MINIは2026年10月、新型カントリーマン(U25)に「Untamed Edition(アンテイムド・エディション)」を設定しました。専用カラーやアウトドアを意識したデザインだけでなく、車高を引き上げたサスペンションや悪路向けタイヤを組み合わせ、通常モデルよりもオフロード走行に重点を置いています。ただし、これらの装備は世界共通ではなく、北米と欧州ではパワートレインごとの設定に違いがあります。
- ✅️MINIカントリーマンU25に悪路向けUntamed追加
- ✅️北米はガソリン・EVとも15mm車高アップ、欧州はEV限定
- ✅️米国価格43,900ドル(約700万円)、2027年初頭発売・日本未定
新型MINIカントリーマン(U25)Untamed Editionとは?
Untamed Editionは、現行の第3世代MINIカントリーマン(U25)をベースにした特別仕様車です。「Untamed」は「飼いならされていない」「野性的な」「手つかずの」という意味を持ち、日常での使いやすさとアウトドアでの活動を両立させることを狙っています。
先代カントリーマン(F60)にも同名の特別仕様車がありましたが、主な特徴は専用色や内外装の仕立てでした。今回のU25では、対象仕様にリフトアップした足回りとオールテレーンタイヤを採用。見た目の演出から一歩進み、未舗装路での走行性能にも手を加えています。
設定されるモデルは市場によって異なり、ガソリン車、ディーゼル車、電気自動車(EV)まで用意されます。ただし、すべてのUntamed Editionが同じオフロード装備を備えるわけではありません。
車高15mmアップで進化したオフロード性能
15mmのリフトアップと最大19mmの最低地上高拡大
最大の技術的変更は、対象車に採用する15mmのサスペンションリフトです。最低地上高は仕様によって最大19mm増加し、前方の障害物に接近する際のアプローチアングルや、車体中央が路面に接触しにくい度合いを示すランプブレークオーバーアングルも改善されています。
専用19インチタイヤと走行制御の調整
タイヤにはピレリの「Scorpion All Terrain Plus」を設定。専用デザインの19インチ「Untamed Edition Spoke」ホイールと組み合わせ、舗装路以外でのトラクションを高めます。
足回りの変更に合わせ、ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)、DSC(横滑り防止装置)、ステアリングの制御も専用に調整されています。四輪駆動モデルではMINI ALL4と組み合わせることで、滑りやすい路面での駆動力確保を図ります。なお、ALL4はすべての販売仕様に標準というわけではありません。
Untamed Edition専用の外装・内装装備
専用グリルとボディ保護フィルム
フロントには縦方向の造形を強調した専用グリルを採用。ホイールアーチやサイドシル、ボンネットのパワードーム部分には、飛び石などから塗装面を保護するマットブラックのフィルムを配置しています。前後のアンダーボディ保護部品やCピラーの山をモチーフにしたロゴも特徴です。
ボディカラーには
- Hideaway Grey(ハイダウェイ・グレー)
- Nomad Blue(ノマド・ブルー)
- Frozen Nomad Blue(フローズン・ノマド・ブルー)
などを設定。
Frozen Nomad Blueは、MINIの量産モデルで初となるマット仕上げの外装色です。
ブルーの専用内装とキャンプ用品
室内にはNightshade BlueのVescinスポーツシートを採用し、ダッシュボードやドアには編み込み素材の意匠を取り入れています。ラバーフロアマットやラゲッジマットも専用品です。
アウトドア向けには、AUTOHOMEと共同開発したルーフテント、HELINOXと共同開発した折りたたみチェアやテーブルも用意されています。
北米仕様と欧州仕様で異なるオフロード装備
北米ではガソリン車とEVの両方をリフトアップ
北米で販売されるUntamed Editionは、ガソリン車のCountryman S ALL4とEVのCountryman SE ALL4が対象です。両モデルとも15mmのリフトアップとピレリ製オールテレーンタイヤを標準装備し、四輪駆動のALL4を採用します。米国仕様では牽引用ヒッチも標準で、牽引能力は3,500ポンド(約1.6トン)です。
