先日2023年モデルとしての年次改良も終了して販売が継続されているマツダロードスター(NDロードスター)ですが、フルモデルチェンジは2026年頃になると思われます。
新型マツダロードスター(NEロードスター)がHV(ハイブリッド)モデルになる理由
こちらの記事では新型マツダロードスター(NEロードスター)の発売は2024年または2025年とお伝えしましたが、現在の噂では2026年以降という話が主流を占めているようです。
マツダとしては可能な限り現行型のNDロードスターを継続して生産したいと考えていると言われていますが、マツダは2030年までに販売車種の中でBEV3車種、PHEV5車種、HV(マイルドHVを除く)5車種という内訳の車種構成にすることを目標としています。
つまり、2030年までには純粋な内燃機関の車の生産を順次中止し、順次EV、PHV、HVの車両に入れ替えることを計画しているということになります。
しかし新型のマツダロードスター(NEロードスター)がいきなりEVやPHVになることは考えづらいことから、新型のマツダロードスター(NEロードスター)はHV(ハイブリッド)またはマイルドハイブリッド車として発売される可能性が高いということになります。
2030年ではなく2026年頃にNEロードスターが発売される理由
2030年には内燃機関の車の製造を中止するということは、徐々に内燃機関が搭載された車が減っていくことを意味します。
NDロードスターに搭載されている1.5Lまたは2.0LのガソリンエンジンはNDロードスターだけではなく他の複数のマツダ車に採用されているエンジンです。
NDロードスターのようなスポーツカーの販売台数は売れ筋の車と比較すると販売台数は少なくなるために、エンジン以外のも様々部品を共有することでコストを削減することで、現在の価格で販売しても利益が出るように作られています。
つまりエンジンも含めた様々な車種と共有している部品の生産量がNDロードスター以外の車種がフルモデルチェンジしていくごとに生産量が減少すると部品1粉辺りのコストが上昇することになり、NDロードスターの生産コストが結果的には上昇することになります。
よって他のマツダ車のフルモデルチェンジに合わせてのタイミングでNDロードスターもフルモデルチェンジを行わないと売れば売るほど赤字(薄利)な状態になるため、2030年を待たずにフルモデルチェンジを行う必要があります。
できるだけNDロードスターの生産を継続したいとマツダは考えていますが、その限界時期が2026年前後になるのでは?と考えられます。
新型のマツダロードスター(NEロードスター)のコンセプトは変わらない
出来るだけ軽量なライトウェイトオープンスポーツカーというコンセプトはHVになっても変わらないと考えられます。
そういう点においても新型のマツダロードスター(NEロードスター)がHVになる可能性が低い証拠です。
現在の技術では内燃機関の車をEVへモデルチェンジすると概ね重量が1割程度増加すると言われています。
その重量が増加する要員のほとんどはバッテリーの重量になりますので、軽量化には限界があります。
その点からも新型のマツダロードスター(NEロードスター)はEVではなくHVで発売される公算が高いこと、そしてHVであったとしてもマイルドハイブリッドになるのでは?と思われます。
マイルドハイブリッドはあくまでも主役はエンジンでモーターはその補助を行うためだけに存在しますので、モーター、バッテリーともに必要最小限度の重量増加で抑えることが出来ます。
NDロードスターは過去のロードスターの中でもボディーサイズは小さい方であり、また重量に関しても軽量な部類に入ります。
なのでここまでライトウェイトオープンスポーツカーのコンセプトを熟成させてきている以上、HVになってもそのコンセプトを変更することは考えづらいと思いますので、希望的な観測含めて新型のマツダロードスター(NEロードスター)はマイルドハイブリッドで発売して欲しいと考えています。
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