先日、BMW X4 G02のiDrive画面に「リコール(無償修理)の案内が届いています」と表示されました。これまで何度かBMWのリコール情報を見てきましたが、自分の車のモニターに直接通知が出ると、さすがに気になります。
詳しく確認すると、今回のリコールはスターターに関するものでした。しかも調べていくと、日本だけの話ではなく、海外でも同じようなスターター不具合によるリコールが発生しています。さらにディーラーへ確認したところ、対策部品が不足しており、すぐには修理できないことも分かりました。
- ✅BMW X4 G02のリコール原因はスターター内部の摩耗
- ✅同様の不具合は世界で発生し、対策部品が不足している
- ✅対象車は異常に注意し、部品入荷後の確実な交換が必要
私のBMW X4 G02もリコール対象になった
今回、私がリコールを知ったきっかけは郵送の案内ではなく、iDriveの通知でした。画面には2026年8月26日に国土交通省へリコールを届け出たことが表示され、詳細を確認するとリコール番号は「外-4224」となっていました。
リコールはニュースで見ている間はどこか他人事ですが、自分の車が対象になると受け止め方が変わります。特に今回は走行性能や快適装備ではなく、エンジンを始動するスターターに関係する不具合です。しかも最悪の場合には火災につながる可能性があるため、早めに対策しておきたいと考えるのが普通だと思います。
BMW X4 G02のリコール「外-4224」とは?
出典:消費者庁「リコール情報サイト」(recall.caa.go.jp)より
今回の外-4224は、スターター内部にある始動用リレーの耐久性が十分ではないことが原因とされています。エンジンの始動を繰り返すことで接点が異常に摩耗し、その摩耗粉が内部にたまることで不具合につながるという内容です。
症状が進むとエンジンが始動できなくなる可能性があり、さらに内部で短絡が起きた場合には、発熱して火災につながるおそれもあります。
対策はリレーだけを交換するのではなく、スターターを対策品に交換するというものです。つまり、一時的な点検や調整ではなく、不具合の原因となる部品そのものを交換するリコールです。
調べて分かった、スターターのリコールは日本だけではない
同様のスターター不具合が世界各国でリコールに
今回の通知をきっかけに海外の情報まで調べてみると、BMWでは日本以外でもスターター内部の摩耗を原因とするリコールが行われています。対象車種にはX4を含む複数のBMWがあり、国によって対象モデルや製造時期、リコール番号は異なります。
これは不思議なことではありません。同じ部品を使っていても、販売されている車種やエンジン、製造時期は国ごとに違います。そのため、同じ系統の不具合でも各国の法制度に基づいて別々に届け出が行われ、対象範囲も異なります。
海外で報じられた別のスターターリコールとは原因が異なる
一方で、BMWではスターターへの水分侵入によって腐食や短絡が起きる別のリコールもあります。こちらも火災につながる可能性があるため内容は似ていますが、今回の外-4224とは原因が違います。
「BMWのスターターで火災の可能性」という結果だけを見ると同じ問題に見えますが、不具合の発生原因まで確認しなければ正確な情報にはなりません。私自身、今回調べてみて、リコール番号や原因を確認することの重要性を改めて感じました。
対策部品が欠品し、すぐには修理できない
火災につながる可能性があるのであれば、できるだけ早く交換してもらいたいところです。そこで私はBMWディーラーに確認しました。
ところが、現時点では対策用のスターターが不足しており、すぐに交換することはできないとのことでした。私が確認した時点では、今回の対応に必要な部品が世界的に不足しているという説明でした。
世界各国で多数の車両が同じような対策を必要としているのであれば、交換部品の需要が一気に増えるのは理解できます。ただ、リコール対象だと分かっているのに、部品がなくて修理できないという状況は、オーナーとしては少し落ち着きません。
修理できるまでBMW X4に乗っていて大丈夫なのか?
一番気になるのは、部品が入荷するまでこのまま乗り続けてよいのかという点です。私の場合は、ディーラーから部品が入荷するまで待つという案内になりました。
ただし、リコール対象車だからといって、すべての車ですぐに同じ不具合が発生するわけではありません。一方で、対象になっている以上「自分の車だけは大丈夫」と考える根拠もありません。
そのため私は、必要以上に不安になるのではなく、自分の車が対象であることを認識したうえで、始動時の違和感などに注意しながら、ディーラーからの連絡を待つことにしました。もし異常を感じた場合には、そのまま使い続けず、ディーラーへ相談するのが現実的だと思います。
一応BMWの担当者いわく、「納車から3年経過している段階でトラブルが発生していないのであれば、今後トラブルが発生する可能性は低いと思われます」という説明をされましたが、かなり苦しい説明であることは私にもわかります。対策部品が国内には存在しない現状を考えると、担当者には同情するしかありません。
リコール対象なのに修理できないことへの率直な感想
今回のような世界的なリコールの場合には、多くの場合に対策部品の生産が間に合っていないことが多いです。理由は対策部品の生産を待つよりも、リコール内容を迅速に届けることが優先されるからです。そうすることで、ユーザーへの注意喚起を行うことで、少しでもトラブルの発生及び事故を未然に防ぐことができるからです。
また、現状このスターターのトラブルに関係する事故は確認されていません。よって、そこまで急を要する事案ではないことは明白です。確かに、今後リコール対象車でトラブルや事故が発生する可能性はありますが、私を含めて対象者のユーザーは対策部品が供給されるまで気長に待つしかないと思います。
今回のようにリコールが発生した場合に対象車種への通知に関しては、今回の私のようにBMWのiDriveのモニターに通知される方法以外に、My BMWアプリに通知、そして、最終的にはディーラーから郵送にての通知が行われます。
それでもこの記事を読まれたBMWユーザーで愛車がリコール対象車になっているのかを心配されている場合は、「あなたのBMWがリコール対象車なのかを調べる方法」の記事をご参照ください。
Reference:bmwblog.com / mlit.go.jp
よくある質問(FAQ)
Q1. BMW X4 G02は今回のリコール対象ですか?
BMW X4 G02の一部車両は、スターターに関するリコール「外-4224」の対象になっています。ただし、すべてのX4 G02が対象になるわけではありません。私のX4はiDriveにリコール通知が表示されました。対象かどうかはBMW正規ディーラーやBMW公式のリコール情報で確認するのが確実です。
Q2. BMWのリコール「外-4224」はどのような不具合ですか?
スターター内部にある始動用リレーの耐久性が十分ではなく、エンジン始動を繰り返すことで接点が異常摩耗する可能性があります。摩耗粉が内部に堆積すると、エンジンが始動できなくなったり、短絡によって発熱し、最悪の場合は火災につながるおそれがあります。
Q3. BMW X4のリコール修理では何を交換しますか?
今回のリコールでは、始動用リレーだけではなく、スターターを対策品へ交換します。点検や調整だけで済ませるものではなく、不具合の原因となるスターターそのものを交換する対策です。
Q4. リコール対象なのにすぐ修理できないのはなぜですか?
私がBMWディーラーへ確認した時点では、対策に必要なスターターが世界的に不足しており、すぐには交換できないとの説明でした。同様のスターター不具合によるリコールは海外でも行われているため、対策部品の供給状況によっては修理まで時間がかかる可能性があります。
Q5. 修理までBMW X4に乗り続けても大丈夫ですか?
私の場合は、対策部品が入荷するまで待つことになりました。ただし、リコール対象である以上、不具合が起きないと断定することはできません。エンジンがかかりにくいなど普段と違う症状を感じた場合は、そのまま使用を続けずBMW正規ディーラーへ相談することをおすすめします。





コメント