新型スズキ ジムニー5ドアが2023年5月からインドにて発売開始

かなり前から噂になっていたスズキ ジムニーの5ドアバージョンがついに正式に発表されました。

スズキ ジムニー5ドアバージョン発売決定

スズキ ジムニーの5ドア車が現在開発中～生産はインドで日本での発売の予定は？

こちらの記事でもお伝えしていましたが、スズキ ジムニーの5ドアバージョンが正式に発表されました。

発売は2023年5月からインドで開始されます。

スズキ ジムニー5ドアバージョンは予想された通り基本的にはジムニーシエラのロングホイール版という意味合いが強いモデルになります。

デザインのほとんどはジムニーの3 ドア モデルと共有です。

追加のドアと長いホイールベースを除けば、唯一のスタイリングの更新はクロム注入グリルで、箱型の形状、照明ユニット、塗装されていないバンパー、フェンダー エクステンションは同じです。

スズキ ジムニー5ドアは、全長3,985mm、全幅1,645mm、全高1,720mm、ホイールベース2,590mm。

これは、グローバル仕様のジムニー 3 ドアよりも 340 mm (13.4 インチ) 長く、延長部分の殆どはホイールベースの延長に使用されています。

また3 ドアの対応するモデルと比較して 75 ～ 125 kg 重くなりますが、これはホイールベース延長に伴うボディーの大型化のためであり仕方がない部分であります。

車中泊も出来る？全席フラットシート採用

ジムニー5ドアの最大の特徴はホイールベースとと共に延長されたボディーとその室内空間です。

写真のように全席をほぼフラットな状態に倒すことができるため、延長されたホイールベース分＋後席を活用することで車中泊も可能になるのではないでしょうか？

延長された室内空間以外はジムニー3ドアバージョンと内装などはほぼ同じです。

ダッシュボードには、ワイヤレス Android Auto / Apple Carplay と互換性のあるインフォテインメント用の 7 インチまたは 9 インチのタッチスクリーンが付属しバックカメラを備えています。

またグレードはアルファとベータの2種類が用意され、上位グレードのアルファにはLED ヘッドライト、フォグランプ、15 インチ アロイ ホイール 、クルーズ コントロール、革巻きステアリング ホイール、オートエアコン、9インチのインフォテインメント、および 4 つのスピーカーサウンド システムが装備されます。

エンジンはジムニーシエラと同じ4気筒1500ccエンジンが搭載されますが、マイルドハイブリッド仕様にはなっていません。

トランスミッションは5速MTと4速ATが用意されていることから、基本的にはやはりジムニーシエラの5ドア仕様ということになります。

スズキ ジムニー5ドア仕様は日本でも発売されるのか？

現段階ではスズキ ジムニー5ドア仕様はインドで2023年5月から販売が開始されることが決まっています。

その後は生産体制が落ち着いた段階でインド周辺諸国にも輸出されることになるかもしれませんが、インドは日本と同じ右ハンドル仕様になるためインド以外の左ハンドル仕様の生産は少し後になると思われます。

逆に言えば、インドで生産されるジムニー5ドア仕様は右ハンドルがメインで生産されることを考えると同じ右ハンドルの国である日本にも輸入される可能性は高いです。

全数生産はインドで行われるため（日本では現状ジムニー3ドア仕様の生産で手一杯）日本で販売される場合もインド製ジムニーということになります。

過去スズキではインドで生産された車は日本で販売した実績もありますので、ジムニー5ドア仕様が日本で販売される可能性はあります。

しかし、その時期や価格、そもそも本当に日本でも販売するのか？に関しては現段階では発表はありません。

ジムニー3ドアは納期が1年以上かかるような人気車種ではありますが、これは生産能力の問題で納期が遅れている面もあるため決して日本で販売台数が多い車ではなく、あくまでも趣味性の強い車になります。

それは3ドア＋後部座席の実用性の無さが原因であることを考えるとファミリーユースでも使用可能なジムニー5ドア仕様は日本でも人気が出る車になると思いますが、果たしてそれだけの生産能力がインドの工場にあるのか？そこが問題になりそうです。

【引用・参照元】