公式発表されたBMW M3 G80/M4 G82の大きなキドニーグリルは賛否両論が世界中で飛び交っていますが、ついにあるアフターパーツメーカーがキドニーグリル交換用バンパーキットの開発に手を付けた模様。

なぜキドニーグリルは大きくなったのか?

BMW M3セダン G80/M4クーペ G82 BMW公式発表

ここまでキドニーグリルが話題になる車も歴史上珍しいと思いますが、BMW M3 G80/M4 G82のキドニーグリルは世界中で賛否両論を呼んでいます。

そもそも4シリーズクーペ G22から始まった大きなキドニーグリルですが、どうしてこんな大きくする必要があったのでしょうか?

理由はBMWからは正式には発表されていないのであくまでも推測ですが、1番の目的は中国市場での拡販が目的だと言われています。

中国では押出の強いモデルが人気であること、また各自動車メーカーの個性を重視する傾向があるとのこと。

つまり、BMWのデザイン上の個性をキドニーグリルと定義してその存在感を大きくすることで中国市場での拡販に繋がえると共に、BMWのブランド価値を向上させる狙いがあるということです。

世界一の自動車市場はもうアメリカではなく中国になっているので、この経営上の判断は間違っていないと思いますが、中国以外では微妙だと受け取られているため、賛否両論が巻き起こっているのも事実であります。

キドニーグリルを小さくするバンパー交換キット

今回M3 G80/M4 G82のキドニーグリルを小さくするフロントバンパー交換キットを開発することを発表したのはPrior Design社というアフターパーツメーカー。

現在は写真の様にCG上でデザインをしているのみですが、市場からの反響が大きい場合は商品を正式に発売する予定であるとしています。

一口にキドニーグリルを小さくすると言っても、単純に縦長のキドニーグリルを半分にするだけではなく、バランスを考えて一般的な横長デザインなども考えられている模様。

しかし、フロントバンパーのみを交換するだけでは縦長のキドニーグリルを横長にすることは出来ないので、キット自体はフロントバンパーのみだけでは済まないのではないでしょうか?

そうなると大掛かりなキットになることは確実で、取り付けも含めて大掛かりな改造と費用が必要になることは予想が出来ます。

キドニーグリルを小さくするバンパー交換キットは売れるのか?

Prior Design社は日本でもこれだけメディアに取り上げられたことから、市場からの反響は大きいと考えていると思われます。

実際にどのようなキット内容になるかで価格や取り付け方法は変わってくると思いますが、現状で予想出来るのはそう簡単にCGのデザインは再現できないということ。

少なくてもフロントバンパーの交換は必須になるだけに、一定のクオリティを担保するのであれば、それ相当のコストが必要になります。

フロントバンパーのみ交換だとしても価格は20万円とか30万円ぐらいの価格になることは確実だと思われますし、フィッティングがうまく行かなければそれ以上の工賃が必要になります。

そう考えると、キドニーグリルを小さくするフロントバンパー交換キットが販売されたからと言って猫も杓子も購入するのか?と言われるとどうなんでしょうねえ。

新車のフロントバンパーを脱着することで車の価値が下がったりすることもあると思うので、トータルで考えると何かと勇気がいるカスタマイズになることは間違いがないと思います。

【引用・参照元】