嫁さんのフィアット500Xが一年点検ということでディーラーに行くとアルファロメオ・ジュリアの限定車「カルボニオ」を見てきました。

アルファロメオ・ジュリア・クアドロフォリオ「カルボニア」とは

  • トロフェオホワイト(3層コート)のボディカラー
  • アルミ製フューエルフィラーキャップ
  • カーボンファイバー製のサイドミラーカバー
  • カーボンファイバー製シフトノブインサート
  • イルミネーテッド・ドアシルガード
  • ダークグレーの鍛造19インチホイール
  • 限定台数50台

ざっくり言うとこんな感じのオプションパーツてんこ盛りで価格がお買い得なも限定車ということになります。

ボディーカラーはパールホワイトなんですが、トロフェオホワイトと聞くだけで特別な色に感じるのがイタリア車の特権。

まだ発売間もないアルファロメオ・ジュリアにこんなに早く特別仕様車が登場すると「売れてないの?」と思いますが、こんなに早く特別仕様車が搭乗するということは、最初の予定通りということです。

アルファロメオやフィアットは通常のカタログモデルよりもこのような限定者を定期的に販売してこれまで販売台数を伸ばした経験があるので、ジュリアに関しても同様と思われます。

1,000万円する車かどうか?

スペックなどは過去の記事を参考にしてもらうとして、まずは内装から。

これでもか!というほどレザーがふんだんに使用されています。

ステッチも赤いステッチでブラックレザーとコンビネーションもその気にさせてくれる雰囲気です。

ただし、レザーシートは見るからに小ぶりなシートであり、BMW3シリーズやメルセデス・ベンツCクラスと比べても小ぶりなサイズ。

これはセンターコンソールの大きさを見れば一目瞭然で少しライバルよりも室内空間が狭い感じです。

これを人馬一体と見るか、シャシー合成アップのためにセンターコンソールが大きくなり室内が狭くなったと見るかは個人の主観になりますね。

エクステリアに関してはベースグレードとそんなに差別化されていない感じですが、このリアディフューザーは迫力満点。

マフラーはレコモンならサンドは天下一品のハズですが、今回は確認できず。

鍛造19インチのホイールは、最近流行りのY字スポークでかなり軽量に見えるデザイン。

ブレーキキャリパーの赤とビッグローターがその気にさせて切れる予感。

アルファロメオ・ジュリア「カルボニア」を購入しない理由

実は私がBMW M4 コンペティションを発注する際に、この「カルボニア」の情報はディーラーから聞かされていました。

もちろん、購入して欲しいと思っているので営業してきた訳ですが、残念ながら試乗することなくBMW M4 コンペティションを発注しました。

個人的にはデザイン的にはクーペボディの車が欲しかったのですが、実用性から考えると4ドアの車も検討してはいました。

もちろん、その場合はBMW M3 コンペティションとの競合になるので一時は真剣に考えましたが、結局はアルファロメオ・ジュリア・クアドロフォリオには試乗すらせずに諦めました。

アルファロメオ・ジュリア・クアドロフォリオ・カルボニアを購入しない理由

  • リセールバリューが心配
  • ディーラーの体制が心配

この2つが大きな理由です。

リセールバリューに関してはBMWも偉そうには言えませんが、久しぶりに発売された高額なアルファロメオが数年後に市場でどのような評価を得ているかは誰にも分かりません。

過去アルファロメオという車は信頼性という部分で中古車市場では評価が低い傾向にあるので、ここは様子を見る方が懸命だと判断しました。

実は2つめの理由の方が私的には重要です。

アルファロメオのディーラーでは1000万円級の車を販売した経験が乏しい。

例えば、BMWと比べても体制は脆弱と言わざるをえないのは明白です。

私はこのディーラーでアバルト500とフィアット500Xを購入しましたが、点検や修理の際の代車が用意できない。

これって、小型車のディーラーなら許せるでしょうが1000万円級の車を販売するディーラーとしては顧客満足度を高めることは難しいと思います。

高級車を購入する人の価値観もいろいろですが、その金額にふさわしいサービスも含めての金額だと思っています。

本当にアルファロメオがジュリア・クアドロフォリオを拡販したいのなら、まずはそこからサービス体制を強化するのが良いと思っています。

いつまでもクルマ好きな人だけに車を売っているのではダメだと思います。