欧州ではEV限定の車高アップ
一方、欧州で15mmのリフトアップを採用するのはEVモデルに限られます。ガソリン車やディーゼル車は専用デザインを備えていても、同じ車高アップは適用されません。さらにオールテレーンタイヤは欧州ではオプション扱いです。
したがって、Untamed Editionという名称だけで悪路走破性を判断することはできません。購入時には駆動方式だけでなく、リフトアップとタイヤの有無を確認する必要があります。
海外価格・発売時期と日本導入の発表状況
米国でのCountryman S ALL4 Untamed Editionの車両価格は43,900ドル(約700万円)です。通常のS ALL4の38,900ドル(約620万円)に対して5,000ドル(約80万円)高く、この差額には必須となる上級装備パッケージ3,400ドル(約50万円)とUntamed専用装備1,600ドル(約30万円)が含まれます。米国の価格には別途配送手数料が加わります。
英国ではCountryman C Untamed Editionが33,595ポンド(約700万円)から設定されており、パワートレインと市場によって価格も装備も異なります。単純に為替換算した金額を日本での販売価格と見なすことはできません。
生産は2026年11月にドイツのBMWグループ・ライプツィヒ工場で開始予定で、市場投入は2027年初頭とされています。2026年10月時点で、日本での発売時期、導入グレード、価格は発表されていません。
まとめ|Untamed Editionは通常のカントリーマンと何が違うのか
新型MINIカントリーマン(U25)Untamed Editionは、専用内外装に加え、一部市場・モデルでは15mmのリフトアップ、専用タイヤ、走行制御の調整を採用した特別仕様車です。
とりわけ北米仕様はガソリン車とEVの双方に主要な悪路向け装備が揃う一方、欧州仕様はEVかどうかで足回りの内容が変わります。私が購入判断で重視したいのは、装備名称よりも実際の最低地上高、タイヤ、駆動方式の組み合わせです。日本導入の有無と仕様は今後の発表を待つことになります。
Reference:press.bmwgroup.com
よくある質問(FAQ)
Q1. MINIカントリーマン Untamed Editionは通常モデルと何が違いますか?
Untamed Editionは、専用グリルやボディカラー、Nightshade Blueの内装などを採用した特別仕様車です。さらに一部の市場・モデルでは、15mmのリフトアップやオールテレーンタイヤ、専用の走行制御を備え、通常モデルより悪路走行に適した仕様となっています。
Q2. Untamed Editionの最低地上高は何mm高くなりますか?
対象モデルには15mmのリフトアップサスペンションが採用され、最低地上高は最大19mm拡大します。ただし、すべてのUntamed Editionに適用されるわけではなく、北米ではガソリン車とEV、欧州ではEVのみが対象です。
Q3. Untamed Editionは四輪駆動(ALL4)ですか?
北米仕様はガソリン車のCountryman S ALL4と電気自動車のSE ALL4が設定され、どちらも四輪駆動です。一方、欧州では前輪駆動モデルも用意されるため、Untamed Editionがすべて四輪駆動というわけではありません。
Q4. 新型Untamed Editionの価格はいくらですか?
米国仕様のCountryman S ALL4 Untamed Editionは43,900ドルです。通常のS ALL4より5,000ドル高く、上級装備パッケージとUntamed専用装備が含まれます。価格は販売地域やグレードによって異なり、日本での販売価格は発表されていません。
Q5. MINIカントリーマン Untamed Editionは日本で発売されますか?
新型Untamed Editionは2026年11月からドイツのライプツィヒ工場で生産を開始し、海外では2027年初頭の発売が予定されています。2026年10月時点で日本導入は発表されておらず、発売時期、導入グレード、国内価格も未定です。










コメント