先日BMWのディーラーへ行った際に一足早くM440iクーペ G22が展示されていましたのでしっかり見させてもらいました。
BMW 4シリーズクーペ G22とは?
BMW M440iクーペ G22はG20型3シリーズのクーペ版という位置づけです。
先代のF32型4シリーズまではF30型3シリーズとパッと見た目はフロントのデザインは同じ様に作られていましたが、今回のG22型4シリーズに関しては完全にセダン系とは違うフロントデザインで登場。
これによって3シリーズセダン系と4シリーズクーペ系を個々に独立させた展開をさせる、というBMW側の強い意志が伝わってくるデザインへ大きく変化したことになります。
デザイン面での1番の特徴は縦長に大きくなったキドニーグリルです。
これは過去のBMWのデザインをモチーフにしたデザインだと言われていますが、近年のキドニーグリルとの違いが大きいことから、BMWファンを中心に議論が盛り上がっている部分でもあります。
しかし、全体的なまとまりに関しては現代のBMWクーペのトレンドを取り入れた非常にきれいなデザインで描かれており、クーペ=スポーツという寄りは、クーペ=ラグジュアリーという印象が強いと思われます。
ぶっちゃけ大きなキドニーグリルはどう?
ぶっちゃけ大きなキドニーグリルがどう?と問われれば、正直微妙と思ってしまったのが感想です。
まだ大きなキドニーグリルは妥協できても、そのキドニーグリルが出っ張っている事に違和感を覚えます。
写真を撮り忘れましたが真正面から見ると思ったほど違和感を感じませんが、斜めから見たキドニーグリルは写真のように出べそ状態になっています。
そしてボンネットからキドニーグリルにつながるラインが垂れ下がっていることから、シャープさを感じることが出来ません。
その垂れ下がった部分にBMWのエンブレムがあるので、垂れ下がりがより強調されている感じがします。
結局大きなキドニーグリルに違和感があるのではなく、出べそ状態のキドニーグリルに違和感を感じるのかな?というのが実車を見た感想です。
購買意欲をそそられるかと聞かれると個人的にはやっぱり無いなあと思いましたが、写真よりは全然実車の方がカッコいいと思いますよ。
BMW 4シリーズクーペ G22は「買い」なのか?
このテールからの角度を見る限りは非常に美しいクーペモデルだと思いますので、後ろ姿に惹かれた方は「買い」なんでしょう。
実際420iならば車格以上の豪華さというかゴージャスさを感じる車だと思いますので、満足度は高いと思います。
出来れば、420iの上に将来設定されるであろう430iの方が車のイメージに近い走りも体験出来ると思います。
しかし、M440iに関してはパフォーマンスはM4に迫るものがあると思いますが、1,000万円を超える価格と天秤にかけるとその価値があるのか?は微妙だと思います。
私が昔乗っていたE92型335iの新車価格は700万円以下だと記憶していますので、同じ車格の車が今現在300万円も高いというのが納得しづらい。
その当時と比べるとパフォーマンスもUPしているし、装備内容も充実しているのは理解出来ますが、このMPerformanceモデルというカテゴリーになっただけで、価格がUPしている感じもします。
1,000万円で購入できる車は他にも選択肢があると思いますので、同価格帯の車と比較した結果、どれを買うのか?が1番大切だと思います。