BMW7シリーズに搭載されていたV型12気筒エンジンは新型には採用されない模様。
BMW7シリーズはBMWのセダンの最上級グレード
BMWの最上級グレードは8シリーズが再登場するまでの間は7シリーズでした。
しかし、8シリーズは基本クーペモデルのシリーズであることからセダンでは相変わらず7シリーズが最上級グレードです。
全長が5mを大きく超える大型セダンとしては、メルセデス・ベンツのSクラス、アウディのA8シリーズがライバルになります。
そしてBMWの最上級である7シリーズにはV型12気筒エンジンが搭載されるモデルが設定されてきましたが、2021年または2022年に登場する新型7シリーズではついにV型12気筒エンジンは消滅しそれに変わる動力として電動モーターが設定される模様。
年々厳しくなる欧州の排ガス規制によって大排気量エンジンを販売するにはそれ以上に多くの小型車を販売する必要があり、そのリスクを負ってまで大排気量車を販売し続ける理由が薄まっていることが原因の1つ。
また今後主流になる電気自動車の波を考えるとエンジン、それも大排気量エンジンの開発はストップせざるを得ないことも今回新型7シリーズにV型12気筒が搭載されない原因になっていると思われます。
BMWグループであるロールスロイスも今後はV型12気筒エンジンの搭載を見送りすることが決まっているとのことなので、BMWグループ全体からV型12気筒エンジンが姿を消すことになりそうです。
BMW 新型7シリーズはガソリ車と電気自動車を併売する?
次期発売予定の7シリーズ G70はガソリンエンジン車と電気自動車の2系統で販売が行われる模様。
ガソリンエンジン車系
- 735d(ディーゼル)
- 740i
- 745e(ハイブリッド)
- M750e(ハイブリッド)
電気自動車系
- i740i
- i750i
- i7 M60
というラインナップになる可能性が大きいです。
今回廃止されるV型12気筒モデルの後継になるのがi7 M60ですが、最大出力650馬力という強力なパワーをAWDで駆動するモンスターマシンになる予定。
ちなみにi740i/50iに関してはFR駆動になる模様で馬力に関してはかなり抑えられる仕様になる見込みです。
新型BMW 7シリーズ G70のデザインはグランルッソクーペがベース?
グランルッソクーペは、BMWグループとイタリアのデザイン工房、ピニンファリーナが共同開発したワンオフのコンセプトカー。
ロングホイールベースに長めのボンネット、短いオーバーハング、滑らかなルーフラインなどが特徴。サメをイメージさせるフロントノーズは、最近のBMWのデザインアイデンティティでもある。
今回目撃されたスクープ写真のヘッドライトは、このグランルッソクーペのように細長い切れ長のデザインになっているのが特徴。
また世界一美しいと言われたE24型6シリーズのようなヘッドライト部分が逆スラントしたような形状になるなど、過去のBMWのテイストを現代的に再現したデザインを取り入れているようにも見えます。
テールライトは偽装のようですがテールエンドには4本出しのマフラー出口が見えることからテスト車両はM750e(ハイブリッドモデル)であると思われる。
BMWのデザインは4シリーズ以降どのような展開になってももう驚かいないように変化する時代を迎えているようですが、今回の新しい7シリーズ G70がどのようなデザインで登場するのか?非常に楽しみである。
【引用・参照元】
https://clicccar.com/2021/06/03/1088008/