BMW 8シリーズ G14 G15 G16(出典元:http://www.bmwblog.com/2016/12/22/bmw-8-series-gran-coupe-considered-g16-chassis-code/)

やはりBMWの現行の6シリーズ(クーペ、カブリオレ、グランクーペ)はモデルチェンジで8シリーズへ移行し、BMWの最上級モデルである7シリーズセダンのクーペ版、カブリオレ版、グランクーペ版へと進化することが決まったようです。

新型G1x系のコードネームは新型7シリーズ(G10系)の派生

これまでもこのブログで次期BMW6シリーズのモデルチェンジについて情報をお知らせしてきました。その結果、6シリーズからグランクーペが分離されるのではなく、6シリーズ自体が8シリーズへ移行するのがほぼ確定路線のようです。

・7シリーズセダン(G10)
・8シリーズクーペ(G15)
・8シリーズカブリオレ(G14)
・8シリーズグランクーペ(G16)

このように新型8シリーズは全てG系の7シリーズベースで開発が行われていることは確実です。よって、3シリーズのクーペ版が4シリーズへ移行したように7シリーズのクーペ版として8シリーズが登場し、ラインナップは現行のF系6シリーズが格上げされることになりそうです。

BMWが8シリーズを復活させる理由

これはひとえにライバルメーカー対策ということになります。メルセデス・ベンツがその筆頭ですが、AMGブランデのGTモデルの開発やマイバッハブランドの復活があると思います。

また、世界的にも高級車市場が販売台数を伸ばしていることも原因でしょう。特に中国を含めた東南アジア各国の経済発展と共に新しい裕福層が生まれていることから、この高級車市場の今後は明るいと思います。

BMWも今ではMINIブランド、ロールス・ロイスブランドまで含めれば、それなりの販売台数が見込める自動車メーカーになってきました。

トヨタ自動車でいうところのフルラインナップ体制を構築することで、販売台数の底上げ、高級路線強化による収益性のアップが目的です。

トヨタ自動車とのアライアンスもその一環でしょう。次世代自動車の開発にはそれなりの開発コストが必要になりますので、お互いが得意な分野をシェアすることで浮いたコストを次世代自動車の開発に回すことが可能になります。

では、6シリーズは廃止されるのか?

私はそうは思っていません。6シリーズのコンセプトが変わって新しいポジションが与えられると思っています。未だにその情報は見当たりませんので、登場は少し先になるかもしれません。

現状のBMWのグレード構成から考えると6シリーズは5シリーズセダンがベースになることになります。もちろん、5シリーズセダンベースのクーペ、カブリオレが開発させるのは間違いないと思いますが、今までよりもよりスポーティー路線になると思います。

感覚的なイメージですが・・・

M3/M4<6シリーズ<M5

M3/M4よりもパフォーマンスは高いが、M5よりも格下、そんなイメージでしょうか?M3/M4はBMWの中でも特にスポーツ色の強いモデルですが近年はGTという色が濃いのが難点です。

そのGT部分を6シリーズが受持ち、M3/M4をよりスポーツ路線に回帰させることができたら・・・。おもしろいと思いませんか?BMW M2があれだけ販売が好調なのは価格の安さもありますが、スポーツ路線のど真ん中のポジションを取ったことも原因です。

なので、M3/M4と6シリーズ(M6含む)で住み分けは十分可能です。販売はまだ先の話になると思いますが、面白そうな車が発売されると思って楽しみにしたいと思います。