現在BMW M5 CS F90が最強のMモデル
先日日本でも限定5台という少ない台数が販売されたM5 CS F90ですが、現在のBMW M社のモデルの中で最高のパフォーマンスを発揮しているモデルです。
M5やM8と同じ4.4LV型8気筒ターボエンジンが搭載されていますが、よりハイパフォーマンスなチューニングによって馬力が625馬力から635馬力にアップしています。
当然足回りなどもM5 CS専用のセッティングが行われたり、CSの名前が示すように積極的な軽量化も行われて後部座席が3列から2列に変更なども行われています。
今後M8にCSが設定されるかは不明ですが、仮にM8にCSが設定されたとしてもスペック的には同じ仕様になると思われますので、当面の間はM5 CSが最強のMモデルというポジションを維持することになりそうです。
BMW M5コンペティション F90にオーバーフェンダー
現在BMWでは写真のようなM5コンペティション F90の後輪に後付け感満載のオーバーフェンダーを取り付けたモデルがテストされています。
テスト車両はヘッドライトを見る限りM5コンペティション F90の前期型だと思われますので、このオーバーフェンダー付きのテストは最近始まったのではなく既に一定期間テストが継続されている可能性があります。
一般的にオーバーフェンダーが取り付けられる理由は後輪のタイヤサイズが大きくなる、またはリヤのトレッド自体が広げられるということが考えられますが、どちらにしてもよりパフォーマンスが向上するための施策であることが予想されます。
M5 F90では先日M5 CS F90が販売開始された直後であることを考えると、これ以上ハイパフォーマンスなモデルを開発することは考えにくいと思われます。
なのでひょっとすると将来的なよりハイパフォーマンスモデルの開発のために基礎的なテストを行う車両なのかもしれません。
M5 CS F90よりもハイパフォーマンスモデルとは?
今回発見されたオーバーフェンダー付きM5コンペティションは何をテストしているのか?
F90型M5系のアップデートという可能性が低いとなるとM5以外のモデルの開発ということになります。
現行のBMW M社のモデルラインナップでM5よりも上位に位置するのはSUV系を除くとM8クーペまたはM8グランクーペということになります。
しかし、M8クーペ、グランクーペ共に現在も販売している車種でありあえてM5をベースにして開発する理由が見当たりません。
となると全く新しいモデルの開発を考えることになりますが、あと10年もすればガソリンエンジン車は皆無になるかもしれない状態でそんな大排気量のモデルを開発するとは考えられません。
なので今回発見されたオーバーフェンダー付きのM5コンペティションは将来的に発売が予想されるハイパフォーマンスな電気自動車の開発なのかもしれません。
電気自動車はガソリンエンジン車よりも高いパフォーマンスを発揮しやすい車です。
こちらの記事で紹介している近日発売が開始されるであろうBMW i4でもトップモデルは500馬力を超えることが予想されています。
なので今後BMWから販売されるであろうポルシェ・タイカンのようなハイパフォーマンスな電気自動車の開発をM5コンペティションをベースに行っているのかもしれません。
電気自動車もガソリンエンジン車もサスペンションなどの開発は継続的に行われる訳ですから、よりハイパフォーマンスな電気自動車の開発をガソリンエンジン車で行う。
こういった事が現在BMWでは行われているのかもしれませんね。
【引用・参照元】
https://www.motor1.com/news/505563/odd-bmw-m5-spy-shots/