私のNDロードスターはセラミックメタリックなんですが、メッキパーツとの相性があまり良くないと思っていますのでエンブレムをラバースプレーでブラックに塗装してみましたが・・・。

剥がせる塗料「ラバースプレー」とは?

もうかなり前から車好きの間ではエンブレムのブラックアウト化するためのお手軽な塗料としてラバースプレーは有名です。

ラバースプレーの最大の特徴は乾燥後に塗装した部分を剥がすことが出来るということ。

ラバースプレーの名前の通り塗装した面がラバー(ゴム状)に固まるので、塗装後はいつでもラバーを剥がすことが出来ますので、仮に塗装に失敗したな?と思っても何度でも剥がしてやり直すことが可能です。

また最初は黒に塗装してそれが飽きたら今度は赤色に塗装し直すことも簡単で出来ますので、お手軽な車のカスタマイズには非常に便利な塗料ということになります。

使い方は簡単で通常の塗料のように養生して、脱脂して数回吹き付けるだけで塗装することが出来ますので、塗装に関する知識も特に必要はありません。

仮に養生が失敗して塗装したくなかった部分に塗料が飛び散ってしまっても剥がしたり、拭き取ったりすれば簡単に元に戻すことが出来るので、塗装の難易度をかなり下げてくれる便利なグッズだと思います。

まずはマツダのエンブレムをラバースプレーで塗装してみた

まず最初にマツダのエンブレムから塗装してみたいと思います。

まずはマツダのエンブレムの周辺を養生テープで養生します。

写真ではお手軽に養生出来ると思って購入したビニール付きの養生テープで養生しましたが、ビニールとビニールの貼り合わせ部分を養生する手間が発生したので、普通に新聞紙などで養生する方が結果的には簡単だったと思います。

養生が済んだらこちらのシリコンオフでエンブレム部分を脱脂します。

吹き付けた後にしっかりと拭き取るののがコツのようです。

ラバースプレーの説明書通り15cmくらい離れた所から吹き付けますが、1回で塗装するのではなく4~5回軽く吹き付けを繰り返して塗装するようです。

この日は真夏の炎天下なので数分で乾きますが、説明書では10分ぐらい乾かしてから塗り重ねるように記載があります。

説明書通りにやると待ち時間がもったいないので塗装する時は晴れた暑い日に行うのが良いかもしれません。

塗装、乾燥を4回~5回繰り返すとエンブレムが真っ黒になりますので、この状態でまた数分待ちます。

塗りたての状態では艶がありますが乾くとつや消しになるので、艶がなくなったら乾燥したと思って良いと思います。

艶がなくなってつや消し黒になったころに養生テープを剥がします。

乾きってしまうと養生テープを剥がすのと一緒にエンブレムの塗料も剥がれてしまうので、つや消しになったなと思ったら養生テープは剥がした方が良いと思います。

養生テープを剥がすと写真のようにエンブレム以外の部分が少し剥がれだしていますので、ゆっくりと余分な塗料を引っ張りながら剥がしていくと丁度エンブレムの部分だけが剥がれずにつや消し黒のエンブレムが完成します。

ラバースプレーは手軽に塗装出来ますが完璧ではありません。

こちらの写真が余分な塗料を剥がし終えたつや消し黒のエンブレムになりますが、よく見ると細かい部分できれいに剥がすことが出来ていない部分があります。

写真の赤丸部分はエンブレムの周りを拭き取った際にウエスがエンブレに触れてしまって塗料が剥がれた部分。

写真の青丸は丁寧に余分な塗料を剥がしたハズですが、剥がしカスが残ってしまっています。

青丸の部分はもっと慎重に余分な塗料を剥がせばもっときれいに剥がすことが出来たのかもしれませんが、所詮はゴムなので伸びて切れる訳ですから思った通りには剥がすのは難しいのかな?と思います。

マツダのエンブレムと同時にロードスターとスカイアクティブのエンブレムもラバースプレーで塗装してみましたが、ロードスターはRの文字の○の中の塗装うぃうまく剥がすことが出来ないし、スカイアクティブの方は勢い余って右上の隅っこの部分が一部剥がれてしまいました。

今回初めてのラバースプレーの塗装ということを考えると割りと上手く出来た方だと思いますが、間近で見ると細部の粗さが目立ってしまってDIY丸出しの感じがしてしまいます。

この状態で数日乾燥させるともっと塗装面が強力になると思いますが、たぶん洗車する時には剥がれてしまうんだろうなと思うと、ラバースプレーも一長一短という感じでしょうか?

それでも遠目に見ればシルバーのエンブレムよりもつや消しブラックのエンブレムの方が車が引き締まってみえるので、やはりエンブレムのブラック化はカッコいいと思います。

なので、細部まできれいに塗装出来るように何度か塗装し直すか?このままで当分様子を見るのか?を少し考えてみたいと思います。