BMW X3 20d G45に、エントリーモデルとなる「original」が追加されました。最大のポイントは、従来のX3 20d xDrive M Sportよりも98万円安い787万円という価格です。
ただし、BMW X3はプレミアムSUVですから、単に安ければよいわけではありません。運転支援、安全装備、快適装備など、日常で必要な装備が残っているのか。今回は売れ筋になりやすい20dを中心に、X3 20d G45 オリジナルは買いなのかを整理します。
- ✅BMW X3 20d G45オリジナルは787万円
- ✅M Sport比98万円安でも主要装備は維持
- ✅Mスポーツ追加後も通常M Sportより38万円安い
BMW X3 20d G45にオリジナルを追加
新型BMW X3 G45のラインアップに、X3 20d xDrive originalが追加されました。X3 20dは2.0L直列4気筒ディーゼルエンジンに48Vハイブリッドを組み合わせたモデルで、最高出力は197ps、最大トルクは400Nmです。駆動方式はxDrive、トランスミッションは8速ATとなります。
X3はBMWの主力ミドルサイズSUVであり、サイズ、質感、走行性能、実用性のバランスが求められるモデルです。その中で20dは、燃費性能とトルクの強さを両立しやすく、日本市場でも選びやすいパワートレインです。今回のoriginalは、その20dをより現実的な価格で選べるようにした仕様といえます。
約100万円安い理由はM Sport装備の整理
X3 20d originalは787万円
X3 20d xDrive originalの車両本体価格は787万円です。対して、X3 20d xDrive M Sportは885万円です。価格差は98万円となり、ほぼ100万円安い設定です。
この価格差はかなり大きく、輸入SUVを検討するうえでは購入判断に直結します。100万円あれば、ボディコーティング、スタッドレスタイヤ、保険、メンテナンス費用などに回すこともできます。車両本体価格だけで見れば、X3 20d originalは新型X3の購入ハードルを大きく下げるグレードです。
X3 20d M Sportとの差は98万円
重要なのは、98万円安くなった理由です。X3 20d originalは、M Sportの内外装やスポーツ系装備を標準装備から外すことで価格を抑えています。つまり、エンジンや基本的な車格を落とした廉価版ではなく、M Sport的な見た目や走りの演出を整理した仕様です。
安くなっても残る主要装備を確認
X3 20d G45 オリジナルで最も確認したいのは、価格が約100万円安くなった代わりに、必要な装備まで削られていないかという点です。結論から言えば、安全装備、運転支援、駐車支援、デジタル装備、快適装備の多くは残されています。まずは主要装備を表で整理します。
| 装備カテゴリー | 主な装備内容 | 評価 |
|---|---|---|
| 運転支援 |
|
長距離移動でも重要な装備が残る |
| 駐車支援 |
|
X3の車格を考えると安心材料 |
| 安全・視認性 |
|
日常走行で必要性が高い |
| デジタル装備 |
|
新型BMWらしさは十分残る |
| 快適装備 |
|
実用面では大きな不満が出にくい |
表を見ると、X3 20d originalでは安全装備・運転支援・駐車支援・デジタル装備がしっかり残されていることが分かります。特に重要なのは、ドライビング・アシスト・プロフェッショナルとパーキング・アシスト・プラスが標準で残る点です。つまり、削られている中心はM Sport系の見た目やスポーティ装備であり、日常使用に直結する装備は大きく削られていません。
削られる装備は走りと見た目のM Sport系が中心
X3 20d オリジナルで整理されているのは、安全装備や運転支援ではなく、主にM Sportらしさを演出する装備です。どの装備がM Sportとの差になりやすいのか、表で整理します。
| 装備カテゴリー | M Sport系で差が出る主な装備 | 影響するポイント |
|---|---|---|
| 足まわり |
|
走りの引き締まり感や見た目の迫力 |
| ステアリング |
|
運転席まわりのスポーティな印象 |
| 内装 |
|
室内の引き締まった雰囲気 |
| 外装 |
|
外観のスポーティさや所有満足度 |
| パッケージ |
|
必要なら後から追加できるが価格差は縮まる |
この表を見ると、X3 20d オリジナルで削られている中心は、走行性能そのものよりも、M Sportとしての見た目や雰囲気に関わる装備だと分かります。Mスポーツ・サスペンションや19インチMホイールは走りや外観に影響しますが、日常使用で必須とまではいえません。
一方で、BMWらしいスポーティな見た目を重視する人にとっては、この差は小さくありません。Mスポーツ・ステアリング、Mアンソラジット・ルーフ・ライニング、M専用ホイールなどは、乗るたびに目に入る部分だからです。
つまり、X3 20d オリジナルは「安全装備や便利装備を削って安くした仕様」ではなく、「M Sport系の演出を整理して価格を下げた仕様」と見るのが自然です。ここを納得できるかどうかが、オリジナルを選ぶかM Sportを選ぶかの分かれ目になります。
オリジナル+Mスポーツ・パッケージと通常M Sportの違い
ここで気になるのが、X3 20d originalに60万円のMスポーツ・パッケージを追加した場合、通常のX3 20d M Sportと何が違うのかという点です。価格だけで見ると、X3 20d originalは787万円、Mスポーツ・パッケージは60万円なので、合計は847万円です。通常のX3 20d M Sportは885万円ですから、それでも38万円安くなります。
| 比較項目 | original+Mスポーツ・パッケージ | 通常M Sport | 差の見方 |
|---|---|---|---|
| 価格 |
|
|
original+Mスポーツ・パッケージが38万円安い |
