BMWと共同開発されていたトヨタ GR スープラは共同開発という名のプアマンズBMWであることが分かってきた。
プアマンズBMWとは?
以前マツダRX-7(初代)やニッサン・フェアレディZ(初代)がプアマンズポルシェという皮肉なニックネームで呼ばれていました。
つまり、ポルシェを購入できない人(貧乏人)がポルシェに近い性能とデザインを手に入れることができる安い車、という意味でネーミングされたと言われています。
これはアメリカでは有名な話で初代RX-7やフェアレディZはこの有難い?称号を与えられ、販売実績としては好調に推移した訳ですが、これが果たして褒め言葉なのか、悪口なのかは微妙なところです。
今回のトヨタ GR スープラはこのプアマンズポルシェと同様に日本ではプアマンズBMWという称号を与えられるかもしれません。
トヨタは開発にはほぼ参加していない
どうもトヨタ自動車はこのトヨタ GR スープラの開発にはほとんど参加していない、という話が聞こえてきたからです。
既に各種スクープ記事で紹介されていますが・・・
- エンジンはBMW製
- 内装もBMW Z4(G29)と同じ
- ボディーカラーもBMW Z4(G29)と同じ
- 生産はBMW
これって完全にBMWに丸投げで作った車ということですね。
トヨタ自動車は何をやったかというと、ボディデザインだけ、という話です。
これって共同開発と言えるのか?
価格はもちろんプアマンズBMW
共同開発されたBMW Z4(G29)は予想では4気筒モデルで600万円程度、6気筒モデルは800万円程度と予想されます。
BMW 3シリーズの4気筒モデルが500万円台で販売されていることを思えば、それより上級モデルとして設定される訳ですから価格設定的にはこんな感じだと思います。
その点、トヨタ GR スープラは500万円から600万円程度で販売されるということで、まさにプアマンズBMWという位置づけになりそうな予感です。
まあ、このボディデザインだけをトヨタ自動車が一生懸命取り組んだのであれば、完全に今回のトヨタ GR スープラはプアマンズBMWどころか、まったく見向きもされない不人気車になる可能性も高い。
アメリカではこの手のデザインは「ウケる」のかもしれませんが、日本ではちょっとどうなんでしょう?
または、BMWの直列6気筒ターボエンジン搭載車が600万円台で購入できるのであれば、それはそれでバーゲンプライスなので、逆に人気が出たりして。
私だったらプアマンズBMWのトヨタ GR スープラを購入して、BMW Z4 クーペ的なカスタマイズをしてしまいそうです。
もちろん、トヨタのエンブレムは外して、エンブレムもBMWにすれば、ほぼBMW Z4 クーペが出来上がるような気がします。
ボディデザインはトヨタオリジナルでも、細かいところはBMWと共通だろうし、そんなボディキットが発売されてもおかしくない、とも思います。
【引用・参照元】
https://www.supramkv.com/threads/spied-bumper-and-side-vents-and-production-wheels.745/
https://www.motor1.com/news/230230/2018-toyota-supra-leaked-specs/