いよいよ待ちに待ったBMW M2 G87の発売が近づいてきました。恐らく予定では2022年12月には発売されると予想されます。

BMW M2はなぜ人気が高いのか?

2023年発売予定のBMW M2 G87のスクープ写真

BMW M2はF87世代からBMW M社のラインナップに加わった車種です。

F87型M2は発売と同時に世界中で人気モデルとなり、現在ではBMW M社のラインナップの中で一番販売台数が多い車となっています。

本来このM2のポジションを担っていたのはM3クーペ(M4クーペ含む)でしたが、モデルチェンジ毎に価格が上昇しボディサイズが大きくなっていくことが懸念材料でした。

E46型M3クーペが発売された頃では日本での価格は概ね1000万円程度で販売されていましたが、最新のG87型M4クーペの価格は現在1300万円以上となっていますので、既に3割程度高くなっていることになります。

ボディサイズもE46型M3クーペのサイズが

全長:4492mm、全幅:1780mm、全高:1372mm

ですが、現行型のG82型M4クーペでは

全長:4805mm、全幅:1885mm、全高:1395mm

となり比較すると

全長:+313mm、全幅:+105mm、全高:+23mm

と大幅にサイズアップしていることが分かります。

当然ボディサイズのアップに伴って車重もアップしていることからE46型M3クーペの時代の手頃なボディサイズで比較的軽量なスポーツカーというイメージからM3クーペは徐々に遠ざかってしまったということになります。

そんな本来のM3クーペが持っていたイメージを再現したモデルがM2だったことから、今までのM3クーペユーザーだった多くのファンはM2に鞍替えしたと考えられます。

BMW M2 G87はAT仕様とMT仕様が用意される

BMW M2 G87は主な部品をG82型M4と共有しています。

エンジン、シャシー、サスペンション、ギアボックスなど主要なパーツはほぼG82型M4と同じ部品が使用されています。

なのでG82型M4に8速AT仕様と6速MT仕様が用意されていることから考えてG87型M2に関しても8速AT仕様と6速MT仕様が用意されると思われます。

ただし日本に6速MT仕様が導入されるかは不透明ですが。

またG82型M4に設定されているMパフォーマンスパーツの多くはG87型M2に関しても設定される模様。

セラミックブレーキシステムやカーボン製バケットシートなどがG87型M2にも用意されることになると思われます。

G87型M2の正式名称はM2コンペティション

F87型M2では初期型がM2、後期型がM2コンペティションの名称で販売されましたが、G87型M2に関しては最初からM2コンペティションの名称で販売される予定。

これはF87型M2の初期型のエンジンがBMW M社製のS型エンジンではなかったこと、その後後期型ではBMW M社のS型エンジンに変更され大幅にパワーアップされるという過程が存在したからです。

しかしG87型M2に関しては発売当初からBMW M社のS型エンジンが搭載されることが決まっていますので、名称はM2コンペティションで統一される模様。

【引用・参照元】