クラウン 2.5L ハイブリッド アドバンスというグレードの残価設定ローンと残価据置ローンの支払い方法です。

これを比べるとひと目で分かりますが残価設定ローンと残価据置ローンで同じ部分と違う部分があります。

残価設定ローンと残価据置ローンと同じもの

残価を設定し、その残価の支払いを先延ばしにしている

残価設定ローンと残価据置ローンと違うもの

毎月の支払いの発生の有無

要するに、残価据置ローンとは残価設定ローンの類似のローン形態であるということです。

数年後の残価を設定し、その残価の支払いを先延ばしにすることは同じですが、毎月分割で残価以外の部分を支払うのか、残価以外の部分を頭金と一括で支払うのかの違いです。

その証拠に残価の設定額は残価設定ローンも残価据置ローンも同じになっています。

残価設定ローンと残価据置ローンではどちらが得するのか?

結論から先に書けばどちらを選んでもメリットは同じであるということ。

頭金を多めに支払えばその分ローン金利が安くなると思われる方もいらっしゃると思いますが、残価設定ローンも残価据置ローンも支払総額に対して金利がかかりますので、頭金を多く支払っても金利の支払総額は同じです。

頭金を多く用意できるのであれば通常のローンを組んだ方が支払い金利は減る場合が多いと思いますが、毎月の支払額が発生します。

なので、残価据置ローンを利用されるのであれば、比較するのは残価設定ローンと通常の自動車ローンも比較して家計に負担のない支払い方法をチョイするのが良いと思います。