ついに日本でも新型ルノー・トゥインゴの発売が正式に決まりました。ヨーロピアンスポーツハッチが好きなクルマ好きな方々は待ってました!という感じでしょうか?
この新型ルノー・トゥインゴはスマートとプラットフォームを共有していますのでレイアウトがRR。リアエンジン、リアドライブ。後ろからエンジン音が聞こえます。絶対にドライビングも面白い挙動が体験出来る車だと思います。
このクラスのライバルはズバリ「アバルト(フィアット)500」や「BMW MINI」な訳ですが、既にBMW MINIはミニで無くなっていますので、実質的には「アバルト(フィアット)500」がライバルになりますね。
そこで、アバルトとトゥインゴをいろいろ較べてみることにしました。
1.大きさ(ボディサイズ)
(1)アバルト
全長:3,655mm 全幅:1,625mm 全高:1,515mm
(2)トゥインゴ
全長:3,620mm 全幅:1,650mm 全高:1,545mm
アバルトの方がトゥインゴよりも35mm長く、25mm狭く、30mm低いということですね。アバルトは実質2人乗りという割り切りで作られていると思いますが、トゥインゴは4ドアということもあり4人乗車を意識しているので幅と高さを広めに確保していると考えられます。
しかし、幅が広く、車高が低いということは走りに関して、特にコーナリングではアバルトよりも有利かもしれません。
2.エンジン(馬力&トルク)
(1)アバルト
直列4気筒DOHC 16バルブ インタークーラー付ターボ
排気量:1,368CC 馬力:140馬力 トルク:18.4kgm
(2)トゥインゴ
ターボチャージャー付直列3 気筒DOHC12 バルブ
排気量:897CC 馬力:90馬力 トルク:13.8kgm
ここは本来ならばフィアット500と比べるほうが良いかと思いますがここではアバルトと比較ということで。もちろん、アバルトの方が上級バージョンですので全てにおいて圧倒していますが、これがフィアット500との比較であればほぼ互角の数値かと思います。
と、言うことはフィアット500同様に走らせても面白いかもしれません。特にフィアット500は2気筒(ツインエア)ですので、エンジンフィールがかなり違うと思うのでここはぜひ乗り比べて見たいところです。
3.車重
(1)アバルト
車重:1,110kg
(2)トゥインゴ
車重:1,010kg
アバルトよりもトゥインゴの方が約100kg軽量です。これもフィアット500と比べればほぼ同じぐらいです。車重も結構軽いですね。4ドアなので重量的に不利かなと思っていましたが、ここはキッチリ軽量化が出来ている感じですね。
今回のトゥインゴには発売記念限定車として5速マニュアルミッションも用意されていたようですが、発売前に既に完売とのこと。しかし、スポーツグレードとして別途新しいグレードで5速マニュアルミッションを用意するとサイトに注意書きがありましたので、ひょっとするとこれがトゥインゴGTになるのかもしれません。
当面の標準グレードは2種類。
ノーマルルーフのINTENSというグレードとキャンバストップ仕様のINTENS Canvas topのグレードが用意されるようです。おそらくルノーとしてもどれぐらいの販売が見込めるかは不明ですので、標準グレードはこの2種類程度で特別仕様車としていろいろ種類を増やしていくと思われます。この辺はフィアット500と同様の戦略でしょう。
正式発売は9月15日となっていますので、それ以降で機会があればぜひ試乗してみたい車だと思います。もちろん本命はトゥインゴGTな訳ですが、まずは標準グレードからお試しです。
個人的にはアバルトでも要望している5速マニュアルミッション+キャンバストップが良いのですが、なかなか数が出ない車種ですから特別仕様車で期待して行きたいと思います。