BMW 3シリーズがG50型へフルモデルチェンジし、第8世代へ移行します。新型では電気自動車のi3と内外装のデザインやデジタル機能を大きく共有しながら、ガソリンエンジンを搭載する3シリーズも引き続き設定されます。なかでも注目は、M340iの後継となるM350 xDriveです。3.0L直列6気筒B58+48Vマイルドハイブリッドで443PSを発生し、シャシーやxDriveにも大きな変更が加えられました。今回は新型BMW 3シリーズG50の概要と、M350がM340iから何を変えたのかを整理します。
- ✅️新型BMW 3シリーズG50は第8世代へ全面刷新
- ✅️M350は直6B58+48Vで443PS、M340i後継
- ✅️Drift Momentと専用シャシー、M Performance Partsを採用
新型BMW 3シリーズ(G50)が正式発表|第8世代へフルモデルチェンジ
新型BMW 3シリーズはG50の開発コードを持つ第8世代モデルです。ラインアップには電気自動車のi3と、ガソリンエンジンを搭載するICEモデルが用意され、外観やインテリア、デジタル機能など多くの要素を共有します。
一方で、駆動システムは明確に分かれます。i3はNeue KlasseをベースとしたEVですが、ICE版はガソリンエンジンと48Vマイルドハイブリッドを採用します。両車は異なる駆動方式を採用しながら、同じ3シリーズとして展開されます。ICEモデルには320やM350 xDriveなどが設定され、PHEVも追加される予定です。
M340i後継のM350 xDriveは443PSの直列6気筒へ進化
G50型3シリーズのICEモデルで最上位に位置するのがBMW M350 xDriveです。M340i xDriveの後継にあたり、3.0L直列6気筒のB58エンジンに48Vマイルドハイブリッドを組み合わせ、最高出力は326kW/443PSまで引き上げられました。
トランスミッションは8速AT、駆動方式はxDriveのみです。0-100km/h加速は4.1秒、最高速度は250km/hに制限されています。M Yellow Lights、専用キドニーグリル、Mタイプのドアミラー、専用テールライト、4本出しマフラーなど、M Performanceモデルを強調する外観も与えられています。
M350とM340iは何が違う?主要スペックと走りの進化を比較
出力アップだけではなくシャシーそのものを見直し
M350の変更点はエンジン出力だけではありません。フロントまわりには新たなストラットや補強構造が加えられ、フロントアクスルやサスペンションアームも再設計されています。BMWのドライビングダイナミクス担当者は、ボディ前後へ力を滑らかに伝え、より直接的で正確な反応を狙ったと説明しています。
Adaptive M SuspensionとM Sportディファレンシャルを標準装備
M350にはAdaptive M SuspensionとM Sportディファレンシャルが標準装備されます。ステアリングもハードウェア、アクスルへの取り付け、ソフトウェアの各面が変更され、Comfortでは高速走行時の落ち着きを重視し、Sportではより直接的な反応と路面からのフィードバックを高める設定です。M340iからM350への変更は、単なる車名変更やパワーアップではなく、日常域の快適性とスポーツ走行の振れ幅を広げる方向の進化と見ることができます。
Drift MomentでM350が完全な後輪駆動に変わる
M350を象徴する新機能が「Drift Moment」です。通常はxDriveによる四輪駆動ですが、Drift Momentを選択してDSCをオフにすると前輪への駆動を切り、エンジンの駆動力を100%後輪へ送ることができます。
BMWのM350/G50プロダクトマネージャーを担当するセバスチャン氏は、この機能が2027年7月からソフトウェアアップデートで提供される予定で、それ以前に購入した車両にも追加できると説明しています。四輪駆動のトラクションと後輪駆動ならではの走りを1台で切り替えられる点は、従来のM340iとの大きな違いです。
新型M350にはM Performance Partsも用意される
新型M350には専用のM Performance Partsも用意されます。
外装では・・・
中央に切り欠きを設けたカーボン製リアスポイラー
ピアノブラック仕上げのフロントリップ
カーボン製フロントウイングレット
サイドスカート
カーボン製リアディフューザー
Mストライプ入りカーボンミラーカバー
カーボンドアシル
などが設定されています。
さらに、シルバー仕上げのM Performanceホイールも用意されます。M350は標準仕様ですでに4本出しマフラーを採用していますが、M Performance Partsでは4本のカーボン製テールパイプトリムとカーボン製リアディフューザーを組み合わせることができます。標準状態でもM340iよりMモデルに近い外観になったM350を、さらに明確に差別化できる内容です。
G50のデザインと内装は新型i3と共通する新世代BMWへ
G50型3シリーズのデザインは、新型i3と共通するNeue Klasse世代のデザイン言語を採用しています。フロントではキドニーグリルとヘッドライトを一体感のある造形とし、ボディサイドにはフラッシュ式ドアハンドルを採用。ICE版はエンジンを収めるためi3よりフロントが長く、車高も低いため、同じ3シリーズでもプロポーションには違いがあります。
インテリアの中心となるのはBMW Panoramic iDriveです。フロントガラス下部に情報を表示するPanoramic Visionと、ドライバー側へ向けた17.9インチのセンターディスプレイを組み合わせ、BMW Operating System Xで制御します。外観や操作系はi3と共通化しながら、直列6気筒エンジンやxDrive、専用シャシーを残したことがG50型ICEモデルの大きな特徴です。M350は、その新しい3シリーズの方向性を最も分かりやすく示すモデルになっています。
Reference:press.bmwgroup.com /
Goodbye M340i, Hello BMW M350!!
よくある質問(FAQ)
Q1. 新型BMW 3シリーズ(G50)はいつ発表されましたか?
新型BMW 3シリーズ(G50)は2026年に正式発表された第8世代モデルです。電気自動車のi3とデザインやデジタル機能を共有しながら、ガソリンエンジンを搭載するICEモデルも引き続き設定されます。
Q2. BMW M350 xDriveはM340iの後継モデルですか?
はい。M350 xDriveはM340i xDriveの後継に位置するM Performanceモデルです。3.0L直列6気筒B58エンジンと48Vマイルドハイブリッドを組み合わせ、最高出力は326kW/443PSまで高められています。
Q3. M350とM340iの大きな違いは何ですか?
M350では出力向上だけでなく、フロントアクスルやサスペンションアーム、ボディ補強、ステアリングなども見直されています。Adaptive M SuspensionとM Sportディファレンシャルも標準装備され、シャシー全体が大幅に改良されています。
Q4. M350のDrift Momentとはどのような機能ですか?
Drift Momentは、DSCをオフにした状態で前輪への駆動を切り、駆動力を100%後輪へ送る機能です。通常はxDriveによる四輪駆動ですが、Drift Momentでは後輪駆動として走行できます。2027年7月からソフトウェアアップデートで提供される予定です。
Q5. 新型M350にはM Performance Partsがありますか?
はい。カーボン製リアスポイラーやフロントウイングレット、リアディフューザー、カーボン製テールパイプトリム、Mストライプ入りミラーカバー、M Performanceホイールなどが用意されています。















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