2023年にフルモデルチェンジが予定されているBMW MINIのハッチバックですが、ガソリンエンジン車と電気自動車が発売される模様。
2023年にフルモデルチェンジ予定のBMW MINI
BMW MINIは本来の予定では2020年または2021年にフルモデルチェンジされる予定でした。
しかし、BMW MINIを主に生産しているイギリスのEU離脱問題が長期化したことによって、新しい生産設備をイギリスの工場に導入することを先送りした結果、BMW MINIのフルモデルチェンジは2年後の2023年へ先送りされたと言われています。
当然2030年から欧州では電気自動車の生産を本格化することが決まっていることもあり、このタイミングでガソリンエンジン車のフルモデルチェンジを行いたくないという思惑も自動車メーカーにはあるのかもしれません。
そのために先日2回目のマイナーチェンジが行われたBMW MINIですが、現在も順調に2023年のフルモデルチェンジに向けた開発が行われています。
2023年に発売されるBMW MINIのハッチバックモデルには恐らくがガソリンエンジン車と電気自動車の2つのモデルがラインナップされると予想され、今回スクープされたモデルは電気自動車タイプになっています。
BMW MINIの電気自動車にはボンネットスクープが廃止?
こちらの写真が今回スクープされた2023年発売予定のBMW MINIのハッチバックモデルと思われる車両です。
まだ全身が偽装に覆われているので細かいディテールははっきりしませんが、BMW MINIと言えばクーパーSにお約束のボンネットスクープがあります。
こちらの写真にもボンネットの上に設置されているのが分かりますが、よく見るとボンネットスクープの内側にも偽装の模様が見えています。
ボンネットスクープの内側に見えている偽装の模様がボンネットの偽装である場合は、このボンネットスクープ事態がフェイクである可能性が高いです。
もちろん電気自動車にはエンジンへの空気の取入口は必要がないために元々不要なものと言えますが、ある意味に象徴的なボンネットスクープがBMW MINIから廃止されるのはデザイン的に寂しい感じがして残念にさえ思えてしまいます。
BMW MINIから円形のインパネが消滅?
またBMW MINIの象徴的なデザインの1つであった室内の丸型のインパネも採用が見送られている可能性が高いです。
先日BMWは次世代のiDriveである8.0を発表していますが、その際に話題になった運転席+センターモニターの大型化と今回目撃されたBMW MINIの大型モニターは同様な手法が採用されている模様です。
電気自動車感を演出するために新しいデザインを採用する趣旨は理解出来ますが、BMW MINIのアイコンである先程のボンネットスクープのみならず丸型のインパネまでも新型のデザインに変更されるのは、クラシックミニの面影がどんどん薄れていく感じがして非常に残念です。
それ以外はクラシックミニからの伝統が受け継がれているようなデザインを残しているのが救いですが、ミニがミニらしくない方向にデザインされていくのはある程度仕方がないと思わないとイケません。
現在の20代、30代の人たちはBMW MINIからクラシックミニを思い起こせない世代であり、BMW MINIが好きな世代ですから、その人達の思考に合わせたデザインへ変更されるのも時代の流れということだと思います。
クラシックミニを知る世代としては非常に残念ではありますが。
【引用・参照元】
https://www.autoblog.com/2021/03/18/next-gen-mini-cooper-ev-spy-photos/#slide-2303774