簡単に言ってしまうと、BMWのコンピューターに設定されている各国ごとに違う仕様を日本で販売されているBMWにも使用可能にするプログラムの変更を意味します。
具体的にコーディングって・・・?
例えば、ヨーロッパでは日中でもライトを点灯させることが義務付けられているので、ヨーロッパで販売されているBMWにはデイライト機能が設定されています。
日本では義務付けられていないため、日本で販売されているBMWではデイライト機能は封印されています。
しかし、専門店等で行われているコーディングという作業をすることで日本のBMWもデイライト機能が使用可能になります。
他にはTVキャンセラー(運転中のカーナビ操作の可否)などもコーディングで使用可能な状態にすることが出来ます。
コーディングって費用はどのぐらい?
少し前まではこのコーディングという作業を専門店で行ってもらうと項目数にもよりますが、2万円から10万円工賃を請求されていました。
しかし最近はこのような商品が発売されています。
BREX CODE PHANTOMをBMWのOBDポート(コンピューターへつなげるためのポート)へ接続し、あなたのiPhoneに専用アプリをダウンロードすれば、デイライト機能も含めて30項目以上の機能のON/OFFが可能になります。
30項目も必要ないよ、デイライト機能だけ、TVキャンセラーだけで良いという方はこれらの商品もあります。
こちらはODPポートに抜き差しするだけでON/OFFが可能になります。
もちろん、機能が絞りこまれているので価格もBREX CODE PHANTOMよりもお安めです。
F系(G系)の一部ではコーディングが出来ないらしい
いつも私のグランクーペやアバルトでお世話になっているショップの話だと以下のBMWでは現在上記のようなコーディングが出来ないことが確認されているようです。
・X3シリーズ
・X4シリーズ
・7シリーズ(G系)
・6シリーズ(LCIモデル)
これらのシリーズの2016年以降のどこかのタイミングでi-driveの仕様がF系からG系のモノへ変更されているらしく、G系7シリーズ発売前後のモデルからF系の上記シリーズでコーディングが出来ない個体が発生しているそうです。
ショップの店長の話だと、今までとは違う方法でBMW側は各国の仕様地向け設定を行っているらしいとのことなので、今後はBMWでのコーディングは出来なくなるのでは?と言っていました。
しかし、私のグランクーペの時もF系はコーディングが出来ないと言われていましたが、現在では普通に先ほど紹介した商品でコーディングが行えるようになっています。
よって、上記のシリーズ(特に今後発売されていくG系)でもコーディングが出来るようにはなるかもしれません。
これらの情報はディーラーの営業マンはあまり把握出来ていない内容ですので、これからBMWの購入を考えている方は専門店で確認されることをお勧めします。
【追記】