ノルウエーのオスロにて新型BMW M5(F90)が3台も撮影されたスクープ動画が公開されています。今度の新型BMW M5(F90)は600馬力と伝えられますが、今のところ外見からはモンスターマシンには見えません。

新型BMW M5(F90)羊の皮をかぶった狼?

新型BMW M5(F90)は偽装が丹念に施されているの本当のデザインは今のところ不明です。しかし、今回のスクープ動画を見る限りでは、600馬力のモンスターマシンには見えません。

今回のスクープ動画の撮影者はかなり接近して動画を撮影していますが、それでもどこまでが偽装でどこまでが本物なのかは分からない状況です。

過去のBMW M5もベースになる5シリーズから大きくボディデザインが変更されるのではなく、見る人が見れば5シリーズとは別物であることが分かる、その程度の差別化しか行っていません。

3シリーズ(4シリーズ)とM3(M4)ほどの違いが見いだせないので、今回も羊の皮をかぶった狼のような見た目は5シリーズだけど走ると速い、そんなコンセプトで開発が行われていると思われます。

600馬力にはDCTは対応できない

スクープ記事の筆者によれば新型BMW M5(F90)の600馬力にDCTが対応できないため、8速オートマが搭載される書かれているので、先日お伝えした新型M8と同様になることはほぼ確定です。

最近のMモデルはオートマチックではなくDCTをトランスミッションに採用してきましたが、500馬力程度までが限界のようです。

よって、今後のMモデルはパワーアップする度にDCTからオートマチックに変更されることが予想されます。これはDCTのマニュアルトランスミッションに近い感覚を好むMモデルユーザーには悲報となることでしょう。

過去BMWはSMGなど2ペダルでマニュアルトランスミッションに近づけることを続けてきましたが、今回は開発が追いつかなかったのが残念でありません。

新型BMW M5(F90)のブレーキディスクが小さいのはフェイク?

動画を注意深く見なければ分かりませんが、今回の新型BMW M5(F90)のテストカーのブレーキディスクが小さいことが指摘されています。

M3/M4よりもブレーキディスクが小さいことは600馬力の車を正確に減速させることはできませんのでおそらくフェイクです。

または、G30型5シリーズのホイルデザインがブレーキディスクを小さく見せるようなデザインなのかもしれません。

どちらにしても、新型BMW M5(F90)が発売される際には大きなブレーキディスクが搭載されることは間違いありません。

3台のテストカーが目撃されるのは異例

スクープ動画を見ればわかりますが、今回は3台の新型BMW M5(F90)のテストカーが並んで走行しています。市街地でのテスト走行と思われますが、同時に3台のテストカーが目撃されるのは異例です。

もしかすると、3台の車は別々の仕様、セッティングが施され、それを比較するために同時に3台の車を走らせているのかもしれません。

まだまだ、不明なことが多いですが、確実に新型BMW M5(F90)の開発が進められていることは、うれしい限りです。問題は価格だけではないでしょうか?

【引用・参照記事】

SPIED: BMW F90 M5 caught again in Oslo