| M Sport系装備 |
|
|
見た目とスポーティ感はかなり近づく |
| エアコン |
|
|
後席の快適性で差が残る |
| オーディオ |
|
|
音質重視なら通常M Sportが有利 |
| シートまわり |
|
|
長距離移動時の快適性に差が出る |
| ヘッドライト |
|
|
夜間走行や先進感で差が残る |
この比較を見ると、originalにMスポーツ・パッケージを追加すれば、M Sportらしい見た目や内装、足まわりはかなり補えます。Mスポーツ・ステアリング、Mスポーツ・サスペンション、19インチMライト・アロイ・ホイールなどが追加されるため、外観や運転席まわりの印象は大きく変わります。
一方で、通常のM Sportとの差が完全になくなるわけではありません。3ゾーン・オートマチック・エア・コンディショナー、harman/kardonサラウンド・サウンド・システム、ランバー・サポート、アダプティブLEDヘッドライトなどは、original+Mスポーツ・パッケージでも差として残ります。
つまり、original+Mスポーツ・パッケージは「M Sportの見た目にかなり近づけながら、38万円安く買える仕様」です。ただし、快適装備や一部の上級装備まで含めて通常M Sportと同じ内容を求めるなら、38万円差で通常M Sportを選ぶ価値もあります。
X3 20d G45 オリジナルが向く人・向かない人
実用装備重視ならオリジナル
X3 20d originalが向いているのは、ディーゼルのトルク、xDriveの安定感、X3の室内空間、安全装備、運転支援装備を重視する人です。M Sportの見た目に強いこだわりがなければ、98万円安いoriginalはかなり合理的な選択肢になります。
特に、家族で使うSUVとしてX3を検討している場合、駐車支援、安全装備、ナビ、シートヒーター、電動シートなどが残っている点は大きな安心材料です。価格を抑えながら新型X3 20dを選びたい人には、originalは現実的な入口になります。
見た目とスポーティさ重視ならM Sport
一方で、BMWらしいスポーティな外観、M専用装備、ホイールデザイン、内装の引き締まった雰囲気を重視するなら、M Sportを選ぶ理由は残ります。98万円の差は大きいですが、見た目や所有満足度に価値を置く人にとっては、その差額を納得できる可能性があります。
まとめ:BMW X3 20d G45 オリジナルは約100万円安でも買いか
BMW X3 20d G45 オリジナルは、X3 20d xDrive M Sportより98万円安い787万円という価格が最大の魅力です。しかも、ドライビング・アシスト・プロフェッショナル、パーキング・アシスト・プラス、BMWヘッドアップ・ディスプレイ、BMWデジタル・キー・プラス、BMWカーブド・ディスプレイなど、日常使用で重要な装備はしっかり残されています。
一方で、削られている中心はM Sport系の見た目やスポーティな装備です。Mスポーツ・サスペンション、19インチMホイール、Mスポーツ・ステアリング、Mアンソラジット・ルーフ・ライニングなどを重視するなら、通常のM Sportを選ぶ理由はあります。
ただし、X3 20d オリジナルには60万円のMスポーツ・パッケージを追加でき、その場合でも通常M Sportより38万円安くなります。見た目や足まわりをある程度M Sportに近づけたい人にとっては、この組み合わせも有力です。ただし、3ゾーンエアコン、harman/kardon、ランバー・サポート、アダプティブLEDヘッドライトなどは通常M Sportとの差として残ります。
そのため私の整理では、X3 20d G45 オリジナルは「安いだけの廉価版」ではなく、必要装備を残しながら価格を抑えた実用重視の買い得グレードです。価格と装備バランスを重視するならオリジナル、見た目と快適装備まで含めた完成度を重視するならM Sport、そして中間案としてoriginal+Mスポーツ・パッケージを検討するのが現実的です。
なお、今回BMW X3 20d G45以外にも「オリジナル」グレードが設定されています。
- X3 20 xDrive original:767万円
- 220i アクティブ ツアラー オリジナル:498万円
- X1 sDrive20i オリジナル:525万円
- 120 Original:480万円
Reference:press.bmwgroup.com/japan
よくある質問(FAQ)
Q1. BMW X3 20d G45 オリジナルはいくらですか?
BMW X3 20d xDrive originalの車両本体価格は787万円です。通常のX3 20d xDrive M Sportは885万円なので、価格差は98万円あります。
Q2. X3 20d オリジナルはM Sportより何が削られていますか?
主に削られているのは、Mスポーツ・サスペンション、19インチMライト・アロイ・ホイール、Mスポーツ・ステアリング、Mアンソラジット・ルーフ・ライニングなど、M Sport系の見た目やスポーティな装備です。
Q3. X3 20d オリジナルでも必要な装備は残っていますか?
ドライビング・アシスト・プロフェッショナル、パーキング・アシスト・プラス、BMWヘッドアップ・ディスプレイ、BMWデジタル・キー・プラス、BMWカーブド・ディスプレイなど、日常使用で重要な装備は残されています。
Q4. オリジナルにMスポーツ・パッケージを付けるといくらですか?
X3 20d オリジナルに60万円のMスポーツ・パッケージを追加すると、合計は847万円です。通常のX3 20d M Sportの885万円より38万円安くなります。
Q5. BMW X3 20d G45 オリジナルは買いですか?
価格と装備バランスを重視するなら、X3 20d G45 オリジナルは買い得感のあるグレードです。ただし、見た目や快適装備まで含めた完成度を重視するなら、通常のM Sportも比較対象になります。



コメント