日本の代表的なチューニングパーツメーカーであるHKSから輸入車としては初めてアバルト595専用のチューニングパーツが発売されました。
日本を代表するチューニングパーツメーカーHKSとは?
HKSとは静岡県にある日本を代表するチューニングパーツメーカーです。
ターボチャージャーなどの過給機、マフラー、電子制御部品、サスペンションなどのチューニング部品を製造・販売。
また、レース用エンジンの開発や超軽量飛行機用エンジン、LPG自動車・天然ガス自動車用燃料供給システムの製造も行っている。
マフラー、サスペンションなど自動車用改造部品を製造。ターボ技術にも定評
私たちのような車好きには有名なメーカーですが、その対象となるチューニングカーの殆どは国産車のみであり、最近であれば発売開始から間もないGR86などの専用チューニングパーツを早々に展開しています。
やはりHKSという名前を聞くと思い浮かべるのはターボチャージャーなどの過給器のチューニングパーツの開発であり、その方向性としては極限までパワーアップを目指すなど過激なチューニングを得意とするメーカーと言えると思います。
アバルト595専用チューニングパーツ
HKSでは輸入車専用のチューニングパーツを「VIITS」というブランドを立ち上げて展開することになり、その第一弾に選ばれた車両がアバルト595ということになります。
VIITSエクゾースト for アバルト595
HKSが用意したアバルト595専用のマフラーの特徴はエンジン回転数が低い段階ではマフラー音量は控えめに、そしてエンジン回転数が高まれば高まるほどマフラー音量も高まる仕組みになっています。
そのポイントは車検対応のバルブユニット。
アバルト595のマフラー音は独特のサウンドを響かせることが人気の理由ですが、実際問題としては騒音問題があることも確か。
特にエンジン始動時のアイドリングの際には近所に迷惑になるのでは?という位のマフラー音が響くことで購入をためらう人がある程です。
しかし、今回のHKSのマフラーではバルブを取り付けることで低回転時のマフラー音を控えめに、またアバルトらしいマフラー音は高回転域で堪能出来る仕様になっているのが、アバルトファンには魅力的です。
VIITSサスペンション for アバルト595
アバルトのサスペンションは全体的にストロークが不足気味ですが、特にリアに関してはその傾向が強いです。
よってHKSのサスペンションではバンプラバーを取り付けることで最適なストロークを確保することが可能。
またフロントの剛性アップによりしっかりと動く足回りを実現する。
VIITSブーストコントローラー for アバルト595
カプラーオンで取り付けることでターボチャージャーのブーストアップを行うことが出来るブーストコントローラー。
アバルト595は1.4Lターボエンジンなのでこのブーストアップコントローラーを取り付けるだけで大幅に馬力をアップさせることが可能。
軽いボディとさらなる馬力アップでアバルトの走りが大きく変わることになります。
HKS製アバルト595専用チューニングパーツの問題点は?
国産車のチューニングパーツメーカーとして存在感が大きなHKSが発売するアバルト595のチューニングパーツは非常に楽しみなパーツだと思います。
ただし、他社のパーツに対して価格が高額に設定されていることが少し残念か?
あのアクラポビッチ製のマフラーよりも高額なHKSのマフラーに関してはかなり賛否両論があるのは間違いがないのではないでしょうか?
また車高調に関しても人気のラルグス製と比較するとかなり高額な車高調となりますので、価格に見合うだけのパフォーマンスを感じることが出来るのか?というのがポイントになりそうです。
唯一価格面で他社製品と遜色がないのがブーストコントローラー。しかし他社の場合はECUコントローラーとなる場合がほとんですが、HKSの場合はブーストコントローラーになりこの辺の違いがどの程度走行に違いを感じることが出来るのか?は興味がありますね。
国産車のチューニングパーツの大手であるHKSがアバルト595をどのように料理してくれるのか?
アバルト595のカスタマイズ、チューニングに興味のある方は、HKS製品も要チェックですね。