MSS Sports Fully Adjustable Kit(以下MSS)は車高調ではありませんが車高調整が可能なダウンサスですので、電子制御ダンパーなどが付いている車両には純正の電子制御ダンパーを交換することなく車高を下げることが出来る便利なサスペンションキットです。

MSS Sports Fully Adjustable Kitは車高調なのか?

購入することが決まったBMW M440iグランクーペ G26の車高調は何を選ぶべきか?

こちらの記事でもお伝えしているMSS Sports Fully Adjustable Kit(以下MSS)ですが、簡単に説明すると車高調整機能付きのダウンサスということになります。

一般的に車をローダウンさせる場合はダウンサスまたは車高調を取り付けることになりますが、それぞれには利点もありますが欠点もあります。

ダウンサスの場合は価格が手頃なので気軽にローダウンさせることが可能ですが、どうしても乗り心地という面では純正よりも悪くなる傾向が強いですし、決められた車高にしかすることが出来ません。

また車高調に関してはリーズナブルなものでも輸入車の場合は10万円程度から購入できますが減衰調整などが出来るタイプは30万円前後の価格になるので気軽に購入するのが難しくなりますが好みの車高に調整したり乗り心地を好みに合わせて調整することが可能です。

その点MSSの場合は価格は一般的なダウンサスよりは高額になりますが、車高調よりはリーズナブルでありつつ車高調のように車高を好みの高さに調整出来る部分に特徴があります。

またダンパーは純正をそのまま使用しますのでサーキット走行などを考えない場合の日常的な使い方の場合は乗り心地をあまり損ねることなく日常使いすることが出来ますので、価格は安い、車高は好みに調整することが出来る優れものということになります。

BMW M440iグランクーペ G26にMSSを取り付けてみた

実際にMSSを取り付けた状態のBMW M440iグランクーペ G26の車高はこんな感じ。

これで全下げ状態になっておりフロントで約25mm、リアで約30mmのダウンになります。

MSS取り付け前との比較をする写真がこれしかないので分かりにくいですが、フロントフェンダーとタイヤの隙間が狭くなっていることが比較すると分かると思います。

MSS取り付け後のフロントタイヤの状態はこんな感じになります。

フロントフェンダーにかぶるようには下げることは出来ませんが、これでもフロントフェンダーとタイヤの隙間には指2本は入らない感じだと思いますので、ほどほどなローダウンという感じでしょうか?

リアタイヤとリアフェンダーの感じはこんな感じです。

こちらもフロント同様にほどほどなローダウンという感じの車高に収まっています。

もう少しスプリングがなじんでくると数mmさらに下がると思いますので、私のように車検対応な仕様でローダウンさせたい方には丁度よい感じの車高の高さになると思います。

この状態で最低地上高は10cmちょっとあるみたいですから車検という観点でみると十分な余裕があるということになります。

もちろんこの状態はMSSを取り付けて一番車高が下がっている状態ですから、お好みで車高をもう少し上げることは可能です。

BMW M440iグランクーペ G26用はまだMSSのHPには掲載されていません

今回私のBMW M440iグランクーペ G26に取り付けたMSSはまだMSSの公式HPには掲載されていませんが、実際には既に販売が開始されています。

今回私の車に取り付けたMSSはそのG22、G26用の販売開始直後にショップがオーダーしていたものを運良く手配することが出来ましたのでこんなに早く取り付けることが出来たことになります。

もしG22やG26などの現行型4シリーズ系の車にMSSを取り付けたいと考えている方は、MSS正規販売店に問い合わせてみると良いと思います。

ただし現在のコロナ禍やウクライナの戦争の影響で入手が困難になっていると聞いていますので、興味のある方は早めにMSS正規販売店に問い合わせをされた方が良いと思います。

国内に在庫がない場合は数ヶ月待つこともあるらしいと聞いていますので。

またMSSを実際に取り付けた走行のインプレッションなどはもう少し走行してからお伝え出来ればと思いますので、それまでお待ち下さい。