BMW M5 CSとは?
先日5シリーズ G30のLCIモデルのスクープ写真及びM5 F90のLCIモデルの開発風景のスクープ写真をお伝えしました。
その際に予想したM5 CS F90ですが早くもニュルブルクリンクでのテスト風景がスクープされました。
現在BMWが設定しているCSモデルは・・・
こちらのM3セダン F80&M4クーペ F82と・・・
M2 CS F87の2つのMモデルが設定されています。
BMWはMモデルにコンペティションというハイスペックモデルをカタログモデルとして展開をしていますが、さらに限定車としてより上位モデルのCSというモデルも合わせて展開したい意向と言われています。
これは特にポルシェ911などで成功している販売手法で、より特別なハイスペックモデルを限定で販売することでポルシェ911全体のブランド力向上を目的とした手法です。
BMWのCSモデルの特徴は、過去に販売されたCSLモデルの延長線上である「軽量化」を主眼にした高度なハイパフォーマンスモデルを指し、M3/M4のCSモデルでは可能な限り快適装備を取り除くことで軽量化を目指していました。
しかし、M4 CSモデルでの失敗から過度な快適装備を取り除くことはBMWファンが望んでいないことが判明し、M2 CSでも目に見える形の快適装備の削除は影を潜めています。
よって、M5 CS F90に関しても、見た目の快適装備の簡略化は最低限に留め、ボディなどの軽量化でハイパフォーマンスを目指すと考えられます。
現在考えられるM5 CS F90のスペック、装備など
まず写真から判断できるCSオリジナルのデザインは、トランクスポイラーが分かりやすいと思われます。
M3 CS/M4 CSやM2 CSでも採用されている中央部分がくり抜かれたような造形のトランクスポイラーがCSモデルを象徴している部分だと思われます。
フロントバンパー付近では、大きなエアインテークが空いていることが差別化のポイントになりそうです。
特にフロントバンパーのサイドにはカーボン製カナードなども標準で装備されているようにも見えます。
また、フロントホイールから覗く金色のブレーキキャリパーはカーボンセラミックブレーキであり、これが標準で装備されるということは、かなりのパフォーマンスを持ったモデルの証です。
そして、1番のトピックスはエンジンがまったく新しいV型8気筒エンジンが搭載される可能性が高まったこと。
M5 コンペティション F90が600馬力オーバーのスペックを発揮していることから、最新のV型8気筒エンジンはそれを上回るスペックになることは当然と言えると思います。
もちろん、サスペンション、エキゾーストシステムもスペシャルなアイテムが採用されることは確実です。
BMW M5 CS F90は「買い」なのか?
私は過去にM4 CS F90の購入を検討したことがあります。
最終的には購入を断念した経緯は上記の記事に記載していますので省きますが、先日発売されたM2 CS F87も発売告知が行われたと同時に完売とBMW JAPANは伝えています。
このようにBMWの限定車、特にMモデルの限定車は誰にでも購入できるモデルではない、ということを前提に考える必要があります。
この点に関してポルシェなどはどのように購入者を決定しているのかは定かではありませんが、人気の限定モデルに関しては過去の上得意への優先案内で完売させる手法が多いようです。
なので、M5 CS F90の販売を知ってからディーラーへ駆け込んでも購入できる可能性はかなり低く、また納期に関してもBMW AGの都合で時期は分からないのが普通だと思います。
よって、もしあなたがこの記事を読んでM5 CS F90が欲しいと思ったのなら、フェラーリの限定車のようにまず1台フェラーリを購入し限定車を購入する権利を獲得することぐらいを考えないとM5 CS F90のオーナーになるのは難しいのではないか?と思います。
フェラーリ程のリセールバリューが得られないのは問題ですが、満足度は非常に高い1台なので購入できるのであれば「買い」の1台だと思います。
【引用・参照元】
https://www.autocar.jp/news/2020/05/15/515267/?fbclid=IwAR2QpwTLhiVVeppniK91q7VNxzi3AbyUbMgEiOsixNu_0Phq3-jmv2nZVnw