BMW MINIはアメリカで一度販売を中止した6速MT仕様を復活させました。

BMW MINIは2023年モデルのアメリカ仕様車に6速MTが復活

半導体不足でBMWの納期が遅れる~オプションも取り付けられない

BMWやBMW MINIに限らず車の納期がかなり長期化されており、その対策として標準、オプションなどの装備の一部を省くことで少しでも納期を短くすることに努力しています。

当初は半導体が不足していることが原因で納期が大幅に遅れていると思われていましたが、半導体以外にも各種部材の納期も大幅に遅れていることも発覚し、車の納期遅れが回復する見込みは当面は難しいと思われています。

BMW MINIではアメリカにおいて約1年前に部材の納期遅れなど理由にカタログから6速MT仕様を削除し、AT仕様のみを販売してきました。

しかし2023年モデルからは再びカタログモデルとして6速MT仕様を3ドアハッチバック車(ワン、クーパー、JCW)に復活させて販売することになっています。

アメリカでは都市部ではAT車の需要が多いようですが、都市部以外では車種によってはMT車の需要はまだまだ高いこと、以前よりは各種部材の納期が改善されたことで今回6速MT仕様が復活したと考えられます。

アメリカのBMW MINI 2023年モデルではあのボディカラーが廃止

BMW MINIボディカラーで初代BMW MINIのカタログに掲載されていたペッパーホワイトが廃止されることが決定しています。

合わせてホワイトシルバー、ムーンウォークグレーも順次廃止される模様です。

特にホワイトペーパーはBMW MINIを代表するボディカラーだと思いますので、廃止される理由がよく分かりません。

アメリカでは白いボディカラーは不人気だと以前は言われていましたが近年は世界的に白いボデイカラーの人気が上がっていると言われています。

その代わりにNanuq White (ナヌークホワイト)という白いボディカラーが追加されました。

ペッパーホワイトは白というよりはクリーム色に近い色でしたが、Nanuq White (ナヌークホワイト)はペッパーホワイトよりも明るい白ということなのでより人気の高い白いボディカラーに変更されたということになると思います。

BMW MINIの6速MT、Nanuq White (ナヌークホワイト)は日本にも導入される?

BMW MINIは基本的に開発はドイツですが生産はイギリスで行われているはずです。

なのでアメリカ向けのBMW MINIも生産はイギリスで行われていると思いますので、生産効率という観点から考えると日本仕様も少なくてもボディカラーのペッパーホワイトが廃止されNanuq White (ナヌークホワイト)に変更される可能性は高いと思われます。

ただし3ドアハッチバックモデルの6速MT仕様に関しては日本には導入されない可能性のほうが高いと思われます。

理由は日本においてのBMW MINIの売れ筋は3ドアハッチバックではなくSUVのクロスオーバーであり、3ドアハッチバック車のAT仕様自体の販売台数が多くありません。

なので仮に6速MT仕様を日本で復活させたとしても販売台数の増加はあまり見込めないため、6速MT用の部品の在庫点数が増加するコストと天秤にかけても割に合わないと判断される可能性が高いと思います。

BMW MINIオーナーやBMW MINIが好きな人の中には一定数6速MT仕様を歓迎する人々はいると思いますが、AT比率が高い、2ドアモデルは不人気、という現状では日本での6速MT仕様の復活はハードルが高いと思われます。

【追記】

日本での上記のボディカラーは廃止されるようです。

【引用・参照元】