私も最近ですがポルシェというメーカーを意識してきました。ボクスター&ケイマンが素で買えば911よりもかなりリーズナブルに購入できると知ってしまったからです。まあ、素で購入してもエアコンはマニュアルエアコンですが・・・。
ポルシェ928とは・・・
ポルシェ928という車はある意味かわいそうな車でした。アメリカでポルシェが販売不振だった時代に開発、販売されたモデルです。
当時のアメリカではポルシェ911はあまり評判の良い車ではありませんでした。
当時のアメリカは車=フロントエンジンという固定観念があり、ポルシェ911の販売が思わしくないのはポルシェ911がミッドシップエンジンのためと結論づけました。
その結果、フロントエンジンのポルシェとして開発されたのがポルシェ928という車です。
しかし、結果的にはポルシェ928もポルシェが期待したほどには世界的にも販売台数は伸びず生産が打ち切られたかわいそうなポルシェと言えます。
なぜ今さらFRのポルシェを開発するのか?
これはカイエンと並びポルシェの販売台数を大きく伸ばすことに寄与したパナメーラがキッカケです。
パナメーラも基本はFRですから、フロントエンジンのクーペモデルを作ることは簡単になりました。もちろん、パナメーラがアメリカで一定の支持を得たこともポルシェ929の開発にゴーサインがでた原因かもしれません。
確かフェラーリにも伝統的にFRモデルが存在しますが、これもアメリカ対策で作られていると聞きました。よって現在でもアメリカではフロントエンジンの車が支持されていることを意味します。
よって、ポルシェもアメリカ市場でのさらなる拡販を目指す=FRポルシェという理屈が成立することになったと思われます。
個人的には小さなパナメーラの方が欲しいのですが
アメリカでは大きな車がフロントエンジンの車と同様に支持されています。カイエンのアメリカでの好評ぶりを見れば一目瞭然です。
しかし、いくらSUVが世界的に人気とはいえ、カイエンはデカイ。よって小さなSUVであるマカンが開発販売された訳ですが、パナメーラの方は小さなパナメーラの開発はストップしたと聞いています。
しかし、ポルシェ929とパナメーラをベースにすれば小さなパナメーラを作ることはより簡単になると思いますので、ひょっとすると小さなパナメーラがこの次に控えている、というのは考え過ぎでしょうか?
ポルシェの首脳はこれ以上安価なポルシェを作ることは本意ではない、という発言もしているようなので小さなパナメーラの可能性は低いと思います。
パナメーラの価格がモデルチェンジの度に上昇すれば、小さなパナメーラの登場も期待できるかもしれません。それでも価格は1,000万円以上になりますが。
【引用・参照元】
ポルシェ 928 後継モデル、2020年に登場か…車名は「929」? | レスポンス(Response.jp)
ポルシェの伝説的フラッグシップモデル、『928』後継モデルに関する情報を、予想CGと共に入手した。『パナメーラ』と『911』の間を埋めるサイズで、車名は「929」となる可能性が高いという。