BMWのEV(電気自動車)と言えば,BMW i3ですが今後はBMW Mモデル全てがi3同様にEV(電気自動車)化されるかもしれません。

BMW・M部門のフランク・ヴァン・ミール氏が語る

BMWのMモデルを統括するフランク・ヴァン・ミール氏が語ったとされる話によると、BMWは2030年までにMモデルを全てEV(電気自動車)化する計画であると語っています。

MモデルのEV(電気自動車)化は果たして本当なのか?

それは本当にMモデルと言えるのか?議論が活発化するのは必死の状況です。

私は以前BMW i3を試乗したことがありますが、あれはあれで内燃機関にはないフィーリングを味わうことができて楽しかったですが、BMW i3のカテゴリーはあくまでも実用車。

BMW Mモデルはあくまでもスポーツカーですから、その実用性だけではMモデルファンは納得できないのは事実でしょう。

とは言え、テスラがあれだけ市場で人気を得ている状況を考えるとEV(電気自動車)のスポーツカーも一定程度は認知されるのかもしれません。

BMW  Mモデルは今後内燃機関とEV(電気自動車)で区別される?

同じ話の中でフランク・ヴァン・ミール氏はガソリンエンジン車の完全否定はしていません。

なので、今後のBMW MモデルはEV(電気自動車)とガソリンエンジン者が混在する形で構成されていくのか?BMW MモデルとBMW iMモデル(仮)という別ブランドで展開されるのかもしれません。

私は以前仕事で理工系大学の教授の方々と親交がありましたが、内燃機関の研究をされている教授の持論だと私達が生きている間は少なくても地球上から内燃機関がなくなることはないとおっしゃっていました。

理由は簡単でさらなる技術の発展が見込めるからです。

ぶっちゃけ、もっと燃費が良くて馬力を向上させることが可能であるということです。

自動車という製品の場合はコストとの兼ね合いから性能が決まるわけですが、今後研究が進むに連れてさらに低コストで低燃費、かつ馬力が向上した内燃機関が作れるという話ですね。

ここに消費者ニーズが加わると必ずしも教授の思うようには発展しない可能性もありますが、当面はEV(電気自動車)と内燃機関の両方が混在することが予想されます。

BMWとメルセデス・ベンツの違い

今回のBMW MモデルのEV(電気自動車)化の話の元ネタはメルセデス・ベンツAMGがのEV(電気自動車)化の発表にあります。

私が思うにBMW Mモデルのファン層とメルセデス・ベンツAMGのファン層ではニーズが違うと思っています。

メルセデス・ベンツAMGにも試乗したことがありますが、あれは普通のメルセデス・ベンツに大きなエンジンを載せて速く走れるようにしたものと私は考えます。

しかし、BMW Mモデルは形こそベースグレードの車と似たような形をしていますが、作りがまったく別物だと感じることができました。

これをBMW Mモデルファンは求めているのであって、メルセデス・ベンツAMGのファンはそこまで求めていない。

メルセデス・ベンツAMGはあくまでも実用者の延長線上の車であり、BMW MモデルはあくまでもMモデルとして存在している。

この差を考えるとBMW MモデルのEV(電気自動車)化は時代の流れかもしれませんが、決して内燃機関も忘れない。

これがBMW Mモデルのポリシーとして内燃機関の車も維持して欲しいと個人的な願望を持っています。

【引用・参照元】

https://www.carscoops.com/2018/07/bmw-m-models-electrified-2030/