先日M4を車検に出した際の代車がなんとM5コンペティションだったので、その時の試乗の様子をレビューします!
あまり乗る機会がない車を代車で試乗出来る楽しさ
車検とか点検だとかは車に乗っていると必ず行わないとイケないものですが、引取納車がめんどくさいものです。
しかし、その時に貸してもらえる代車に乗れるというのは非常に楽しい経験になるのも確かです。
私は過去にいろんな車を代車で乗る機会がありましたが、可能な範囲でこれまで乗ったことがない車を代車で貸してもらえるように交渉しています。
基本的に代車なのでこちらからリクエストすることは難しいですが、一応乗ってみたい車を貸してもらえるようにリクエストするようにしています。
タイミングが合えば乗ってみたかった車に乗ることが出来るので車検、点検のめんどくさい手間を楽しさに変えられるので、密かな楽しみだったりします。
例えば、上記で書かせてもらった750iLなんて自分で購入して乗れる車ではありませんので、非常に貴重な体験でした。
まあ、これは偶然代車として借りれる車がこれしかなかったという偶然が重なっただけなんですけどね。
BMW M5コンペティション F90 LCI 走行距離たった3000kmの新車
今回M4の車検で代車を依頼した際に、営業マンから乗ってみたい車はありますか?と聞かれたのでまだ乗ったことが5シリーズが乗ってみたいとリクエストしていました。
そうすると後日連絡があってM5なら空きがあるので乗れすけどどうされますか?との返事。
イヤイヤ私は普通の523iとかをイメージしてリクエストしていたのですが、それがM5になるというこの偶然を断る理由もないので、喜んでM5コンペティション F90のLCIモデルを4日間も借りることが出来ました。
まず最初にエンジンを始動させるとV8エンジン特有の低音の爆音が響き、思わず顔がニンマリしてしまいます。
ただし、これを自宅のガレージで聞くことになると今まで以上に近所迷惑になる予感が満載なのが気になりますが。
そして実際に走り出してしまうと想像以上に乗り心地がコンフォートな印象です。
もちろん、シャシーのセッティングはコンフォートで設定していますが、これをスポーツやスポーツプラスに変更しても多少はサスペンションが固めに変更されますが、M4に比べると全体的にマイルドな角が取れたような乗り心地という感じで意外でした。
そこから少しアクセルを踏み込むと正直加速(と言っても街なかでアクセルを踏み込む程度)という面ではM4の方が刺激的ではありますが、アクセルレスポンスが強大なトルクのためか?すごくピックアップが良い反応を示します。
もちろん、加速に合わせてエンジン音も唸りを上げる訳ですが、ぶっちゃけ迫力だけならM4の直列6気筒エンジンよりもV型8気筒エンジンの方が数倍迫力満点で大排気量の車に乗っている気分にさせられます。
M5コンペティションのエンジンは最高に気持よいエンジンだと思います。
室内の広さと高級レザーシートの座り心地がとても良い
今回代車でお借りしたM5コンペティションのボディカラーはアルピンホワイトです。
そして内装はブラックに茶色のセンターストライプが入ったシートがとてもカッコいいです。
普段乗っているM4のシートもサイドの張り出しなどが大きくて座り心地も良いシートだと思いますが、M5コンペティションのシートはM4のシートよりも一回り大きな感じ。
そしてサイドの張り出し、特に肩部分の張り出しがとても大きいのですが乗降性は犠牲になっていないのがとても良いです。
座った感じが体全体を包み込むような感じの大振りなシートなので、個人的にはこのM5のシートだけも欲しいかもと思ってしまいます。
これだったらあえてシートをRECAROなんかに交換しなくても十分満足出来るシートだと思います。
あとレザーの質感もM4のそれとは比べ物にならないぐらいさわり心地がとても良い。
M4のレザーシートと比較すると柔らかい手触りなんですが、ふにゃふにゃしていなく腰のある感じと表現すれば良いのでしょうか?
以前友人のポルシェ カイエンに載せてもらった時のポルシェのレザーシートにも感激しましたが、その時はシートの張り具合がとても固めな感じがしました。
しかし、今回のM5に関しては張り具合はポルシェほど固くないのですが、しっかり感があって個人的にはM5のシートの方が好みな印象を受けました。
M5の後席は通常の5シリーズ同様に4名または5名乗車でもゆとりを持って乗り込めるサイズと空間を備えています。
私のM4もハイパフォーマンスな実用車だと思っていましたが、実用性とハイパフォーマンスの組み合わせであれば、完全にM5の方に軍配が上がります。
サスペンションもコンフォートで家族を乗せてもクレームが来ること無く、少し足を踏み込めば強大なトルクを発生させて静かに速く走ることも可能なM5。
ぜひ予算に関係なく車を1台選ぶことが可能なのであれば、私はM5コンペティションを選びたい、と思わせる1台でした。
最高に感激した4日間でした。