BMWとアバルトが好き、かつできればMTで乗りたいと思っている私がMTではなATを選ぶ理由とは。
BMWのMTはもうマニュアルではない
BMW M2にカタログモデルとして用意されているMTはぶっちゃけクラッチ付きなDCTと言っても差し支えがない。
なぜなら、ギアチェンジする際にエンジン回転数を気にすることなく変速が出来てしまうから。
要するに、コンピューターが判断して必要な場合はエンジン回転数を合わせる(フリッピング)してくれるから。
これはMT車に乗りたいと思うユーザーからするとMT車のおもしろさの一つを取り上げられている感が強く、初めてこの話を聞いた際にはちょっとショックだったことを覚えています。
最近のMモデルのMT車の多くは素手にこのフリッピング機能が装備されていると思われますのでMモデルでMTを選択する理由は少なくなる。
とは言え、BMWがMモデル以外でMTを用意しているシリーズはM240i(M140i)ぐらいでしょうか?
BMWで積極的にMTを選択する理由は中古車を購入する以外は無いのかな?と考えます。
アバルトのMTは古典的な5MT
アバルト595コンペティツィオーネに搭載されているMTは昔ながらのMT。
何も電子制御されていない、回転数も自分で合わせないと変速がギクシャクします。
これが本当にMT車に乗りたい人のMTだと思います。
ただし、アバルト595の場合はMTを選択したいのであれば左ハンドルを選んだ方がよりしっくりします。
ご存知のようにあの小型なボディーに四名乗車ができるスペースを確保した結果、エンジンや駆動系のスペースはミニマムしか確保できません。
よって、必然的に右ハンドル車の足元は左ハンドル車とくらべてABCペダルの配置が不自然な配置になります。
私は右ハンドル車のMTに乗っていましたが私の技量不足も有りヒールアンドトゥがうまく出来なかった記憶があります。
まあ、最初はクラッチを踏むとブレーキペダルに左足が当たっていたぐらいですから。
私は日本で左ハンドル車には乗らない主義なので現在納車待ちのアバルトも右ハンドルのMTA車、つまりATを選んでいます。
MTで購入可能な輸入車スポーツカーとは?
これはBMWとアバルトに限定した話ですが、まずアバルトに関してはMT車を購入するのであれば新車、中古車問わず左ハンドルを選んだ方が幸せです。
アバルト595ベースグレードであれば新車でも300万円から購入が可能で、かつ左ハンドル車も用意されています。
中古車でも台数は少ないですが左ハンドルのMT車は流通していますので、その場合はさらに安く購入が可能です。
BMWの場合は新車での選択肢が事実上ありませんから中古車での購入になります。
個人的にはこちらの記事で紹介しているE46型M3がおすすめですがこの場合もアバルト程ではありませんが、左ハンドルの方がペダルの配置が自然です。
中古車の絶対的な流通量が少ない中でも左ハンドルのMT車ならタイミングによっては複数台数から選ぶことが可能な場合もあります。
このE46型M3から右ハンドル車のMT車もカタログモデルとして用意された筈ですが中古車市場ではほぼ見かけることがありません。
またE46クーペ or E92(318iとかなら)左ハンドルのMT車が数多く販売されていましたので左ハンドルならMT車の選択肢は広がります。
結局のところ、輸入車スポーツカーのMTを購入しようと考えるのなら未だに左ハンドル車を選ぶ方が満足度が高いと思われますので、よりMTへのこだわりが強いのなら左ハンドル車を選ぶべきです。
ただし、私のように左ハンドル車に乗らない人、または左ハンドル車に乗れない人が存在することもあり家族で複数の人が1台の車を運転する場合はハンドル位置は要確認ですね。
この場合はハンドルの左右よりも家族がMT車を運転できるのか?の方が問題かもしれませんが。。。
【引用・参照元】
https://www.autocar.jp/firstdrives/2019/04/30/365914/
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