あまり代わり映えしないLCI(マイナーチェンジ)になると予想されたBMW Z4 G29のLCIですが、本当に小幅な改良のみのようです。

BMW Z4 G29はLCIではなく2023年モデルとして年次改良

売れていないと言われているBMW Z4 G29も一応LCIモデルは発売されるらしい

販売状況があまり芳しくないBMW Z4 G29ですが販売のテコ入れのためのLCI(マイナーチェンジ)は必要だと思われていました。

しかしBMWはBMW Z4 G29をLCIではなく2023年モデルとしての年次改良モデルという必要最小限度の改良のみを実施する模様です。

数少ない改良点は写真のように新旧の写真を見比べることで判別することが可能です。

キドニーグリルがメッシュ形状からハニカム形状に変更されたこと、フロントバンパーのサイドエアダクトの形状が変更されていることの2点が外見上の主な変更点になっています。

新たにボデイカラーは新色が追加されること、標準装備のホイールデザインが変更はされている模様ですが、それ以外には大きな変更点は見受けられないと思われます。

エンジンに関してもアップデートは行われていない

エンジンに関しても以前と同様に変化はありません。

2000cc4気筒エンジンと3000cc6気筒エンジンの2つのエンジンが用意されますがアップデートは行われていない模様です。

BMW Z4 M40i G29に6速MT仕様が追加設定される模様

また現在の段階ではこちらの記事でお伝えしたBMW Z4 M40i G29に新たに6速MT仕様が設定されるという情報は確認が取れていません。

少なくても欧州市場ではZ4 M40i G29には6速MT仕様が設定されない可能性が高いようです。

ただし4気筒エンジン車には従来どおり8速ATと6速MTが設定されるようですので、エンジン、トランスミッションに関しては今回の2023年モデルでは変更はされないということになりそうです。

湾曲ディスプレイのiDrive8も搭載を見送りへ

現在BMWの各シリーズにおいて装備が進められている湾曲ディスプレイのiDrive8に関してもZ4 G29では搭載が見送られています。

よって現在ATのセレクターがスイッチに置き換えられている状況ですが、Z4 G29にはセレクトレバーは存在したままの状態で継続販売されます。

今回のBMW Z4 G29の2023年モデルは2022年11月から生産が開始されますので、多くのオーナーが手にすることが出来るのは2023年になってからということになります。

日本への導入がストップすることはないと思いますが、今回の改良がLCIではないという位置づけから考えるとひっそりと気がついたら2023年モデルの販売が開始されていた、という状況になるのかもしれません。

【引用・参照元】