車庫に車をまっすぐ停めるのは、多くのドライバーが苦手とする作業です。
私もアバルト500に乗るようになって、まっすぐ車庫や駐車場に車を停めることができません。
なぜなら、アバルト500にはバックカメラが無いからです。
また、駐車場の枠より車が小さすぎて何を目印にして駐車して良いのか?
駐車場の白線を目印にこれまで駐車していたんですが。
この記事では、バックカメラに頼らないで車を車庫にまっすぐ停めれる方法のコツや便利な装置を紹介していきます。
サイドミラーを使った正確な位置調整
まず、駐車の際に手軽に利用できるのがサイドミラーです。
サイドミラーの角度を工夫することで、車体の左右の位置やタイヤの位置を確認しやすくなり、まっすぐ停めるためのサポートになります。
ミラーの角度を下向きに調整することで、車体の横幅やタイヤがガレージ内のラインとどう並んでいるかを確認しやすくなります。
特にタイヤが床のラインと平行になっているか確認すると、まっすぐ停めやすくなります。
左右のミラーを交互に確認し、車庫の中央に車が収まるように微調整します。
左右均等にスペースが確保できると、結果的にきれいに駐車できます。
車庫内の目印を活用する
目印を決めておくことで、駐車の精度が上がります。
例えば、以下の方法を試してみてください。
- ガレージの床にテープやラインを引いて、タイヤの位置を合わせる目印を作ると、毎回同じ場所に停めやすくなります。
- 車庫の奥や側面に見えるようにポイントを置いて、駐車中にその目印と車体の位置がまっすぐになるように合わせます。
これにより、車体が斜めにずれにくくなり、安定して駐車できます。
ハンドル操作のポイント
ハンドル操作は、車をまっすぐ停めるための重要な要素です。
ハンドルの位置が少しずれるだけでも、バック時に車体が斜めになりやすくなります。
以下のポイントを意識して、ハンドルを操作しましょう。
バックを始める前にハンドルがまっすぐになっているかを確認します。
わずかなズレが駐車の際に影響するため、スタート時の確認が大切です。
駐車中に車体がずれそうになったら、サイドミラーを確認しながらゆっくりとハンドルを調整します。
左右のバランスを見ながら、慎重に微調整するのがコツです。
リバース連動ミラー下降装置の活用
車庫にまっすぐ停める際のもう一つの有効な方法として、リバース連動ミラー下降装置(以下「リバースミラー」)の活用が挙げられます。
この機能は、車をバックに入れた際にサイドミラーが自動で下向きに調整されるもので、タイヤの位置や側面の障害物を視覚的に把握しやすくなります。
(リバース連動ミラー下降装置取り付け後のサイドミラーから見える後方視界)
リバースミラーの主なメリットは以下の通りです。
- 車体と駐車スペースの左右の距離が視覚的に確認しやすいため、サイドラインや壁からの距離を簡単に把握できます。
- 狭いガレージや視界の悪い駐車スペースでの安全性が高まり、車体をまっすぐに保ちやすくなります。
リバースミラーは、特にバックカメラがない車種や、ガレージが狭く障害物が多い駐車環境において、スムーズな駐車をサポートする機能です。
純正で搭載されていない車でも、アフターマーケットの製品を装着することで後付け可能なものもありますので、駐車が苦手な方は導入を検討してみるのもおすすめです。
駐車補助アイテムの利用
リバースミラーの他にも、駐車を補助するアイテムを使うことで、より簡単に車庫にまっすぐ停めることができます。
- 車庫内にガイドポールや駐車ガイドラインを設置する方法:このような物理的なガイドを活用することで、タイヤの位置が安定しやすくなり、毎回同じ位置で駐車しやすくなります。
- 駐車ストッパーの設置:車庫の床に駐車ストッパーを置くことで、タイヤが固定され、いつも同じ位置で止められるため、ミスなく駐車できます。
駐車補助アイテムを活用することで、駐車の精度が上がると同時に、車庫入れが楽になります。
定期的な練習と確認
車庫に正確にまっすぐ駐車できるようになるには、練習も重要です。
特に、狭いスペースやガレージの中での駐車が苦手な方は、次のポイントを意識して練習してみましょう。
- サイドミラーでの確認や、目印を頼りにする練習を繰り返し、タイヤ位置や車体の左右バランスを常に意識する習慣をつけます。
- 車を数メートルごとに止め、確認しながら少しずつ前進や後退を繰り返すと、車体の向きや位置を把握しやすくなります。
特に初心者の方は、最初は時間をかけて練習し、少しずつ感覚を身につけていくと良いでしょう。
車庫にまっすぐ停めるためには、サイドミラーの活用や目印の設置、そしてステアリング操作の確認といった基本的な技術が重要です。
しかし、練習するのが大変、めんどくさい場合は、リバース連動ミラー下降装置などの補助装置を導入することで、車庫にまっすぐ車を停められるようになるので一番簡単な方法かもしれません。