我が家にアバルト 595C ツーリズモがやってきてから、ずっと気になっていたシルバーのドアミラーをカーボンドアミラーカバーに交換してみましたが・・・。
アバルト 595対応のオムテック製カーボンドアミラーカバー購入
アバルト 595C ツーリズモを購入すると至るところにシルバーのパーツが付いてきます。
うちのアバルトのボディカラーは黒ですから何かと目立ちます。
殆どのシルバーパーツはスリーハンドレッド製のカーボンパーツを取り付けることで解決していますが、ドアミラーだけは予算の関係で取付けていませんでした。
そこでスリーハンドレッド製のカーボンドアミラーカバーよりかなりお安いオムテック製のカーボンドアミラーカバーを購入してみました。
魅力はスリーハンドレッド製のカーボンドアミラーカバーの半額以下で購入できる価格です。
ご覧のようにサランラップに包まれて届きましたが想像以上にペラペラです。
アバルト 595対応オムテック製カーボンドアミラーカバーを取付け
オムテック製カーボンドアミラーカバーは純正のドアミラーに両面テープで被せるタイプですから取付け自体は簡単です。
ご覧のようにまずは助手席側に取付けてみましたがカーボン模様がきれいに見えるので想像以上にいい感じです。
特に運転席側は写真の上部のようにサイドミラーの形状とオムテック製カーボンドアミラーカバーの形状自体が合っていないので端っこは浮き上がったまま、右下の写真のように寸足らずで純正ドアミラーが見えちゃっています。
海外製のパーツにあるあるな事例ですが、やっぱり価格だけで購入してはいけませんね。
カーボンパーツのフィッティング精度が悪くなる理由
カーボンパーツは軽量かつ高い強度で人気がありますが、このようにフィッティング精度に問題が生じることもあります。
その理由について解説します。
1. 製造工程のばらつき
カーボンファイバーは層を重ねて成型されますが、この際の温度や圧力の変動により、完成品のサイズや形状にばらつきが生じやすいです。
特に量産品はこのばらつきが大きく、フィッティングに影響を与えることがあります。
カーボン素材は硬化時に若干の収縮が発生し、その結果、パーツの形状が設計通りにならない場合があります。
このような微細な変化が、取り付け時のズレや隙間を引き起こす要因です。
特に複雑な曲面や狭い範囲にフィットさせるパーツでは、この現象が顕著です。
2. 設計ミスや個体差
一部のメーカーでは、設計段階での精度不足や製造プロセスの管理が不十分なため、個体差が生じます。
特に、安価な製品やノーブランド品は、設計と実際のパーツの寸法が一致しないことが多いです。
こうしたパーツは、車両の特定部位にぴったりと合わず、取り付け後に隙間や浮き上がりが生じることがあります。
さらに、カーボンパーツは通常、車両の外装に直接接触するため、わずかな寸法のズレでも見た目やパフォーマンスに大きな影響を与えることがあります。
3. 取り付け方法の問題
カーボンパーツの多くは、純正部品と交換するか、既存の部品に被せるタイプです。
両面テープやボルトで固定する場合、取り付け時の力加減や位置決めが適切でないと、パーツが正確にフィットしません。
また、車両側の取り付け部位に汚れや不具合がある場合も、フィッティングに影響を及ぼします。
例えば、ミラーカバーやボンネットパーツなどの外装パーツでは、強度を確保するために硬い素材が使用されているため、取り付けの際に微調整が難しいです。
その結果、わずかなズレがフィッティング精度の低下につながります。
4. 車両の個体差や経年劣化
同じモデルでも製造ロットによって車両側の寸法や形状に微妙な違いが生じることがあります。
特に、経年劣化した車両では、ボディの変形や取り付け部位の摩耗が進行し、カーボンパーツがうまくフィットしない原因となります。
例えば、長年使用された車両は、ボディの形状がわずかに変化していることがあり、新しいパーツが思った通りにフィットしないことがあります。
このような場合、事前にフィッティングを確認するか、必要に応じて追加の加工を行うことが重要です。
5. 対策方法
カーボンパーツのフィッティング精度を向上させるためには、信頼性のあるメーカーから購入することが一番の対策です。
また、取り付け前に必ず事前にフィッティングを確認し、必要な加工や調整を行うことが重要です。
特に、安価なノーブランド品は個体差が大きいことが多いため、購入前にレビューや評判を確認することが推奨されます。
オムテック製のカーボンドアミラーカバーを使い続けるのか？
アバルト 595対応のカーボンドアミラーカバーはオムテック製以外にもいくつか販売されています。
しかし、価格的に高価だったりメーカーは不明なものもあり、どれも購入するには勇気が必要です。
その点、オムテック製のカーボンドアミラーカバーはオムテックというそれなりに実績のあるメーカーの商品だったのでここまでひどいことはないと思っていたのですが。。。
当面はこのまま取付けておこうと思いますが、どこかで気になりだすと気になって仕方がない性格なので、新しいものを購入し直すかもしれません。
やはりここまでスリーハンドレッド製のカーボンパーツにこだわって来たのですから、あまりケチらずにスリーハンドレッド製カーボンドアミラーカバーを購入するべきだったかな？と少し後悔しています。
とは言え、黒いボディカラーにシルバーのサイドミラーの方がもっと後悔するので、やはり当面はこのまま取付けたままで様子を見ようと思います。
今回購入したオムテック製のカーボンドアミラーカバーの個体差が原因なのか？それともこういう商品なのかは不明です。
やはり価格的には魅力がありますので、購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
