メルセデスベンツの無骨な液晶モニターと同様のデザインをBMWは取り入れる模様。

次世代iDrive8.0を発表

SEC2021で発表されたBMWの次世代iDrive8.0はメルセデスベンツで採用されているインフォメーションシステムと同様に2つの大型のモニターが連なる形を採用しています。

メルセデスベンツのモニターと違うところは、BMW iDrive8.0のモニターは湾曲モニターを採用していること。

最近はパソコンでのゲーミングモニターが湾曲モニターになっていますが、運転席というモニターの正面に座ることが出来ない者からすると、よりドライバーファーストになったモニターと言えます。

しかし、スピーメーターからセンターモニターまでが一体化したような無骨なデザインは、先進性を感じることは出来ますが、デザインセンスという点では少し実用性重視過ぎる傾向があるようです。

そんなiDrive8.0ですが、そん真髄は無骨な湾曲モニターではなくその中身にこそ真実が隠されているといえるでしょう。

iDrive8.0はiPhoneのsiriを超えたのか?

iDrive8.0の真髄は湾曲モニターではなくその中身になります。

ドライバーが音声、タッチパネル、ボタンで操作を行った内容から予測して、次のアクションを予想します。

例えば、ナビで目的地を設定すれば、目的地での駐車場情報、経路上におけるガソリンスタンドの有無などを事前に察知して調べてくれます。

iPhoneのsiriが人間と軽妙な会話を行うのと同等か?それ以上にドライバーの意図を事前に把握することが可能です。

車とドライバーの距離が益々身近になる車をBMWはもうすぐ発売になる電気自動車iXで新型iDrive8.0として登場させることになるでしょう。

iDrive8.0は新型7シリーズ G70から順次搭載

BMWが次世代の電気自動車として登場させるiXに初めて新型iDrive8.0を搭載します。

その後、全てのBMWにiDrive8.0が搭載されますが、その最初のモデルは新型7シリーズ G70になる予定だと言われています。

BMWにとって7シリーズは今でもフラッグシップモデルです。

8シリーズやX7シリーズが登場した今も、最新の機能が搭載されるモデルはフラッグシップモデルの7シリーズが最初。

ドライバーをボタン操作から開放した記念モデルである初代iDriveもE65世代の7シリーズに搭載されました。

なので今回SEC2021で発表された最も進化したiDrive8.0も次期7シリーズ G70に搭載し、順次他のモデルへ拡大されていくことになると思います。

【引用・参照元】