富士スピードウエイでシビックが事故にあってもニュースにならないのに、なぜフェラーリやランボルギーニで事故るとニュースになるのか?

フェラーリやランボルギーニで事故るとニュースになる

先日富士スピードウエイにて事故が発生してドライバーが残念ながら死亡したとするニュースを見ました。

富士スピードウエイは当然ながらサーキットなので合法的にスピードを出して走行して訳ですので、基本的にはドライバーの自己責任での事故になります。

しかし、今回の事故車両がランボルギーニだったことから、ニュースメディアで取り上げられることになった訳ですが、これがシビックやカローラでもニュースになったのでしょうか?

仮にニュースになったとしても、車名が公表されることは無かったであろう事は想像に値します。

先日もポルシェで公道を走行中に追突事故を起こした事件がありましたが、あれもニュースの見出しはポルシェで事故というキーワードです。

あの事件はドライバーが過去のSNS上での問題発言などがあり、ある意味悪質な事故だったことの方が問題だと思いますがその件に関してはおまけ程度の報道に留まっています。

どうも日本のマスコミはお金持ちに対する批判的な態度が見られると思わせるニュースだと思いました。

大企業の代表取締役はサーキット走行したらダメなのか?

また今回のランボルギーニの事故では、ドライバーが某大企業の代表取締役社長だったこともニュースの見出しを飾る原因だったと推測できます。

大企業の代表取締役たるもの身の危険を自己管理するものだという風潮が注目される原因だと思いますが、私も中小企業の代表者の端くれとして言わせてもらえば、それは会社が決めることであって第三者から批判されるものではないと思います。

自身が代表を務める会社のルール、規定に同様な行為が禁止されている、または行為を自重するような規則が存在するのであれば今回の事は批判されても仕方がない行為だと思われます。

しかし、会社の代表だからこれはダメ、あれはOKなどの決まりも縛りも基本的には存在しないので、これらの批判に対しても大企業の代表者=お金持ち=批判の対象というメディアの都合にマッチしたに過ぎないです。

それなりの企業の代表を務める人物なら、自身の立場は心得ていると思いますので、サーキット走行じにおいても安全配慮は行われていたと考えます。

すべてお金持ち批判の記事

今回のランボルギーニの事故に関しては、お金持ち批判を得意とするメディアにとっては・・・

  • ランボルギーニ
  • 大企業の代表

という2つのお金持ち批判の対象が含まれていたのでニュースの対象になったことが分かります。

メディア(この場合はオールドメディア=新聞)は権力との闘争が1つのテーマなので、権力の象徴の1つであるお金持ちに対する批判は必然的に多くなります。

しかし、そのオールドメディアである新聞社(特に五大紙)の重役の方々もかなりの報酬を得ているので相当のお金持ちだと思いますが、そのような方々への批判的な記事はあまり見受けられません。

もちろん、ニュースになる様な事を行っていないという側面もあると思いますが、それでも不祥事はある訳でその辺の話題は意外とスルーしている感じだと認識しています。

結局は新聞社も他人は批判するけど身内は批判できないというサラリーマン体質な企業が運営していることが原因だと思いますので、ニュース報道の公平性などを期待する方が現代では無理なのかもしれません。