現行型のG80型M3セダンには日本以外ではMT仕様が販売されていますが、日本ではAT仕様のみが販売されています。しかし日本でもG80型M3セダンのMT仕様が販売されるという噂があります。
BMW M3セダン G80の日本でのラインナップは?
現在日本ではG80型M3セダンのラインナップは実質的には2つのグレードのみ販売が行われています。
- M3セダン コンペティション(1350万円)
- M3セダン コンペティション xDrive(1381万円)
M3セダン コンペティションは8速AT+FR駆動ですが、M3セダン コンペティション xDriveは同じく8速ATですが駆動方式がxDrive(AWD)となるのが特徴です。
よって現在日本で販売されているG80型M3セダンにおいてはトランスミッションは8速ATのみが用意されて6速MT仕様は用意されていません。
ちなみに、G82型M4クーペには上記の2つのグレード以外に6速MT+FR駆動のM4クーペ@無印が設定されていますので、6速MT仕様を選択することは可能です。
例えばBMWのカスタマイズで有名なスタディさんのデモカーの1台はG82型M4ですが、こちらのM4は6速MT仕様(それも左ハンドル)仕様となっていますが、もう1台のデモカーであるG80型M3セダンはAT仕様になっています。
よってG80型M3/G82型M4を日本で購入したいと考えた場合は、M4@無印を選択しない限りは6速MT仕様は選択できないということになります。
ディーラーの営業マンからの噂話
日本でG80型M3セダンに6速MT+FR仕様が設定されていない理由は定かではありませんが、日本で販売されている90%以上の車がAT仕様であることを考えてM3セダンでは6速MT仕様を購入したいと考える顧客はほぼいないと判断しているのだと思います。
現在6速MT仕様が設定されているM4クーペにおいても多くの人は8速AT仕様を購入しているという話ですので、セダンならなおさらAT仕様の需要が多いと考えるのは妥当だと思います。
しかしFacebookのBMWグループの投稿によるとディーラー営業マンの話として日本ではあまり販売台数が期待できないと思われているG80型M3セダンの6速MT仕様が日本でも販売されることが決まっているとのこと。
それも限定50台という非常に少ない台数であるとの記載がありますので、この情報の信憑性はかなり高いと思われます。
限定50台のM3セダンの6速MT仕様はかなり人気が高いのでは?
なぜここに来て日本ではあまり販売台数が期待出来ないM3セダンの6速MT仕様を販売することになったのでしょうか?
恐らくは日本でもM3セダンの6速MT仕様を購入したいという顧客からのリクエストが多かったためだと思われます。
カタログモデルとしてはあまり販売が期待出来ないモデルであってもわずか限定50台ということになるとその希少性から価値はグッとアップすることは間違いがありません。
最近は国産車でも半導体不足の影響で人気車は中古車市場でもプレミアム価格で販売される事例がありますので、BMWの中でも人気のMモデルであれば仮に新古車として中古車市場で販売されればプレミアム価格になることは間違いがないでしょう。
ただしこの限定50台のM3セダンが右ハンドルで販売されるのか?左ハンドルで販売されるのか?によってもそのプレミアム性は変わってきます。
限定台数50台の全てが右ハンドルの場合はプレミアム性は変わりませんが、50台のうち10台とか20台が左ハンドルで販売されるのであれば、プレミアム性という観点から考えると左ハンドルの方が価値が高くなることが予想されます。
もしM3セダンの6速MT仕様が欲しいと思っている方は選べるのであれば右ハンドルなのか?左ハンドルなのか?は慎重に判断された方が良いと思いますよ。