アバルト500e 試乗車 発見数日前ですが、都内を歩いているとこのAcid Greenのアバルト500eを試乗走行している場面に出くわしました。

アバルト500eとは?

アルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオ・カルボニオを試乗せずに購入しなかった理由

アバルト500eとは、こちらの記事にあるようにフィアット500eのアバルト版、つまりハイスペック版ということになります。

ガソリンエンジン車のフィアット500とアバルト595(695)との関係と同じです。

フィアット500eのスペックは・・・

  • 馬力:95馬力・トルク:220Nm
  • 馬力:118馬力・トルク220Nm

の2つの仕様が用意されているが、これをさらに大型のモーターを搭載することでアバルト500eは・・・

馬力:155ps・トルク235Nm

とフィアット500eの上位モデルと比較しても約30%も馬力が向上しています。

また、トルクに関してはガソリンエンジン車であるアバルト595(695)を上回るトルクを発生することになるので、いかにもEV(電気自動車)としての特性を生かした仕様になっていることが分かります。

アバルト500eの価格とグレードは?

アバルト500e 試乗車 発見完全なEVであるアバルト500eの価格は・・・

  • ハッチバック:630万円
  • カブリオレ:660万円

とガソリンエンジン車のアバルト595(695)が相次ぐ値上げで販売価格が最上位のコンペティツィオーネが500万円であることを考えると、この630万円が高いと見るか?安いと見るか?は判断が分かれるところです。

個人的にはアバルトがガソリンエンジン車として購入できるのであれば、アバルト500eよりもアバルト595(695)を購入した方が満足感が高いと思います。

アバルト595(695)は、中古車市場でも高値安定のリセールバリューですので、今のうちに新車でアバルト595(695)を購入しておいても、3年後のリセールバリューは期待できるので乗って楽しい、売って嬉しい1台になると思います。

もし、アバルト500eの購入を検討されている場合は、ローンチエディション限定カラーのPoison Blueのカブリオレを購入しておけば、リセールバリューも期待できますし納期に関しても早めになる可能性が高い。

一応カタログには・・・

  • ANTIDOTE WHITE
  • VENOM BLACK
  • ADRENALINE RED
  • ACID GREEN

などのボディカラーが掲載されていますが、当面はPoison BlueとACID GREENの2色が優先して日本に配車されると思いますので、それ以外のボディカラーを希望する場合は、納期がかなり先になると思われます。

何しろ日本ではまだあまり売れていないEV車が200台もその2色で配車されるので、当面はこの2色を売る必要がありますので。

たまたま渋谷で試乗中のアバルト500eと遭遇

先日出張で東京に行った際に、渋谷駅近くを歩いていると、この動画に登場しているACID GREENのアバルト500eと遭遇しました。

恐らくは運転席と助手席に人が乗っていたいたので試乗しているところだと思いますが、こんなに早く実車を見ることになると思いませんでした。

Youtubeの動画のようにEVでありながら、ガソリンエンジン車のアバルト595(695)に近いエンジン音(もちろんフェイクですが)を唸らせながら走っている姿は、やっぱりアバルトだなあ、と思わせる演出になっています。

残念ながら、写真を撮影することができなかった(アポに遅れそうだったので)のですが、丁度信号で停車するタイミングでしたが、動画ほどアクセルとフェイクのエンジン音がリンクしている感じでは無かったのが少し残念でした。

アクセルを踏み込めば、Youtubeの動画のようにフェイクなエンジン音を唸らせて走るのかもしれませんが、停止寸前のほぼアイドリングに近い状態のフェイクなエンジン音は、一定のリズム?のようなエンジン回転数とリンクするような音色ではありませんでした。

それでも、アバルトの良さはあのレコモンのエンジン音なので、それをEVで積極的に再現しているところはアバルトだな、と思われる1台であることは間違いがなさそうです。

【引用・参照元】