BMW M4には元々マニュアルトランスミッション(MT)は設定されていましたが、これってどういう意味?という人にお伝えします。

現在BMW M4には4つのグレードが存在

元々BMW M4にはグレードは1つだけ存在していました。そのベースグレードにオプションとしてより走りを意識したコンペティションパッケージが元々設定されていました。

確か50万円ぐらいアップでMアダプティブサスペンションやエンジンのパワーアップがされるというものです。

なので、この当時はBMW M4のマニュアルトランスミッション(MT)を発注してオプションでコンペティションパッケージを同時に注文すれば、コンペティション仕様のBMW M4を手に入れることができました。

しかし、現在は4つのグレードが存在します。

・M4ベースグレード
・M4コンペティション
・M4 CS(限定販売)
・M4 GTS(限定販売)

CSとGTSは限定販売モデルですが、コンペティションは通常のカタログモデルとしていつでも購入可能です。

このようにオプションだったコンペティションパッケージがグレードとして独立した際に、マニュアルトランスミッション(MT)の設定をしていなかったので、今回改めてM4コンペティションにDCTとマニュアルトランスミッション(MT)が設定されたということです。

なぜ、今さらマニュアルトランスミッション(MT)が設定されたのか?

ここは推測ですが、恐らくM4コンペティションを発注したい人がMTを選択できない、というクレームが複数あったためと思われます。

ベースグレードよりも走ることを目的に設定されたグレードにMT仕様が設定されていないことは本来おかしい。

そういう人がなくなくMTが欲しいためにベースグレードを購入するという現象が発生した、ということでしょう。

本来MTを購入する人はM4と言えども日本では少なくなっています。それでもスポーツカーはMTでしょう!という人は一定数いますので、そういうマイノリティなユーザーへの配慮と言えるでしょう。

で、M4コンペティションとベースグレードの違い

・3リッター直列6気筒Mツインパワー・ターボエンジンの最高出力を、標準モデルより19psアップの450ps
・ダンパーおよびスタビライザーの特性を専用に変更したアダプティブMサスペンション

これが具体的にベースグレードとコンペティションの違いになります。

私が購入予定のBMW M4 CSはコンペティションとGTSの中間に当たりますが、スペック的な違いはコンペティションに近いです。

さらにGTSで採用されているカーボン製ボンネット(日本ではアルミに変更)などのエクステリアと内装がオリジナルになります。

しかし、一番の違いはGTSもCSもDCTの設定のみですが、コンペティションにはMTが選べる。この差を大きいと思える人はGTSやCSよりもコンペティションを選ぶのがベストチョイスです。

さらに、コンペティションでMTを選べば、DCTモデルよりも約50万円も安くなりますので、お財布にも優しくなりますので一石二鳥ですよ。

【引用・参照元】

BMW M4コンペティション MT車日本導入 DCTに比べ51万円安 – 海外ニュース | AUTOCAR JAPAN

M DCTモデルにくわえ、MT車登場 BMWは、新型M4のコンペティション仕様に、マニュアルトランスミッション車を追加し、発売した。 M4コンペティションは、3 …