次期BMW M3のガソリンモデルとして開発が進むG84が、ニュルブルクリンクで走行テストを行う姿が確認されました。これまでにも4本出しマフラーを備えた試作車は目撃されていましたが、今回はサーキットを走る映像から、車体のプロポーションや足回り、エンジンサウンドまで分かる段階に進んでいます。
- ✅BMW M3 G84はニュル実走試験へ移行
- ✅ロングノーズ・ワイドボディ・前19後20異型タイヤを確認
- ✅S58直6継続、2028年登場見込み、MT未発表
特徴1:BMW M3 G84がニュル走行テストの段階へ
今回確認されたのは、カモフラージュを施したガソリン版BMW M3 G84の開発車です。電動版M3の試作車はすでに走行テストを重ねていますが、ガソリン版もニュルブルクリンクを走り始めたことで、2種類のM3が並行して開発されている状況がより明確になりました。
今回の映像では、低速で移動する試作車ではなく、サーキットを実際に走る姿を確認できます。正式発表まで時間を残しながらも、G84の開発が車体を走らせて評価する段階まで進んでいることが分かります。
特徴2:ロングノーズとノイエ・クラッセ風デザイン
電動版M3より長いフロント部分
ガソリン版G84は、電動版M3の試作車と比べてボンネットが明確に長く見えます。3.0リッター直列6気筒エンジンを縦置きする構成が、従来のM3に近いロングノーズのプロポーションとして表れています。電動版と外観の方向性をそろえながら、パワートレインに合わせて異なる車体構成を採用していることが分かる部分です。
縦長キドニーグリルから横基調へ
フロントは現行G80の大きな縦長キドニーグリルではなく、ヘッドライトとグリルを横方向につなげるノイエ・クラッセ世代のデザインに変わっています。バンパーには大型の開口部も確認でき、ガソリンエンジンを搭載するM3らしい冷却性能を意識した造形です。試作車には開閉部分を持たない全面ガラスルーフも装着されています。
特徴3:ワイドフェンダーと前後異径ホイールを確認
M3専用のワイドボディ
カモフラージュ越しでも、前後フェンダーが大きく張り出していることが分かります。通常の3シリーズとは異なるワイドなトレッドを収めるための形状であり、4本出しマフラーと合わせてG84がM3の開発車であることを示す特徴です。リアには小型のリップスポイラーも確認できます。
フロント19インチ・リア20インチを示す表示
ホイールアーチには前側に「19」、後ろ側に「20」の表示があり、試作車がフロント19インチ、リア20インチの前後異径ホイールを装着している可能性を示しています。ホイールの奥には大径ブレーキとブロンズ系のキャリパーも見えます。ただし、ブレーキの正式な仕様や市販車での標準・オプション設定は公表されていません。
特徴4:走行映像で聞こえたS58直列6気筒のサウンド
ガソリン版M3で直列6気筒を継続
走行映像では、電動車とは明らかに異なる直列6気筒らしいエンジンサウンドを確認できます。G84は3.0リッター直列6気筒ツインターボを継続し、M5のようなプラグインハイブリッドにはならない方針が示されています。
M IgniteでS58をEuro 7へ対応
S58型エンジンには、2026年からBMW M Igniteと呼ばれる予燃焼室点火技術が導入されています。予燃焼室と主燃焼室にそれぞれ点火系を持たせ、高負荷時の燃焼速度と効率を改善する仕組みです。圧縮比の引き上げや可変タービンジオメトリー式ターボも採用され、Euro 7への対応と高回転時の性能維持を両立します。
特徴5:xDriveとMTをめぐる最新情報
走行映像だけでは駆動方式を判断できない
G84ではM xDriveが中心になるとみられていますが、後輪駆動モデルの廃止は正式決定ではありません。現行G80は、後輪駆動と6速MTを組み合わせた通常モデル、ATとM xDriveを組み合わせた高出力モデルを展開しています。G84がxDrive専用になれば商品構成は大きく変わりますが、今回のニュル走行映像から駆動方式を判別することはできません。
MT存続には技術面と供給面の課題
BMW MはMTを可能な限り残す方針を示しています。一方で、トランスミッションの供給企業が減っていることに加え、クラッチ操作時に運転支援システムやマイルドハイブリッドの制御と駆動系を切り離す必要があります。そのため、MTを残す意向とG84への採用可否は分けて考える必要があります。現時点では、6速MTの設定もAT専用化も確定していません。
BMW M3 G84は2028年登場へ|現時点で分かったこと
ガソリン版BMW M3 G84は、電動版M3より後となる2028年の登場が見込まれています。現行G80型M3セダンは2027年2月に生産を終える見込みのため、ガソリンM3セダンには約1年半の空白期間が生まれる可能性があります。
今回確認できたのは、開発が実走テストへ進んだこと、ロングノーズと横基調のフロントデザイン、ワイドボディ、前後異径ホイール、直列6気筒のサウンドです。一方、最高出力、48Vマイルドハイブリッド、駆動方式、MTの有無は未発表のままです。
まとめ:ニュル走行でG84の姿が具体化
BMW M3 G84は、電動版M3と並行して開発されるガソリンエンジン搭載モデルです。ニュルブルクリンクでの走行テストによって、現行G80とは異なるデザインと、M3らしいワイドな車体、直列6気筒を継続する方向性が具体的に見えてきました。
今後の焦点は、M xDrive専用となるのか、6速MTが残るのか、そしてS58に電動化技術が組み合わされるのかです。
Reference:carscoops.com /
2027 BMW M3 G84 with COMBUSTION ENGINE spotted at the Nurburgring!
よくある質問(FAQ)
Q1. BMW M3 G84とはどのようなモデルですか?
BMW M3 G84は、現行G80型M3セダンの後継として開発されているガソリンエンジン搭載モデルです。電動版M3とは別のパワートレインを採用しながら、ノイエ・クラッセ世代に近いデザインを共有する計画です。
Q2. ニュル走行映像から何が判明しましたか?
ロングノーズ、前後のワイドフェンダー、4本出しマフラー、前19インチ・後20インチを示す表示、大径ブレーキが確認されました。直列6気筒エンジン特有のサウンドも映像に収録されています。
Q3. BMW M3 G84のエンジンはS58型ですか?
G84は、3.0リッター直列6気筒ツインターボのS58系エンジンを継続する計画です。予燃焼室点火技術を使うM Igniteが採用されています。
Q4. BMW M3 G84はいつ発売されますか?
ガソリン版BMW M3 G84は2028年の登場が見込まれています。ただし、BMWは正式な発表日、生産開始時期、各市場での発売時期を公表していません。
Q5. BMW M3 G84に6速MTは設定されますか?
G84に6速MTが設定されるかは未発表です。BMW MはMTを可能な限り残す方針を示していますが、G84がM xDrive専用またはAT専用になるかについても正式には決まっていません。







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