次期BMW M3のガソリンモデルとして開発が進むG84に、これまでより市販車に近い試作車が登場しました。ヘッドライトやフロントバンパーの形状が具体化し、Neue Klasse世代のデザインをM3へどう落とし込むのかが見え始めています。すでに確認されていたロングノーズやワイドボディに加え、M350や電動M3 ZA0との違いも分かりやすくなりました。今回は、最新のG84試作車から読み取れる市販型デザインを整理します。
- ✅Neue Klasseへの移行でG84の顔つきは大きく変わる
- ✅量産LEDと新フロントが市販型の輪郭を明確にした
- ✅G84はM350・電動M3とは異なる外観になる
BMW M3 G84の最新試作車は市販型に近い姿へ
BMW M3 G84は、現行G80型M3の後継となるガソリンエンジン搭載モデルです。最新の試作車はニュルブルクリンク周辺でテストされており、初期の開発車と比べてボディを覆うカモフラージュが減っています。
特に変化が大きいのはフロントです。以前の試作車では仮設部品や厚い偽装に隠れていたヘッドライトやバンパーが、市販車に近い形状へ移っています。電動M3 ZA0と共通するNeue Klasseのデザイン言語を使いながら、直列6気筒エンジンを搭載するG84ならではの長いボンネットも維持されています。
開発は、基本的なプロポーションを確認する段階から、市販車に近い外装部品を使って仕上げる段階へ進みつつあります。
量産仕様に近いLEDでNeue Klasse顔が具体化
今回もっとも分かりやすい変化がヘッドライトです。最新のG84試作車には、新型BMW i3(NA0)で確認されているものと同系統のLEDユニットが装着され、デイタイムランニングライトのグラフィックも共通性の高いデザインになっています。
現行G80 M3は、大型の縦長キドニーグリルがフロントデザインを強く印象づけています。これに対してG84では、細いヘッドライトと短く横方向へ伸びるキドニー部分を組み合わせるNeue Klasse世代の顔へ大きく変わります。
これまでの試作車でも横基調への変化は確認できましたが、今回のLEDによってライトの輪郭やフロント全体の広がりがより具体的になりました。G80からG84では、フロントマスクの印象が大きく変わります。
新フロントバンパーで見えたキドニーグリルと冷却開口部
ヘッドライトだけではなく、フロントバンパーも市販仕様に近づいています。中央下部には大きな開口部があり、その左右には台形に近いエアインテークが配置されています。左右の開口部はブレーキ冷却を意識した形状とみられ、電動M3 ZA0とは異なるフロントフェイスです。
上部のキドニーグリルは現行G80のようにバンパー下端まで伸びる縦長タイプではなく、ヘッドライトの間に収まる横長の構成になっています。その一方で、エンジンやブレーキの冷却に必要な空気は下側の大きな開口部から取り込むデザインです。
私は、Neue Klasseらしいシンプルな顔つきと、M3に必要な冷却機能を下部バンパーで両立させる構成になると見ています。
ワイドフェンダーと4本出しマフラーはどう仕上がる?
G84らしさはフロントだけではありません。最新の試作車でも前後フェンダーは大きく張り出しており、通常の3シリーズやM Performanceモデルよりワイドなボディであることが分かります。
リアにはM3ではおなじみの4本出しマフラーが配置され、テールパイプはバンパー中央寄りにまとめられています。トランクリッドには小型のリップスポイラーも確認できます。
一方、フェンダーやバンパーにはまだ偽装が残っています。フロントフェンダーにはくぼみのような形状も見えますが、これが市販車でエアベントなどの機能部品になるかは確認されていません。また、試作車のホイールも最終的な市販デザインとは限りません。基本的なシルエットは見えてきましたが、細部は今後変わる余地があります。
M350・電動M3 ZA0との違いから見えるG84専用デザイン
M350とはワイドボディで差別化
次期3シリーズの高性能モデルM350でも4本出しマフラーの採用が確認されているため、次世代ではマフラーだけでM3を見分けることが難しくなります。そこでG84で目立つのが、M350より大きく張り出した前後フェンダーです。
さらにG84では4本のテールパイプが中央寄りに配置されるのに対し、M350の試作車では左右へ離した配置が確認されています。Neue Klasse世代で顔つきの共通化が進んでも、M3はワイドボディや排気系の配置で差別化されます。
電動M3 ZA0とはプロポーションが異なる
電動M3 ZA0とG84は同じNeue Klasse系のデザインを採用しますが、車体構成は同じではありません。G84は直列6気筒エンジンを収めるためボンネットが長く、ZA0とはプロポーションが異なります。
フロント下部も、ZA0で確認されている矩形の開口部を中心とした構成に対し、G84は大きな中央開口部と左右の冷却口を組み合わせています。同じ世代のM3でも、パワートレインの違いが外観に表れます。
BMW M3 G84の市販型デザインで確認できたこと・未確定なこと
最新の試作車で、BMW M3 G84の市販型に近い姿が見えてきました。i3と共通性のあるLED、横基調のキドニーグリル、大型の中央開口部と左右のエアインテーク、ワイドフェンダー、中央寄りの4本出しマフラーなど、G84を構成する主要なデザイン要素はかなり具体化しています。
一方で、キドニーグリルの最終形状、Mモデル専用のライト表現、ボンネットやフェンダーのベント、ホイールデザインなどはまだ市販仕様が確定したとは言えません。BMWからG84の最終デザインや正式な発売時期も発表されていません。
ガソリン版M3 G84は2028年の登場が見込まれています。今後さらに偽装が減れば、今回まだ隠されているフェンダーやバンパーの細部も明らかになり、市販型の姿がさらに鮮明になっていくはずです。
Reference:autoblog.com
よくある質問(FAQ)
Q1. BMW M3 G84とはどのようなモデルですか?
BMW M3 G84は、現行G80型M3の後継として開発が進められているガソリンエンジン搭載モデルです。Neue Klasse世代のデザインを取り入れながら、直列6気筒エンジンを搭載する次世代M3として登場する見込みです。
Q2. BMW M3 G84の市販型デザインで何が分かりましたか?
最新の試作車では、量産仕様に近いLEDヘッドライト、横基調のキドニーグリル、新しいフロントバンパー、大きく張り出した前後フェンダー、4本出しマフラーなどが確認できます。初期の試作車より市販型の外観が具体的になっています。
Q3. G84でも現行G80 M3の縦長キドニーグリルは採用されますか?
現在確認されているG84の試作車では、G80のように縦方向へ大きく伸びるキドニーグリルではなく、ヘッドライトの間に配置された横基調のデザインになっています。ただし、最終的な市販仕様の細部はまだ発表されていません。
Q4. BMW M3 G84とM350のデザインは何が違いますか?
G84はM350より大きく張り出した前後フェンダーを備え、ワイドなボディが特徴です。また、どちらも4本出しマフラーを採用する試作車が確認されていますが、G84はテールパイプが中央寄りに配置されるなど違いがあります。
Q5. BMW M3 G84はいつ発売されますか?
BMW M3 G84は2028年の登場が見込まれています。ただし、BMWから正式な発売時期は発表されていません。今後の開発状況や正式発表によってスケジュールが明らかになると考えられます。








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