アバルト595(500も含む)には年式に応じてシリーズ1からシリーズ5まで区分けされていますが、それぞれの違いがイマイチ良く分かりません。

アバルト595(500含む)のシリーズ1からシリーズ4とは?

アバルト595(500含む)には年式に応じてシリーズ1からシリーズ5まで区分けされています。

このシリーズという区分けは別にカタログに表記されている訳でもないのでいつからいつまでがシリーズ1でどこからどこまでがシリーズ2なのか?はよく分かりません。

一応メーカーが各シリーズを区分けしているみたいですので一応正しい区分け基準があるとは思いますが。

私が知っている限りでシリーズ1からシリーズ4までの区分け期間とその差異についてお伝えしたいと思います。

シリーズ1

2008年にアバルト500が日本で発売されましたが、その当時に日本に導入されたモデル(日本導入初期モデル)をシリーズ1と区分けされている思います。

なのでアバルト595(500含む)のシリーズ1というモデルは台数が非常に少ないモデルだった思われます。

シリーズ2

シリーズ1の日本導入初期モデルの後に日本で継続販売されたモデルがシリーズ2だと思います。

なのでシリーズ1からシリーズ2にかけては名称はアバルト500の名称で販売されたモデルになりますね。

シリーズ3

シリーズ2から引き続きアバルト500の名称で販売されていますが、ここでマイナーチェンジが施されたモデルがシリーズ3だと思います。

シリーズ2との差異に関しては一番大きな特徴がスピードメーターが液晶からTFT液晶に変更された点と5インチサイズのセンターモニターが設置された所になります。

外見上の差異は特に無かったと思いますので、見分けるには室内を確認する必要がありますね。

シリーズ4

このシリーズ4から名称がアバルト595の名称に変更され、外見上も大きく変化があったと共にボディなども補強されたビッグマイナーチェンジ版になりました。

フロントバンパーやテールランプの形状が変更されひと目でシリーズ3とは違う車になったことが分かるのも特徴です。

アバルト595シリーズ5の特徴は?

現在日本で販売されているアバルト595は既にシリーズ5へ移行されたモデルが販売されています。

そのシリーズ5はシリーズ4とどこが違うのでしょうか?

まず1つ目はコンペティツィオーネグレードに関しては、こちらのホイールにデザインが変更されています。

これまでのアバルトのホイールはイタ車的なデザインが採用されたホイールでしたが、今回のシリーズ5のホイールはとても一般的なデザインへ変更されていますね。

次にツーリズモグレードに関してはレザーシートのカラーバリエーションがブラック、ブラウン、レッドの3色からブラック、ブラウンの2色に変更されています。

またレザーシートの表皮のデザインがダイヤモンド型のステッチに変更されています。

コンペティツィオーネ、ツーリズモ共通の変更点は、以前から設置されていたスポーツモードボタンが廃止され代わりにスコーピオンモードボタンが設置されています。

これは特にコンペティツィオーネに採用されているレコードモンツアのマフラーにバルブ開閉式が採用されたことによって変更された感じになります。

コンペティツィオーネの場合は従来のスポーツモード機能にプラスしてレコードモンツアのバルブを開く機能が付帯することになりました。

またセンターモニターのオープニング画面もコンペティツィオーネ、ツーリズモ共に新しいデモ画面に変更されています。

シリーズ4とシリーズ5を見分ける方法は?

結局の所シリーズ4とシリーズ5を見分ける方法で一番簡単なのは室内の仕様で見分ける方法になりますね。

これまで設置されていたスポーツモードボタンの表記がスコルピオンモードに変更されていれば、コンペティツィオーネでもツーリズモでもシリーズ5のモデルということになりそうです。

もちろんエンジン始動時のセンターモニターのデモ画面でも見分ける方法はありますが、その場合はエンジンを始動させないとイケませんので、パっと見た感じで見分けるにはスコルピオンモードボタンを探すのが簡単そうです。

今回アバルト595がシリーズ4からシリーズ5へ移行した際の見分けるポイントは上記の通りですが、それよりも大切なことはコンペティツィオーネのレコードモンツアにバルブ開閉機能が装備されたこと。

これまでにも特別仕様車の一部にはバルブ開閉式レコードモンツアが装備されていたモデルが存在しましたが、今回のシリーズ5に移行したことで全てのコンペティツィオーネにバルブ開閉機能が標準装備されたことになります。

これでアイドリング時などにマフラー音が大きすぎてご近所迷惑になることを気にしなくてもの良い感じになってくれれば良いですね。

もちろんエンジンが吹き上がった時には今まで通りの爆音を奏でてくれることが条件ですが。

【引用・参照元】