自宅から嫁さんの最寄り駅まで送迎。駅前のロータリーで嫁さんを降ろして帰宅しようとロータリーを半回転したところで横からタクシーにぶつけられました。
タクシーにぶつけられると交渉が大変だと聞きましたが
昔からタクシーと事故するとめんどくさいと聞いていました。
タクシー会社の事故担当みたいな人(非サラリーマン風)な人が登場して、タクシー会社に有利になるようにいろいろと条件や言質を取りにくる。
そんな話を若い頃に聞いていました全くそんな非サラリーマン風の人も登場することなく、逆にあまりにも事務的なお詫びの電話が一本あっただけで、あとは保険会社同士で話が進んでいます。
個人的には私は落ち度(過失)はないと思っていますが、自動車保険の原理原則では動いている車には必ず過失があるという前提です。
極論を言えば、過失が0:10になるのはオカマを掘られたときだけです。
なので、今回の場合はどのように私の過失割合を1:9にできるのか?がポイントになります。
なぜ、修理費用や車の損傷のことよりも過失割合を気にしているのか?
それは、どう考えても修理代金がお互い高額にはならない程度の傷しかついていないと思っているからです。
タクシーの修理代金と私のBMW X4の修理代金
ビッグモーターの事件があってから、自動車保険の査定が厳格化されるのか?と思っていたら現場では何も変わっていないことが分かりました。
事故から数日後にタクシーの修理代金が約7万円と私の保険会社から連絡がありました。
明らかに現地査定は行っていない迅速さです。
私は車が手元にない日をできるだけ少なくしたかったので、一度ディーラーに入庫して修理見積もりを作り、部品などがそろった段階で再入庫するつもりでした。
なので、私の保険屋にいつディーラーに行けば良いかと問合せたところ、査定には行かないのですぐに修理してもらっても構わないとのこと。
それで、後で減額とかされると誰も得しないので散々確認してディーラーで修理見積もりを作ってもらってもらいました。
赤枠部分がぶつけられて傷が付いていると思われる部分。
実際の事故も「バキッ」という感じではなく「ボヨーン」と鈍い振動しかなかったので、車の柔らかい場所にぶつかった+軽微な衝突であることは最初から分かっていました。
しかし、実際にディーラーで修理査定をしてもらった際の暫定見積もりでは、
確実に修理するだろう部分
- ホイールアーチカバー(交換+塗装)
- ホイール(交換)*オプション20インチ
- ドアエッジモール(交換)*透明のシール
修理するかどうか分からない部分
- リアバンパー(傷の有無は板金担当が最終判断)
- リアドア(傷の有無は板金担当が最終判断)
- 塗装した場合は塗装箇所のコーディング
結局修理見積もりの概算は、確実修理する(最低額)で約25万円前後(ホイールだけで15万円ぐらい)、全部修理すると総額50万円を超える金額になるとか。
BMWの場合、塗装するかしないかで修理代金が大きく変わるのは知っていましたが、正直リアドアは塗装しなくてみ大丈夫だと思っていたのですが。
どうもクリア部分に傷が付いた場合でも修理対象になるそうなので、直せるのなら直しておいて損はないとディーラーには言われましたが。。。
なので過失割合にこだわらないといけない
- タクシーの修理代が約7万円
- 私の修理代金が約50万円(最大として)
つまり、今回の修理代合計は約57万円。
これを過失割合で負担分を計算すると・・・
- 私:タクシー=0:10=0円:57万円
- 私:タクシー=1:9=5.7万円:51.3万円
- 私:タクシー=2:8=11.4万円:45.6万円
- 私:タクシー=3:7=17.1万円:39.9万円
私の過失が0(ゼロ)になることは期待していないので、できるだけ私の過失割合を1に近づけたい。
なぜなら、私には基本的に過失はないと思っていますので。
そして、0:10を主張する場合は保険会社は代理交渉できなくなるので、私がタクシー会社の保険会社と交渉することになります。
それはかなり手間のかかる仕事になりますし、プロを相手に私が交渉で勝てる見込みは薄いので、過失割合の1割は保険会社の代理交渉代と思っています。
よって、なんとか過失割合を1:9で決着させたいと思っています。
タクシー会社の保険会社からの提案
タクシー会社の保険会社から過失割合の提案がありました。
過失割合3:7から2:8へ値下げ提案
過去の事例から判断して私の過失割合が3割、タクシーの過失割合が7割ですが、タクシーが車道ではない場所から飛び出した(場所がタクシーの待機場所だった)ため、タクシー側の過失が大きくなる。
よって、私が2割、タクシーが8割でどうでしょうか?という提案が届いたそうです。
この場合、タクシー側の意向しか反映されていない状態での過失割合になりますので、ここで私の意向をタクシーの保険会社に伝える必要があります。
そうしなければ、証人がいない状態で判決がでるのと同じですから。
私の主張は2点。
私が提出したドライブレコーダーの映像は広角に写っているが、実際に人間の目ではそこまで広角には見えない。
つまり、一旦停止しているタクシーを目視後に私は前方を見ているため、再度動き出したタクシーを認知することは不可能である。
もう1点は、事故直後タクシー運転手さんが、私に対して前方不注意である旨を告げてお詫びの言葉を言われたこと。
当事者が前方不注意であることを認めているにも関わらずのそのことが今回の提案に反映されていない。
どちらも、正直に言えば過失割合を下げる根拠としては弱いです。
私が前方を見て運転していたという証拠がありません。
よそ見して運転していたかもしれませんが、私のドライブレコーダーは360度タイプではないので判定はできません。
また、運転手さんの証言はタクシー会社が認めないので保険会社としては採用できません。
事故後の進捗状況は現状はここまでです。
私としては過失割合1:9が目標ですが、そこまでたどり着けるのか?
結果がでたら修理代の総額も含めてお伝えしたいと思います。