あなたが乗っているBMWがいつ生産されたのか?オプションは何が装備されているのか?気になったことはありませんか?中古車なら中古車屋さんの言っていることが正しいのか?疑ったことはありませんか?そんなことを調べられるサイトをご紹介します。

BMW VIN Decoderで車体番号下7桁を入力するだけ

BMW VIN Decoderというサイトがあります。このサイトにあなたのBMW、またはこれから購入するBMWの車体番号を入力するだけでそのBMWの生産履歴を調べることができます。

車体番号は車検書や車のボディに刻印されたりしています。BMWの場合だとボンネットの中に記載されていることが多いと思います。少しだけコツがあるんですが、車体番号の下7桁のみを入力します。

車体番号はもっと桁数が多い番号ですが、下7桁さえあれば個別の車を特定できる仕組みのようです。英語表記なので分かりにくいですが、気になるところだけ調べるのでそんなに手間はかからないと思います。

私のBMW 640i グランクーペを調べてみました。

まずはこのように車の基礎的な仕様の情報が表示されます。6シリーズグランクーペのことを「F06型」と呼ぶことがありますが、これは開発コードであり、正式な型式は「6A02」というのが分かります。

トヨタ・カローラ・レビン(トレノ)のことを「86」と呼びますが正式には{AE86」が正式な型式です。本来はこの型式で同じ車でも世代ごとに区別しますが、BMWはなぜか開発コードで世代を区別しています。理由は不明です(笑)

あと、モデルがヨーロッパ仕様になっていますが、基本的に日本に輸入される車はヨーロッパ仕様がベースになって、そこからさらに日本仕様に改良されたモデルが導入されているという意味です。

ドライブトレインのところの「HECK」が何を意味するのかは調べましたが不明です。「FR」とか{4WD」とかなら分かるのですが・・・。

私の車は2014年9月13日に製造(ラインオフ)した個体で製造工場はドイツのDINGOLFINGという工場で生産されたことになっています。つまり、9月13日が誕生日になります(笑)

BMWはドイツ以外の国でも製造されています。3シリーズだと中国や南アフリカでも生産されていたと記憶していますが、よくドイツ生産車が良くて南アフリカ生産車がダメだ!なんて話もありました。

実際にはBMWのモデルごとに生産地が違うのでドイツ生産車を購入したいと言ってもできな場合がありました。現在はどうなんでしょうか?

その次には、仕様ごとの外見と内装のイメージ写真も表示されます。ひと目で装備内容が確認できて便利です。

その次が標準装備内容が表示されます。ここに表示される標準装備とはヨーロッパで販売される際の必要最低限の装備のようです。

なぜなら、このようにオプション装備の中に日本では標準装備としてカタログに記載があるものも含まれるからです。日本で販売する車両の標準装備とオプションの組合わせは恐らくBMW Japanが決めていると思います。

よって、どこまでの装備を標準とするのは製造段階で決めている訳ではなく、販売される国ごとに決められているからです。なので、このサイトで表示されているオプション装備がすべて日本導入者のオプションではない、ということは理解してください。

そもそも私はこんなにオプションつけていませんから(笑)

BMW VIN Decoderで分かったこと

私の640i グランクーペは2014年9月にドイツで生産され、日本まではおおよそ輸送期間が三ヶ月かかりますので、2014年12月頃に日本に到着したと想像できます。

そして、私が購入したのが2015年5月ですから約5ヶ月間は在庫車として売れ残っていた個体、ということが想像できます。確かに在庫車の中から1番私が欲しかった仕様に近かった個体を購入したので当たり前と言えば当たり前なんですが、意外と在庫期間が長いですね。

このようにBMW VIN DecoderというサイトはBMWの個体一台づつの履歴を調べるのに便利なサイトです。中古車購入時にもオプションなどの装備の確認ができますし、新車を購入する際に在庫車であればどれぐらい在庫になっていた車なのかも分かります。

また、本国発注になった場合は発注時に車体番号がわかるので、毎日自分の車がいつ生産されるのかチェックすることもできます。

意外と使えるサイトですので、BMWの購入をお考えの方は覚えておいて損はしないサイトだと思います。
【参考記事】