リバースギア連動バックモニターとして使えるレーダー探知機として購入したコムテックZERO802Vですが、バックモニターとし利用するのは取り付けに少しコツが必要でしたので、取付方法をお伝えします。
取り付けには配線で少し工夫が必要
コムテックZERO802Vをバックモニターとして利用する場合には配線が通常のバックモニターとは異なります。
通常はカメラの電源はACC(アクセサリー電源)を使用し、モニター側でギアをリバースに入れたことを感知するためにバックランプからも配線を行います。
しかし、コムテックZERO802Vはバックカメラから送られる映像データを受信することでモニターがバックカメラに切り替わる仕組みだそうです。
つまり、バックカメラの電源をACC(アクセサリー電源)から配線するとカメラは常時映像を映すことになるため、レーダー探知機のモニターには常時バックカメラの映像が映されることになります。
なので、バックカメラはリバースギアに入れたときだけ映像を映すように設定する、つまりバックランプから電源を供給する必要があります。
BMWやBMW MINIの電圧が低いので映らない
私の場合は事前にショップでバックカメラとモニター付きルームミラーを取り付けていたので、バックカメラから室内までの配線はそのまま流用します。
まずはバックカメラの電源をACC(アクセサリー電源)からバックランプへ配線を変更します。ボディアースもそのままなのでこれだけで配線は完了すると思っていました。
しかし、実際にリバースギアに入れてもバックカメラの映像は映りません。正確には一瞬映るがすぐにレーダー探知機画面に切り替わることがほとんどでした。
理由を調べるためにテスターなどで通電確認をしたところ問題ない通電しています。
私は電気の知識が詳しくないので同様な症状をネットで調べたところ、電圧が低いためにバックカメラが作動していない、または作動が不安定になる、ということが分かりました。
さらに調べた結果、その対応策としてリレースイッチを使用することで対応できることが分かりました。今回の場合であればこちらの4極リレーを購入して再度取り付けることに。
リレースイッチとは?
エーモン リレー 4極 DC12V車専用 20A 1245のパッケージウラの説明を読んではじめてリレースイッチの仕組みが分かりました。
普段は通電させたくない配線に別の電気信号を送ることでリレー内の磁石に磁力を発生させて、通電させていない配線を通電させるためのスイッチを磁力で動かすことで通電させる仕組みです。
*日本語がヘタですいません。写真の配線図を見た方が理解が早いかもしれません(汗)
上記の写真にある配膳図を元に今回の配線方法をお伝えすると・・・
・青線:バックランプ
・黒線:ボディアース
・赤線:ACC(アクセサリー電源)
・黄色:バックカメラ
ということになります。
バックカメラはACC(アクセサリー電源)で作動させますが、通常は通電させません。
しかし、リバースにギアを入れることでバックランプが点灯し、その際にリレーの磁石に電力が供給されます。
その結果、磁力が発生してバックカメラとACC(アクセサリー電源)を配線にスイッチが作動し通電。
なので、バックカメラに電気が供給され映像を映し出す。
バックカメラからの映像信号を受信したレーダー探知機がバックカメラの映像に切り替わる。
仕組みとしてこのような感じになります。これでリバースにギアが入ったときだけバックカメラが作動して映像信号が発生しますので、通常はレーダー探知機として使用が可能であり、バックする際にはバックカメラに切り替わります。
BMW MINIはスペースが少ないため、このリレーを収納する場所にも苦労しましたが、バックカメラ関係の配線をリレーごとスカッフプレート内に収めることができました。
本来はリレーは発熱するので他のものと接触しない状態で取り付けるのがベストですが、今回はバックする際にだけ通電するので発熱に関しては気にしなくても良いと判断しています。
この辺は自己責任でお願いします。
実際にバックカメラを使用していますが、リバースにギアを入れた途端、タイムラグはほぼ感じない程度でモニターに切り替わりますので実用的にもまったく問題はありません。
ただし、コムテックZERO802Vの起動に時間を要するために、エンジン始動で即バックする際にはコムテックZERO802Vが起動するまでバックモニターは映りません。
場合によってはここでイラッとすることになるかもしれません。
コムテックZERO802Vは取り付け場所を選びます
BMW MINIはモニター等を取り付ける場所が制限されます。今回はダッシュボードのステアリング左側にスマホのマグネット式ホルダーを利用して取り付けました。
写真をよく見てもらうとわかりますが、レーダー探知機が上下逆に取り付けされていると思います。
できるだけレーダー探知機が目線に入らないように低い位置でダッシュボードに取り付けようとすると、写真の白丸部分がダッシュボードに接触してあまり低い位置に取り付けできません。
なので、今回はレーダー探知機を上下逆向きに取り付けることで白丸部分、つまりレーダー探知機の電源ケーブルとバックカメラからの映像入力ケーブルがダッシュボードに接触しないように取り付けました。
取り付けを考えるとこのようなケーブルは本来レーダー探知機の側面にあることが理想ですが、コムテックZERO802vはそこまで考えて設計されていないようです。
バックカメラの配線も一工夫必要ですが、レーダー探知機の設置場所にも一工夫が必要なようです。
はじめまして。同じ状況で困ってこちらの記事にたどり着きました。
リレーから出ている配線の接続はバックランプやバックカメラの線に横からエレクトロタップで繋げているのでしょうか??
回答お願いします。
記事の中にもありますが・・・
・青線:バックランプ
・黒線:ボディアース
・赤線:ACC(アクセサリー電源)
・黄色:バックカメラ
という配線にしないと写りません。
リバースギアにすると青線(バックランプの配線)が通電しますので、リレーのスイッチがONになります。
リレーのスイッチがオンになると赤線(アクセサリー電源)から供給された電気がバックカメラに流れますのでバックカメラが写ります。
バックカメラの映像が映るとその信号を感知したレーダーのモニターがバックカメラの映像に切り替わります。
バックランプの電源はバックランプの配線から分離すればOKです。
MINIやBMWはバックランプの電圧が低いのでバックカメラを動作させることが出来ません。
なのでバックカメラを動作させるためにはアクセサリー電源が必要ですが、そのままではアクセサリー電源をONにしている間ずっとバックカメラの映像がレーダーに写ってしまいます。
なのでリレーを使ってバックランプが光った時だけバックカメラが動作するようにリレーを使ってコントロールしているってことですが、文章にすると分かりづらいですね。
やはり記事にも書きましたがリレーのパッケージに書かれている配線図を見ながらやってもらった方が配線が出来ると思いますので、がんばってみてください。