先日ミニロードスター(R59)がディーラーから納車されましたが、ボディコーティングや諸々で私の手元には届いていませんでした。やっと本当に納車されたので本格的に走った感想をレビューします。

深夜の中国自動車道はぶっ飛べます

ボディコーティングや諸々の小物を取付ていざ出発。と言ってももう深夜に近い時間ですが、その分中国自動車道は車も空いていたので思いっきり走れました。

このミニ・ロードスター(R59)にはオプションのスポーツボタンが付いていましたのでもちろんONにして中国自動車道を走ります。

ノーマルモードに比べるともう1つエンジンが動き出したかのような馬力がモリモリ湧いてきます。ステアリングも重くなるので高速道路での走行時にはスポーツモードの方が走りやすいです。

足回りはザックスの車高調(RS-1)が最初から取り付けられていたのでノーマルの足回りとは比較できませんが、かなり柔らかいセッティングにしてもらいましたが、制限速度内での高速コーナーでも不安はありません。

強いて言えば、前の愛車だったアバルト500に比べると車線変更などはキレがない、というかシャープさが欠ける印象。

良くも悪くもミニの方が万人向けに作られている感じです。

軽いワインディングも気持ちいい

翌日は普段よりも早く目が覚めたので(笑)早朝から自宅北部の山間部へドライブ。

六甲山のようなつづら折りではありませんが、中低速なコーナーが随所にあるコース。

一般道なので一部路面が荒れている部分もありましたが、概ね大きな突き上げもなく、ボディが飛んでいきそうな様子は感じられません。

しかし、少し大きな段差、くぼみなどでは下から突き上げが大きく、サスペンションが底づきしている感がある部分もあります。

この辺はアバルト500同様にホイルベースの短い&サスペンションのストロークが短い小型車の宿命かと思います。

エンジンは3000回転からが力強さを感じます。なのでついつい2速でひっぱり気味で走ってしますので燃費が心配(汗)

ステアリングもFFらしくステアリングの切れ角に合わせてイメージ通りにラインを走ります。もう少しサスペンションを硬めに設定すればもっとゴーカートフィーリングが体験できると思います。

やはりエンジン回転数が低いとトルクが弱い

アバルト500の時も同じですが低速域でのトルクがやはり弱い。

私が昔乗っていたR53型BMW MINIの時は2速発進や信号や交差点で止まりそうになってから2速のまま加速しようしても走れましたが、R59型ミニロードスターは1速に入れた方が無難ですね。

R53型BMW MINIはスーパーチャージャーだったので低速域は特に強かったのでズボラ運転が平気でしたが、R59型ミニロードスターはアバルト500同様にズボラ運転は禁止です。

ターボエンジンが進化しても大排気量エンジンならともかく1400ccや1600ccのエンジンではこの辺が普通だと思います。

約10年ぶりにBMW MINIに復帰しましたが、やはりBMW MINIは運転していて楽しい車です。

アバルト500も運転して楽しい車でしたが、それと引き換えに我慢する部分もありました。しかし、BMW MINIは我慢する部分が少ない代わりに、乗り手を選ばない車に作られていますので楽しいけれど「尖った部分が少ない」とも言えます。

これは個人の好みの問題ですのでどちらが良い、悪いの話ではありません。強いて言えば、ドイツ車とイタリア車の違いということになると思います。