結局KW製の部品をドイツから取り寄せなくても修理が完了できた、というお話。

KW PLUG & PLAY(電子制御サスペンション)

BMW M4コンペティション F82へKW DDC PLUG & PLAYを取り付けた感想

私のM4 コンペティション F82の車高調はKW PLUG &PLAYというアダプティブサスペンション対応の車高調に交換されています。

ノーマルの車高が高いのは嫌だけど乗り心地は悪くするのはイヤ、という場合、アダプティブサスペンション装着車の場合はアダプティブサスペンションの機能をキャンセルさせて、KW Ver.3などの車高調を取り付ける場合が多いです。

しかし、せっかく装備されている機能をキャンセルするのはもったいないので、少し高くなりますがKW PLUG & PLAYというアダプティブサスペンション機能を活かせる車高調を取り付けることで、車の車高と乗り心地を両立させています。

しかし、BMW純正のアダプティブサスペンションとKW製の電子制御サスペンションをつなげて機能させるにはKW製の変換アダプターを介することでカプラーオンで取り付けることが可能になります。

KW PLUG & PLAY付属のカプラとピンプラグを取り寄せ

BMW M4でエラーメッセージ「シャシー機能が制限されています」走行は可能です?

今回上記の記事でお伝えした「シャシー機能が制限されています」というメッセージの原因は、BMW純正のアダプティブサスペンション機能とKW PLUG & PLAYをつなぎ合わせるKW製の変換アダプターのピンプラグが折れているため、M4のコンピューターがアダプティブサスペンションが機能していないと判断したエラーメッセージでした。

ディーラーで診断した結果、KW製の変換アダプターのピンプラグが折れているということだったので、ディーラーでの修理を諦め、KW PLUG& PlLAYを取り付けたショップで修理することに。

その際にディーラーの報告を信じて、必要な部品をドイツのKW社に部品を発注した訳ですが、そんな細かい補修部品がいつ頃届くのかが分からない。

いろいろショップや販売代理店の努力で年内にも部品が手元に届くことが分かったので、M4をショップに預けて修理を待ちました。

しかし、実際に修理する前に症状を確認するためにKW製の変換アダプターを取り外してみると、ピンプラグが折れているのではなく、カプラーから外れているだけかもしれないことが判明。

結局は変換アダプターから外れているピンプラグをはめ込みカプラーをつなげると通電が確認され、無事にBMWの「シャシー機能が制限されています」というメッセージが消灯してくれたという顛末でした。

ディーラーではアフターパーツの修理及び診断はできない

ディーラーでは基本的BMW純正部品の取り付けしか行いません。

なので今回のようにアフターパーツメーカーの部品が原因の故障には対応できない。

そのことは私も理解しているのでディーラーには平謝りしてM4をショップに預けました。

その際にディーラーでの診断結果をそのままショップに伝え、現物を確認せずに部品を発注したことが今回のような出来事につながった原因になります。

ショップもディーラーの判断を鵜呑みにせずに現物確認をすれば良かったのですが、最悪変換アダプターを外して、元の状態に戻せないことも考えて修理直前まで現物確認が出来なかったのも原因です。

実質的にはショップにM4を預けたの1週間だけでしたから不便は感じませんでしたが、ディーラーもショップも私も余計な手間が発生したことは間違いありません。

カスタマイズしている車では「あるある話」だと思いますが、あまり大げさにならずに良かった、というのが本音のところです。