4シリーズクーペとして独立性を高めるをコンセプトに
これだけ発売前から賛否両論が湧き上がった車が最近あったでしょうか？
スクープ写真が公開される度にキドニーグリルの大きさが話題の中心になった4シリーズクーペ G22。
やっと公式発表されました。
4シリーズクーペは3シリーズセダンと4シリーズクーペの明確な差別化に重点を置いた車両コンセプトを実現。
結果その独特のキャラクターを強調し数多くの伝説的なBMWモデルが形作る新しいクーペ像を表現したということです。
確かに先々代までは3シリーズクーペとして発売してきたモデルを先代で3シリーズと4シリーズに分けたことで、BMW的にはよりそれぞれの差別化を行う方向に今後は舵を切るという主張と思われます。
エンジンラインナップは全部で7つ
BMW 420iクーペ
- 4気筒直列ガソリンエンジン
- 8速ステップトロニックトランスミッション
- 135 kW / 184 hp、
- 300 Nm
BMW 430iクーペ
- 4気筒直列ガソリンエンジン
- 8速ステップトロニックトランスミッション
- 190 kW / 258 hp
- 400 Nm
BMW M440i xDriveクーペ
- 6気筒インラインガソリンエンジン、48Vマイルドハイブリッドテクノロジー（8 kW / 11 hp）
- 8速ステップトロニックトランスミッション
- BMW xDrive
- 275 kW / 374 hp
- 500 Nm
BMW 420dクーペ（xDrive)
- 4気筒インラインディーゼルエンジン、48Vマイルドハイブリッドテクノロジー（8 kW / 11 hp）
- 8速ステップトロニックトランスミッション
- 140 kW / 190 hp
- 400 Nm
BMW 430d xDriveクーペ（推定2021年3月発売予定）
- 6気筒インラインディーゼルエンジン、48Vマイルドハイブリッドテクノロジー（8 kW / 11 hp）
- 8速ステップトロニックトランスミッション、BMW xDrive。
- 210 kW / 286 hp
- 650 Nm
BMW M440d xDriveクーペ（推定2021年3月発売予定）
- 6気筒インラインディーゼルエンジン、48Vマイルドハイブリッドテクノロジー（8 kW / 11 hp）
- 8速ステップトロニックトランスミッション、BMW xDrive。
- 250 kW / 340 hp
- 700 Nm
ディーゼルモデルでは420iではFRも選択できますが基本はxDriveしか選べない仕様。
主なトピックスとしては、430d xDriveクーペのスペックでM440iに比べると馬力的には大きく劣りますが、トルクが650 Nmと大幅に上回ります。
価格差にもよりますがディーゼルエンジンに拘らないのであれば、コスパ的には430d xDriveクーペが最強かもしれません。
M440dも設定がありますがおそらく高額なプライズタグが付くと思いますので、ディーゼルといえども6気筒でこのトルクは430d xDriveクーペ、恐るべしです。
この4シリーズクーペ G22はカッコいいのか？
このように2台並べて比べるとデザインでの差別化は非常に大きく同じ大きさのキドニーグリルを装備しているとは思えないほど押し出しの強さに差があります。
おそらくM Sport仕様もラインアップされると思いますので、外見はM440i風に仕上がると思いますが、標準仕様の車両は少なくても日本では人気が出ないように思います。
どちらにしても、3シリーズセダンとは大きな差別化が行われたこと、またその差別化のシンボルが大型のキドニーグリルであることは明白。
今回この4シリーズクーペ G22をデザインしたデザイナーは世間の批判にデザインが左右されることはないと名言していますが、消費者からそっぽを向かれるデザインは商業デザインとしては致命的です。
デザインは人それぞれの価値観で決まるものだということは分かりますが、個人的には現在のところあまりカッコいいとは思えません。
見慣れたかな？と思っていましたがダメでした。
理由は某デザイナーが目指している3シリーズセダンとの明確な差別化か？
私は3シリーズセダンと近しいデザインで分かる人が見れば、こんなにクーペは違うんですよ、という4シリーズクーペが理想だからかな？と先程のコメントを読んで妙に納得しています。
【引用・参照元】
https://www.press.bmwgroup.com/global/article/detail/T0308584EN/the-all-new-bmw-4-series-coup%C3%A9
