アバルトオーナーになって初めてガソリンスタンドで給油しようとしてフューエルキャップを開けるのに苦労した方は多いと思います。私も最初どうやって給油口を空けるのか?分かりませんでしたので。
アバルトのフューエルキャップ(給油口)には鍵穴が付いています。つまり、アバルトに給油するときは、キーを一旦抜いてフューエルキャップ(給油口)まで持って行き、鍵で開けてから給油します。
これがアバルト標準のフューエルキャップ(給油口)ですがご覧のように鍵穴がありますので鍵を持って行かないと開きません。さらに、鍵を差し込んで鍵を回すのですがフューエルキャップ(給油口)自体もいっしょに回ってしまって開けるのに一苦労です。
右に回しても左に回してもフューエルキャップ(給油口)もいっしょに回転し、かつ鍵が空いた感触もなく空いたと思ってフューエルキャップ(給油口)を引っ張るとまだ空いていない、みたいな感じです。さらに、右や左に回し続けると例の「ガチャガチャ」とフューエルキャップ(給油口)が閉まってますよ的な音がして結局開かない・・・。
これって私が不器用なだけなんでしょうか?いつもセルフのガソリンスタンドに行くのですが、近くにいる店員さんにチラ見されてカッコ悪いです。「あの人、何をグズグズやってるんだろう?」的な感じです。
そこで、この鍵穴がないフューエルキャップ(給油口)は無いのかといろいろネットで調べると、OEM商品で対応品があるようなんですが型番が分からない。または、旧フィアット・パンダのフューエルキャップ(給油口)なら代用出来るとの書き込みを見つけたんですが、車がフルすぎて部品が販売されていません。
そこで購入したのがアルミ製のアバルト純正フューエルキャップです。最初からこちらを購入すれば良いと思ったんですが無駄にアルミ製ということで想像以上に値段が高い。約1.5万円のフューエルキャップ(給油口)ってどうよ?と思ってなかなか手が出なかったのですが、ヤフオクで中古品が出品されていたので迷わず購入したのがこの写真のフューエルキャップ(給油口)です。
これだと鍵穴がありませんから給油の際にイチイチ車から鍵を抜くこと無く給油することが可能です。もちろん、フューエルキャップ(給油口)もクルッと回すだけで開きますので、もうガソリンスタンドで視線を感じること無く給油が可能。もうこれでイライラすることはなくなりました。
ただし、問題が1つだけあります。標準のアバルトにはフューエルキャップ(給油口)に鍵が付いています。さらに、給油口のフタには鍵はありません。国産車のように室内から給油口のフタを空けるレバーもありません。つまり、フューエルキャップ(給油口)の鍵がない=いつでもフューエルキャップ(給油口)を空けること出来る、ということです。
駐車場にアバルトを駐車場に停めている時も、走っている時も、コンビニで買い物している間もフューエルキャップ(給油口)は誰にでも開けられる状態ということです。誰でもガソリンを盗もうと思えば盗めてしまいます!
これってある意味、衝撃亭な事実ですよ。ガソリン抜き取り放題、盗み放題ですから。鍵なしのフューエルキャップ(給油口)が純正品として販売されているということは法律的に鍵を付けなくても問題ないということですよね。イタリアもおおらかな国だと思いますが、それを容認している日本もおおらか。
なので、私のようにガソリンスタンドでイライラするからと言って、このアバルト純正のアルミ製フューエルキャップを購入するとこのようにリスクがありますので治安の悪い地域?にアバルトを停める可能性がある方はよくよく考えてから購入してくださいね。