BMW 2シリーズグランクーペ F74とは？
新型BMW 2シリーズグランクーペ F74は、BMWのラインナップにおいて次世代を担う注目のモデルです。
今回のフルモデルチェンジでは、現行モデルの「F44」から「F74」に変わり、重要な変更が予測されています。
まだ予想の域を脱しないレンダリングから見ると、MスポーツパッケージとX2 M35iのデザイン要素が取り入れられ、その姿は一層洗練されたものとなりそうです。
特にBMWの特徴であるキドニーグリルにおいては、最近発売されたBMW 5シリーズ G60やBMW X2 U10のような形状となり、オプションではアイコニックキドニーグリル（光るキドニーグリル）が選べるなど、より高級志向へ車格をシフトアップさせる、またはBMWのブランドを押し上げるデザインへシフトするものと考えます。
BMW2シリーズグランクーペ F74の発売時期は？
気になるのは、この新型モデルの発売時期です。BMWは通常のフルモデルチェンジのサイクルをスキップし、LCI（マイナーチェンジ）を迎えること無く次世代へフルモデルチェンジする計画を立てています。
現在の予測ではBMW 2シリーズグランクーペ F74の発売は2025年になると予想されます。
グレードの構成はこれまで通り1500ccガソリンエンジン、2000ccディーゼルエンジン、2000ccガソリンエンジン（MPerformanceモデル）という構成になると思われます。
ただし、ディーゼルエンジンに関してはドイツなどの欧州では販売されず、一部の地域でのみ販売されますがPHVなどの電動アシストモデルは新型車においても発売はされない模様です。
また、中国市場向けに用意される「F78」モデルというロングホールバージョンが用意されることも決定していますが、発売時期に関してはF74の発売よりも数ヶ月遅れる見込みです。
BMWは2024年から車名から「i」が消える理由
2024年はBMWにとって大きな変化の年となるかもしれません。
なぜなら、ガソリンエンジン搭載車から「i」の文字が外れるという新たな方針が採用される予定だからです。
この車名変更が、なぜ行われるのか、それに伴う影響や将来のBMW車に期待される進化について考察します。
BMWや多くの欧州の自動車メーカーは現在EV（電気自動車）の開発と販売に力を入れています。
そして、BMWはそのEVに関してはi3（旧型）、i8のように車名の最初に「i」の文字を入れることでEVであることの象徴としています。
しかし、現在のBMWの車名における「i」の文字は車名の末尾に付くものであり、その意味は「インジェクション」を意味します。
電子制御されたインジェクションは今では当たり前の装備であり、そのインジェクションを強調する「i」の文字の役割は終わりを告げているとBMWは考えました。
そして。新しい「i」の役割をEVの象徴に変更するため、既存の車種の車名から「i」の文字を削除することが決められました。
その「i」の文字が消える最初の車がこの新型2シリーズグランクーペ F74または新型1シリーズ G40になると言われています。
【引用・参照元】
Ahead of next year's debut, the second-generation BMW 2 Series Gran Coupe has been speculatively previewed with design cues from the X2.
