アバルト595オーナーの悩みのタネの一つはレコードモンツァ(レコモン)の爆音が近所迷惑になることですが、そんな悩みも解決される模様です。
私がアクラポビッチを選んだ理由とその結果
私はアバルト 595C ツーリズモなので標準ではマフラーはレコードモンツァ(レコモン)ではありません。
レコードモンツァと悩んだ結果、今回はアクラポビッチのマフラーを取り付けることになりました。
音色、音量ともにアクラポビッチよりもレコードモンツァの方が断然良いのは重々承知しているのですが、左右4本出しの細い貧弱な出面が我慢できずにアクラポビッチを取付けました。
おかげでレコードモンツァ程の爆音になってはいない(とは言え、M4純正マフラーより爆音)のでご近所には十分注意を払いながら乗っていればクレームにはならない模様です。
これがレコードモンツァだとかなり神経質にならないといけなかったと思うとアクラポビッチで良かったと思います。
レコードモンツァのマフラーはなぜ爆音なのか?
1. レースカーにインスパイアされた設計
レコードモンツァのマフラーは、アバルト車に特化して設計されており、レースカーのようなスポーティで刺激的なサウンドを重視しています。
アバルトは、スポーツカーのブランドであり、街乗りからサーキットまで幅広いドライビングシーンでの迫力を追求しています。
アバルト車のキャラクターに合わせ、レコードモンツァマフラーはエンジンの高回転時に強烈なサウンドを生み出すよう調整されています。
2. 特殊な排気構造
レコードモンツァのマフラーには、「デュアルモード・エキゾースト・システム」と呼ばれる特殊な構造が採用されています。
このシステムは、特定の回転数に達すると排気音を大きくする仕組みで、回転数に応じて排気の流れを調整することで音量と音質に変化を持たせています。
デュアルモードにより、低回転では比較的抑えられた音ですが、回転数が高くなるとバルブが開き、排気の抜けが良くなるため、爆発的なサウンドが響きます。
3. 小排気量エンジンによるサウンドの演出
アバルトは小排気量ターボエンジンを使用しており、ターボの圧力でパワーを引き出すため、排気量の割にかなり高回転で回す傾向があります。
レコードモンツァマフラーはそのエンジン特性を活かし、回転数が上がることで大きな音が出るよう設計されています。
また、ターボの「ウィッシュ音」や「パシュン」といった過給機特有の音も聞こえるため、刺激的な音をより一層強調しています。
4. パフォーマンス向上と排気効率の追求
排気効率を上げるために、レコードモンツァのマフラーは比較的ストレートな設計がされており、抵抗が少なくなっています。
そのため、エンジンのパフォーマンスを最大限引き出すことができる一方で、音も強調されやすくなります。
特にスポーツ走行や加速時には、この排気効率が高まるため、爆発的な音量が生まれるのです。
5. ブランドの伝統とこだわり
アバルトはブランドとして「刺激的な走行体験」を売りにしており、レコードモンツァのマフラーもそのコンセプトを体現しています。
「走る楽しさ」や「聴く楽しさ」を提供するために、音の迫力が重要視されており、ただ静かに移動するのではなく、車の存在感やスポーティさを感じさせる音作りがされているのです。
レコードモンツァ リモートバルブ開閉キット
そんなレコードモンツァの爆音に悩んでいるアバルトオーナーに朗報です。
ハイスパークイグニッションコイルを販売しているハイスパークイグニッションジャパンさんが、レコードモンツァ対応のリモートバルブ開閉キットを開発中とのこと。
なぜイグニッションコイル屋さんがマフラーのバルブ開閉キットを開発しているのかは不明ですが、レコードモンツァの爆音にお悩みなアバルトオーナーには朗報ではないでしょうか?
写真に写っているのが今回紹介しているリモートバルブ開閉キット本体だと思われます。
動画で見る限りはバルブ開閉がしっかり出来ている感じです。
肝心の音量ですがハイスパークイグニッションジャパンさんのfacebookの投稿から引用すると・・・
left close right open / sound like AKRAPOVIC exhaust way / PB ⤴︎
right open left close / sound like AKRAPOVIC exhaust way / PB ↗︎
right and left close / NO POLICE NO OPEN / PB ↗︎
right and left open / gargle sound(ugai) / PB ↑
なんで英語表記なんだ!と思いますが私の英語力で翻訳すると・・・
左:クローズ・右:オープン/アクラポビッチぐらいの音量
右:クローズ・左:オープン/アクラポビッチぐらいの音量
左右:クローズ/警察には捕まらない音量
左右:オープン/レコードモンツァの爆音
こんな感じになるみたいです。
つまり、直管部分の左右にバルブ開閉キットを取り付けることができて左右をクローズドにするとかなり静かになると思われます。
実際にバルブ開閉キットを取付けたアバルトの音量
ハイスパークイグニッションジャパンさんのfacebookに実際にバルブ開閉キットを取付けたアバルトの動画がありましたので、これで音量を確認することができます。
ただし、実際に動画で紹介されているマフラーはレコードモンツァではありませんでした。
どうも排気管の形状を見る限りレコードモンツァより爆音であるバンボルドンかな?と思います。
レコードモンツァより爆音であるバンボルドンで音量を確認して許容範囲なのであればレコードモンツァなら楽勝OKですね。
または、レコードモンツァより安く購入できるバンボルドンにバルブ開閉キットを取り付けるのも有りかもです。
と、言うことはこのバルブ開閉キットは各種マフラーにも対応するってことでしょうか?
ならばマフラーの選択肢がさらに広がって嬉しい限りですが。。。
ちなみに、バルブ開閉キットを取り付けることで、車検対応のレコードモンツァが車検非対応になる可能性もありますので、実際に販売を行われるA.TRUCCOさんに確認した方がよいかもしれません。
これでもうレコードモンツァの爆音に悩まされる心配が減りそうですね!
【引用・参照元】