世界中で半導体が不足する自体が続いていますが、その影響で車の納期が遅延したりオプションの取り付けが出来ない状態が発生している模様。

BMW M3 G80をドイツ本国オーダーしたら納期が1年先になることも

先日FacebookのBMWグループの投稿を見ているとせっかくM3やM4を発注しようと思っても、納期が最悪1年以上も先(または未定)になる事例があるそうです。

私がM4 F82を本国オーダーした際は通常3ヶ月で私のようにサンルーフを取り付けるなどというレアな発注を行っても4ヶ月で納車されていたことを考えると非常に納期がかかる模様です。

一応ディーラーが事前に発注している見込み発注の車(買い手が決まっていない車)の中に希望する仕様の車があった場合はそれを購入すれば1ヶ月~2ヶ月で購入することが出来ますが、かなりレアな状態だと思います。

この納期が非常に遅くなっている原因が世界中で発生している半導体不足が原因とのこと。

BMWに限らず最近の車にはそこそこ高性能なコンピュータが何台も搭載されているので、半導体が手配出来ないと車を製造することが出来ない。

噂では冷蔵庫などの家電製品でも半導体不足で納期が遅れている商品もあるとのことなので、当面はコンピュータが搭載されている商品は納期に気を付けた方が良いのかもしれません。

車は納車出来てもオプションが取り付けられない事例も

また車両だけではなくカタログに掲載されているオプションなどの装備が取り付けられない、またはオプションのおかがで車の納期が遅くなる事例もある模様。

BMWの場合は、ワイヤレスチャージャーやデジタルキー、レーザーライト、ハーマンカードン(オーディオ)のオプションが現在選べない、取り付けが出来ない事例が発生している模様。

ワイヤレスチャージャーって確か標準装備だったと思いますが、2021年モデルの場合は装備されているモデルと装備されていないモデルが存在することになるのかな?

またオプションでもディーラーオプションで後から取り付けできる物であれば納車を優先してオプションが手配出来るようになってから取り付けることも出来ますが、レーザーライトやハーマンカードンなんて工場オプションですから後から取り付けることは出来ませんので悲しいですね。

個人的には新車で車を購入する1つの目的はボディカラーやオプションなどを自分好みで発注出来ることが魅力だと思っているので、本来取り付けられるはずのオプションを諦めて車を発注するのは新車を購入する魅力が大きく半減してしまう感じがします。

半導体不足でも納車を早める方法

半導体不足のタイミングで車を購入することになった人はちょっと残念ですね。

車を購入する人の約7割は買い替えだと言われていますので、その多くは車検切れのタイミングの方も多いハズ。

そんな時に新しい車の納期が半年、1年待ちということになると最悪の場合は現状の車をもう1回車検を通して乗り続ける方もいらっしゃると思います。

もしBMWの新車を購入する際に納期を早めたいと思っている方は数はそんなに多くないかもしれませんが国内にある在庫車の中から欲しい車を選ぶ方法をオススメします。

通常はカタログなどで仕様を決めてから営業マンが国内在庫を調べますが、半導体不足で納車が遅くなることが我慢出来ない場合は、逆に国内に在庫がある車を営業さんに教えてもらいその中から車を選ぶ方法を考えても良いと思います。

1シリーズ、3シリーズ、5シリーズなどは国内在庫が比較的多い車だと思いますので、その中で希望に近い車両を選べば納期を短縮させることも可能。

ディーラーでは日本全国の在庫車両と現在船で輸送中の見込み発注車両を調べることが出来ますので、それなりの台数の中から希望に近い車両を見つけることが出来るかもしれません。

もし、BMWのディーラーで新車を購入しようと思った時に納期が遅い、または未定と言われた場合は在庫車を調べてもらってその中で選ぶ方法を営業マンと相談してみてはいかがでしょうか?